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マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディングコラム」を掲載!
録音してるけどなかなかうまくいかない方、録音したい方、録音したことが無い方、録音に全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

皆さんこんにちは!
だいぶ夏っぽい感じになってきましたね!
5/26は月食でしたね。スーパームーン!
綺麗で眩しいお月様に感謝して83回目、参りましょう!


はい!
本日は、「アナログを理解してこそのエンジニア」について語ってみようと思います。


プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」


ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」

「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」


これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」

「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」

 

「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」





 

 

 

前回のコラムで、レコードとCDは中身が全く違うという終わりでしたので、どんな違いなのかをお話ししてみます。

アナログ機器がどれほど神経質に扱われてたか。
現代のデジタルしか知らない世代の方々は是非理解しましょう。
きっと真のエンジニアの意味が分かると思います。

昔のレコード屋のCDにはAAAADDAAD・DDDというが表記あります。
これの意味は、レコーディング作業段階なんです。

A:アナログレコーディング、アナログマスター、アナログマスタリング(カッティング)
D:デジタルレコーディング、デジタルマスター、デジタルマスタリング

上記の順番・内容がそのままアルファベットの順番になっているのです。

①アナログマルチトラックテープでレコーディングしたものは最初の場所がA
②アナログマスターテープで録音した(ミックス)のが次のA
③最終作業のアナログカッティングならA

AAA

③デジタルマスタリングならD

AAD

となる訳です。

アナログマシンは様々な調整が必要になるためにレコーディングセッションやる前の1時間くらい前から電源入れて慣らしてからたくさんの調整(アジャストメント)をして行きます。
細かい話したら皆さんドン引きするくらい作業量があります。
これが出来て初めてエンジニアと言えます。

なので今の方はDAWでエンジニアリング???って言ってますが、コンピューターのオペレーターと言います。 エンジニアではありません(言い切る!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

②再生ヘッドとイコライザーの調整!

ということで、まずレコーダーの調整をして行きますが、はじめに世界基準のリファレンステープというのがあります。
そもそもテープレコーダーって走行スピードを変えることができます。

マルチトラックでは
1秒間に38センチ走行(サンパチ)
1秒間に76センチ走行(ナナロク)

 

2トラックマスターはこれにプラスして1秒間に19センチというのが付いてます。


スピードが速いほど音は良いです。
しかし収録時間は短いです。
76で回して10インチリールで15分しかとれませんw

各スピードごとにリファレンステープがあります。

しかもその録音時に決める磁束密度という(バイアス値)があって、基準は250nw/m=0vu で記録してあります。

また録音機にはヘッドと呼ばれる、音を消したり、聞いたり、録ったりする一番大事な場所があります。
順番は、消去ヘッド、録音ヘッド、再生ヘッド、の順で配置されてます。
これを全て調整して行きます。

その中には50ヘルツから15kヘルツまで各イコライザーション用のサイン信号が記録されてまして、これを聴きながら再生ヘッドの角度低域から高域のイコライゼーションの調整をしていきます。

低域から高域のイコライゼーションの調整
これは各トラックに高域、中域、低域、バイアス、全ての調整トリムがあって、精密ドライバーで調整して行きます。

まー時間かかるんです、数が多いので、24チャンネルなら24×4つまみ分ですから。
でもこれ、音が決まったら、マジで良い音ですよ!!!

 

再生ヘッドの角度調整
10kHzを出して、ヘッドの角度(アジマス)をしっかりテープと90度にこするために調整します。
再生ヘッドの位置を整えていくのです。
そして1kヘルツを再生しながら、中域(基本のゲイン)を0VUに合わせて行きます。
次に10kヘルツを再生しながら高域、100ヘルツを再生しながら低域を全て0VUに合わせて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

③録音レベルも調整!

再生が終わったら録音です。
録音はコンソールからOSCボタン(必ずあります)を押してレコーダーに供給します。
そして新しいテープを掛けて、1k 10k 100ヘルツを出して録音レベルを調整します。
(0VUの場合は250nwb、再生を3dB下げて録音で3dBあげたら250nwb+3dBといった表記で録音して行きます。 )

とにかくこの作業やってから、初めてエンジニアって呼べると思います。
スタジオ入って最初はずっとこれをやるんです。
最初は全く?????でしたが順番を辿っていくとすぐ意味が分かり、すぐに慣れて行きました、
残念ながらもう今の時代はこの作業は見ることが少なくなりましたね。

この後にノイズリダクションもあるので、これもまた後日に!!
それではまた!

 

 




 






今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ


 

 


 

 

まとめ

①レコードやCDに表記されているAやDはレコーディング作業段階の内容
A:アナログレコーディング、アナログマスター、アナログマスタリング(カッティング)

D:デジタルレコーディング、デジタルマスター、デジタルマスタリング

②アナログ録音機の消去ヘッド、録音ヘッド、再生ヘッド。
これを全て調整して行く。
再生ヘッドの角度・低域から高域のイコライゼーションの調整など。

③再生の調整が終わったら録音の調整!
これらをこなして初めてエンジニアと言える!

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