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Follow @mushmusicschool津吹龍辰直伝!レコーディング&ミックスコラム 第96回「CDドラマオーディオ編集!」
2021/10/9
レコーディング
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毎月「9」の付く日に「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。
皆さんこんにちは!
多分今年最後の台風がきましたね!!
台風過ぎると吹き返しによるフェーン現象で真夏みたいな暑さがやってきます。
ちなみに僕は現在毎日引越し作業とDIYの嵐の中ミックスと執筆業務に追われてますw
さて本日は、「CDドラマオーディオ編集」について語ってみようと思います。
プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」
ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」
これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」
「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」
「第7弾:ピッチ補正」
「第8弾:理想の音楽を作りたい」
「第9弾:低音について/伝えることについて」
「第10弾:ミックスの流れについて」
「第11弾:音楽活動をするにあたって」
「第12弾:ライブ鑑賞で意識していること」
「第13弾:ボーカルマイクについて・ギターのミックスについて」
「第14弾:ボーカルの音量・ミックスの着地点」
「第15弾:ボーカルが浮いてしまう・アナログコンプの掛け録り」
「第16弾:ミックスの上達方法を知りたい」
「第17弾:ミックスの完成とは?」
「第18弾:ボーカルの歯擦音に対する考え方」
「第19弾:専門外の楽器をかっこよくする・リバーブの正解」
「第20弾:おすすめのHA・プロの指標」
「第21弾:本番前の行動・ドラム演奏用シューズ・覚悟の決め方」
「第22弾:REC時とMIX時のモニター・自分のミックスが小さく感じる」
「第23弾:リアルタイム書き出し・マイク1本でレコーディング」
「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」
①オフマイクをカットしろ!
さて、前回のオーディオドラマの編集をやってます。
実際の画面を見ながら説明いたします。 これ結構量があって根気がいる作業となってます。
まずはこちらの画面↓
すでにリージョンが入った状態ですが 各役者さんたちのセリフの変わり目にどんどん編集点(リージョン)かましていきますw
そして喋ってないマイクをどんどん消して行きます。
これやるといわゆる喋ってないマイクがオフマイクになって遠くになる感じがなくなり、喋ってるマイクが(オンマイク)一気に前に出てきます。↓
注意点は
✔︎ブレスが突然消えないこと!
✔︎役者さんのセリフの交差してるとこはお互いにクロスにすること!
だいたいこの2点です。
②オーディオドラマのミックスの流れ
これらの作業ができたら次は音量です。
定位はあらかじめ立ち位置で!
昔はミキサーのオートメーションで上げ下げしてましたが、最近はハードディスクレコーディングですっかり簡単にクリップゲインで上げれます。(↑上画像参照)
音量調整やる前からプラグインは入れておきますが、 各チャンネルのEQは僕はいつもSSLのチャンネルストリップを使います。
かけ方は、
①HPFで20Hz以下カット
②声の張りを出すため、だいたい4.5kHzを4dbくらいブースト
③全体に音圧を出すためにコンプレッション
④音像を潰さないようにレシオは低めで多めにスレッショルドかける
こんな感じでやって行きます。
そうして切り張り出来た声のトラックをそのままトラック複製しまして、それを一本化します(トラックデュプリケート)
これはこのあと音楽やSEなどをインサートするときに時間軸がずれないようにする為です。
最後にマスタートラックにプラグインを挿します。
トータルコンプレッサーで全体をまとめて
↓
トータルEQで全体の音質を上げて
↓
ラストにマキシマイザーでCDレベルまで上げて
作品をオフラインバウンスして出来上がりです!!
③編集は感覚作業
このお仕事は結構経験が必要なので何回もやってください。
感覚が問われまして、イメージがとても大事なんです。
編集する時間もこの25分のドラマでだいたい1時間ちょいくらいでエディットします。
オペレーションが慣れてないとほんとに時間かかります。
切りはりや音が無い箇所を瞬時に消す作業なんかは何度も練習です。
これができるとボーカルセレクトやピッチ直しなども結構早くできますよね!
昔はオートチューン業務もメインボーカルなんかは30分くらいでサクサクやってました。
こちらも相対音感とリズム感が問われます。
皆さんも頑張ってください!
それではまた!
今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
それではまた!!
津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①喋ってないマイクのリージョンをどんどん消して行こう!
喋ってるマイクが一気に前に出てくる!
②ミックスではクリップゲインやチャンネルストリップを使いスピーディーに作業しよう!
③編集は感覚・イメージがとても大事!
これができるとボーカルセレクトやピッチ直しなども早く出来るようになる!
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