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津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第57回「プロになるまでの僕の経験〜第8章:モニタースピーカー調整編〜」
2020/9/9
スクールレコーディング
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ドラム科・DTM科・レコーディング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日に「レコーディングコラム」を掲載!
録音してるけどなかなかうまくいかない方、録音したい方、録音したことが無い方、録音に全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。
皆さんこんにちは!
まだまだ暑い日が続いてますね。
南の方には台風が接近してます。
九州沖縄地方の方は十分にお気を付けくださいね。
はい!「プロになるまでの僕の経験」第8章
今回はモニタースピーカー調整編です!
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」記事はこちら
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」の記事はこちら
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」の記事はこちら
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」の記事はこちら
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」の記事はこちら
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」の記事はこちら
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」の記事はこちら
それではまいります!!!
①音楽を作るためのスピーカー作り!
さぁ、スタジオ建設、ラージモニターアジャストです。
レコーディングスタジオは音を聴くモニタースピーカーがいくつかあります。
もちろん目的あってのEquipmentです。
まずはスタジオの命であるラージモニター。
これは、音を隅々まで聴くために大きなスピーカーでかつ解像度抜群のスピーカーが壁の中(バッフル)に埋め込まれています。
この埋めるのにも右左のバランスがあります。
小さなスピーカーのようにすぐに移動できないために、ものすごい計算と経験則でこの距離感を作っていきます。
もちろん、スピーカーを入れてみて、バランスが悪かったら、また1から壁をぶっ壊して、作り直します。
今回は良い経験で3回もぶっ壊しましたw
同時にスピーカー内部の調整も行います。
スピーカー内部にも音が響くスピードがあってそれを反射スピードと呼びます。
鉛をいろんなとこに貼ったりして、スピーカーの低音部(ウーファー)・中域(スコーカー)・高域(ツイーター)からのリスニングポイントまでのスピードを調整していきます。
さぁ1回目の調整が始まります。
いろんなソースでリスニングです。
レコーディングスタジオのスピーカーは、常に変化に追従しなければなりません。
イコライザーによる音の変化は勿論のこと、パンニングにおける左右上下の定位置をすかさず聞こえないといけません。
音楽を作り上げるスピーカーと音楽を聴くスピーカーって全然違うのです。
これで僕らはミックスと視聴とを区別して行きます。
あとは、演奏を録音するメインフロアのスタジオラウドスピーカーも調整して行きます。
ストリングスやブラスセクションなどは、人数が多いため、演奏される方たちに一気にプレイバックできるようにここもしっかり良い音にして行きます。
調整が完了したら、あとはエイジングして音質が落ち着くまで音出しです。
②オープン前のプレレコーディング!
スタジオオープン前の試験的なレコーディングで、僕のドラムプレイをレコーディングすることになりました。
初めて、僕のドラムセットにマイクが立ちます。
先輩たちに録ってもらうのです。
今まで見たことがないすっごいメジャーなマイキングです。
もう夢叶ったりで、ドラムセットくんもこの世に出てきてよかったと思いますw(120万オーダーメイドw)
さーキックから聞いて行きます。
いっつも謎だった、あのレコードで聞いたキックの音が、ここで再現されます。
「ドスッ」
ってあの感じ!
マイクの距離、EQ、COMP、の設定を教えてもらいます。
もう、目から鱗です!!!!ウォーーーーっ!
感動のキックサウンド!
俺にもこの音出せた!!!!
大変感動しましたね!
そしてスネア、タム、シンバル。
もう完璧でした!
あとは、スタジオオープンに向けて、打ち合わせです。
スタジオのパンフレット作成や、スタッフ紹介、スタジオコンセプト、etc…
③スタジオお披露目会!
「お披露目会」
音楽業界ではレコーディングスタジオをオープンする時、業界全体に招待状を送って、みなさんに来ていただいてモニターの視聴や、スタジオ内の案内や、ロビーでお酒や雑談をしたりするのです。
前のスタジオ時代のお客さんもお呼びしてたっくさん来ていただきました。
僕がスタジオ移転したことはみんなにサプライズだったんで、みなさんビックリされてましたw
これからもお世話になりますってw
お披露目も終わり、さぁ本格的に営業開始です。
こけら落としは、ソニーのアーティストさんで、そのプロデューサーは後に大ヒットメーカープロデューサーになる方です! ヒントベーシストw
こんな感じでここからかなりのヒットアーティストが生まれて行き、しかも僕の大好きなスタジオミュージシャンたちが続々とやって来ます。
もう次元上昇ってすごいわ!!!
前回でも書きましたが思考は現実化するって、ほんと起こりますよね。
やりたいことに向かってると同じ気持ちの人たちが集まって来るのです。
これは、目的の問題にクローズアップしていると、見えてくる景色が集中するために起こるんですよね。
何も知らないことってスルーしがちですが、気になった瞬間変化するんです。
皆さんもいろんな方と出会い常にクローズアップして問題解決に向かってくださいね!
必ず変わりますから。
それではまた!!!!
この続きはまた次回!
また、質問もまだまだ来ているので次回以降のブログでお答えします!
いずれは動画でも色々お見せしたいと思います。
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集していますので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
それではまた!!
津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

まとめ
①レコーディングスタジオのスピーカーは、常に変化に追従しなければならない。
様々な視点から調整。
音楽を作り上げるスピーカーと音楽を聴くスピーカーは全然違う!
②思考は現実化する。
やりたいことに向かってると同じ気持ちの人たちが集まって来る。
何も知らないことってスルーしがち、だけど気になった瞬間変化する!
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