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マッシュミュージックスクールボーカル科講師の伊藤貴也です。

本日は正しい腹式呼吸のやり方についてお話させていただきます。

歌が上手くなりたいと思った方は一回くらいは聞いたことがある単語がこの「腹式呼吸」というもの。
なんとなく聞いたことはある単語ですが実際どうやるか知っていますか?

「たしかお腹を膨らませて息を吸うんだよな」
「どうやってふくらませるんだろうか…」
「そもそも腹式呼吸って何の役に立つのんだろうか?」

って思ってる方いませんか。
実は腹式呼吸がきちんとできていれば、歌が上手くなりたい人がよく悩んでいる

「高音が出せない」
「息が続かない」
「もっと声量を上げたい」

などの悩みがすべて解決します。
それくらい腹式呼吸というのは発声において大切なものなのです。
今日はその腹式呼吸の正しいやり方についてお話いたします。
ぜひご覧ください!!




 

 

 

 

 

①腹式呼吸はお腹をふくらませる!?

よく腹式呼吸というと、「お腹を膨らませる呼吸法」と言われませんか!?
実はそれ昭和初期の発声法なんです!!

プロの陸上選手などもそうですが、昔と今とでは走るフォームがどんどん変化しています。
なぜなら、時代が進むにつれて現代の医学がどんどん進化しているからです。
人間にとってどのような筋肉の使い方がその動きをするのに効率が良いか、日々研究されているのです。

つまり呼吸法においても同じで、新しい呼吸法が日々研究されているということです。 それでは、現在の新しい腹式呼吸とは一体どのようなものなのか。


 

 

 

 

②腹式呼吸の吸い方

 

と、その前にそもそも息を吸うのは人間の体のどこで吸うのでしょうか?

…肺ですよね!! 

ということは、肺にたくさんの空気を取り込めるようにすればいいということです。 では、肺というのは人間の体のどこにあるのでしょうか?

この図をみると肋骨の一番下の骨から鎖骨の下にある骨までに肺が肺ってます笑
つまり、肺に空気を入れる(肺を膨らませる)ためには肋骨の一番下の骨のところが膨らんでいればいいということが分かります。
したがって、肺に空気を入れる方法としては、肋骨の一番下の骨らへんのところ(横腹よりも少し上)に手を当てて、息を吸う時にそこが膨らむように吸ってみてください。
これが現在の新しい腹式呼吸の息の吸い方になります。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

③腹式呼吸の吐き方

次に息を吐くときの説明をします。
皆さん空気が入った風船を思い浮かべてください。

今、空気がたくさん入った風船の入口の部分を指でつまんで抑えている状態だとします。

これが、肺に空気を取り込んで息を止めている状態です。

ここから、指をパッと離すと風船はどうなりますか?
「ピュ〜」ってなってすぐにしぼみますよね?
この状態だと歌を歌ったとしても息が続かない状態になってしまいます!
そのため、指をパッと離すのではなく、少しだけ開けて空気を出す量を自分で調節してあげなければなりません。
指を開ける量を調節するためには、肋骨周りの筋肉(スペアリブの筋肉)を使って肋骨を閉じないようにしなければなりません。

そこで先程息を吸って膨らませた肋骨の一番下の骨あたりがしぼんでいかないように、意識しながら息を吐いてみてください!
息を吐くときにこれがすぐしぼんでしまわないようにしなければなりません。
「s」の発音で「ス~」と長く吐けるようにしましょう。




 

 

 

 

 

④新しい筋トレ「ドッグブレス」

 
ドッグブレスという単語を聞いたことがありますか?
犬が「ハッハッハ」と呼吸をしている音と似ていることからこの名前がつけられています。

②③で説明した息の吸い方、吐き方を意識しながら、「ハッハッハ」と音を立てながら吸ったり吐いたりしてみましょう 。




慣れてきたらなるべく早く吸ったり吐いたりできるようにしてみましょう。
これを毎日10分間続けてみてください。
いつのまにか肋骨周りの筋肉が鍛えられて肺に空気を取り込めるようになり、肋骨がしぼまない体になっていることでしょう!!





いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。

伊藤貴也講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 

 

 

まとめ

①肋骨の一番下の骨に手を当てて、そこを膨らませるように息を吸う。

②膨らませたらそれがなるべくしぼまないように注意しながら息を吐く。
このときsの発音で「ス~」と音を立てながら、長く息を吐く。

③上記を意識しながら、息を吸ったり吐いたりする。
このとき「ハッハッハ」と音を鳴らしながら呼吸する。
慣れてきたら呼吸を早くしてやってみる。
(※とにかく肋骨の一番下の骨の部分が呼吸で動かないように注意してください)


実践ガイド

①大事なのは肋骨周りを膨らませるという意識を持って常に呼吸していること。電車の中や友達との待ち合わせなどの待ち時間などでも、常に意識して呼吸するようにしましょう。

②ドッグブレスは最初は難しいので、できなくても落ち込む必要はありません。
何回も呼吸をすることができるということよりも、いかに一回の呼吸で肋骨が動かずに吸えるかのほうが大事です。一回一回の呼吸をゆっくりでもいいので確実にできるように努力しましょう。

③これはすべて肋骨周りや、お腹、背筋などの筋トレのメニューになります。
普段から筋トレをしている方は日々の筋トレのメニューに入れてしまいましょう!
メニューの流れに組み込めば自然に取り入れる事が出来るはずです。

筋肉がつくようになるのにはとても時間がかかります。
毎日毎日の努力の積み重ねが本当に大切です。
「呼吸を制するものは歌を制す」と言われているくらい歌において呼吸は大切です。とても地味なことに見えますが、これが歌う上で大きな力になります。頑張りましょう!!



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