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Follow @mushmusicschoolミックス・マスタリングに悩んでいる方へ 第2章「プロが使っている良い音を分析し再現する」
2020/5/5
作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール 作詞科・トラックメイク科・DTM科講師の松下真也です。
前回は、「第一弾「良い音」を作るには「良い音」を知る」という記事を書かせていただきました。
今回もそれに引き続き、ミックス・マスタリングに悩んでいる方に向けた記事の第二弾です。
前回の記事を読んでいない方は、まずそちらを参照されることをお勧め致します。
今回のテーマは「プロが使っている良い音を分析し再現する」ということについてお話ししたいと思います。
①EQやCOMPなどのプラグインには限界がある
当たり前ですが、いくら耳を鍛えてもそれがすぐにDAWに反映されるわけではありませんよね。
ではどうやって鍛えた耳を生かし、自分の曲をイメージ通りの音にするのか。
まず結論から言うと、ほとんどの場合EQやCOMPなどのプラグインでは問題は解消されません。
なぜかと言うと、料理で例えるとプラグインは「調理方法」に過ぎず、「素材」そのものを変えることはできないからです。
すごくまずいお肉は、たとえ塩胡椒やタレがどれだけ優れていてもやはり総合的な「美味しさ、味の良さ」と言う部分では限界がありますよね。
対して極上のお肉は、塩胡椒やタレを付けなくとも「極上の味」になるわけです。
【塩胡椒やタレがお肉自体を変えることはできません。】
要するにEQやCOMPなどのプラグインでソコソコの音源を処理するには限界があるわけです。
したがって、まずは使用する音源(ソフトシンセ、ドラム、ギターやベースなど)や、その使用方法を変えていかなければなりません。
御察しの通り、ほとんどの場合プロの味を出すには、プロが使っているのと同じお肉を買わなければならず、プロと同じ扱い方をしなければならないのです。
ここで一旦自分のお財布の中身を確認していただき、若干紐を緩めておくことをお勧め致します。
巷でも言われていますが、DTMは【そこそこ課金ゲー】なのです。
②プロが使っている音源を吟味し、同じものを買おう。
では、一体プロが使っている音源はどんなものなのか。
そして、どれくらいの値段なのか。
それを知るのに一番最適なのはSNSやYoutubeなどのソーシャルメディアです。
もちろん、大好きな憧れの音楽家やプロデューサーに会って話を聞くのが一番ですが、それができたらこんなことで悩んでいないでしょう。
そんなことをしなくても、今は十分な情報を集められる時代です。
たとえば憧れのプロがYoutuberでなくとも、それと同じジャンルを作っているクリエイターは沢山いることでしょう。
日本人でDTM関連の動画を出している人はあまり多くないので、海外の動画を参考にすることをお勧めします。
英語がわからない人でも、最低限同じDAWを使っている人であれば何をしているかは理解できるかと思います。
ちなみに当スクールのDTM科・トラックメイク科の坂本竜太講師や村瀬恭久講師
が数多くDTM関連のノウハウ記事・動画を掲載しておりますので、そちらも是非ご覧ください。
坂本竜太講師のブログ一覧
村瀬恭久講師のブログ一覧
坂本竜太講師の動画一覧
村瀬恭久講師の動画一覧
2.1 ブラックフライデーを活用しろ!
そこからは、 ギターやドラムのプラグインは何を使っているのか、どのように使っているのかを好きなだけじっくり見て、音源販売サイトを訪れ、購入するのみです。
気をつけなければならないのは、DTMの音源販売サイトは80%offなど異常な割引をするタイミングがあったりしますので、事前に過去のSALE情報まで吟味し、購入タイミングを見計らうと良いでしょう。
特に毎年11月3週目の木曜日にあるブラックフライデーイベントでは、ほとんどの会社がここぞとばかりに爆得セールを打ち出してきます。
もちろん、「今すぐ欲しいから買う」も十分にありだと思います。
無理に我慢してモチベーションが保てなくなるのは本末転倒ですからね。
色々調べていく中で、ギターやシンセなどは意外と2万~3万で買えるものと気付くことだと思います。
これを買えばまたプロの音に近づくと考え、なんとか余裕を見つけて自分への投資をしてみましょう。
③買った音源を使い倒そう。
音源を購入したら、何も考えずに愛を持って使い倒しましょう。
見た動画と同じ音を同じやり方で試しに作るもよし、
自分の既存の曲の音源を買ったものに差し替えるもよし、
音源を使って新しく曲を作ってみるのもよし、
です。
音源を使い慣れないうちは、音源内のプリセットの中から好きな音を選び、曲に合うように微調整などをしていくのが良いでしょう。
それでもまるで世界が変わったように、EQやCOMPなどをかけなくてもプロの音と感じる音を出すことができます。
しかし、恐らくこのような人もいるでしょう。
「同じ音源を持っているのにプロと同じ音が出ない!」
「プロには格段に近づいてきたけど、まだ何か一味違う!」
このような方々は、次のどれかに当てはまる可能性があります。
✔︎耳がまだ鍛えきれていない
✔︎音源の使い方を間違っている
✔︎作った音に対して無駄なEQやCOMPなどをかけ過ぎている
などです。
次回はこの辺りにフォーカスして、執筆していきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
まとめ
①EQやCOMPなどで既存の音に迫力を出すのは限界がある
②Youtubeなどのソーシャルメディアから、プロが使っている音源の情報を集めよう
③買った音源に愛情を注いで使い倒しましょう
実践ガイド
①まずはたとえばYoutubeで、How to make ◯◯(◯◯の作り方)のように How to make rock beat, How to make EDM とYoutubeで検索してみると良いでしょう。
出来るだけ多くの動画を見ることをお勧めします。
この方法は、音源の情報を集めること以外にも、DTMの様々な手法を学ぶきっかけにもなります。
②気になる音源を見つけたら、まずは購入方法、現在セールはしているのか、過去のセール情報などを調べよう。
そして購入する前に、Demo版があればお試ししてみるのが大変おすすめです。
③音源を購入したら、音源内のプリセットの中から好きな音を選び、遊んでみると良いでしょう。 使いこなしていくにつれ、一気に世界が広がるはずです。
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