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Follow @mushmusicschoolキーボードの役割とは?キーボードって何するんだろう?<後編>
2020/5/11
ギターピアノ作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ギター科・キーボード科・DTM科講師の中島甲斐です。
前回記事「キーボードの役割とは?キーボードって何するんだろう?<前編>」に引き続き、ロック/ポップス系のキーボードに関するお話の後編です。
特に「ピアノを習っていた経験を活かして、これからキーボードをやってみたい!」という方には最適な内容となっています。
もちろん、これからキーボードを1から始めたいという方も参考にしてください!
①コードは常にそこにいる
キーボード奏者にとって最初に立ちはだかる壁はズバリ「コード」です。
譜面通り弾くことに慣れた方にとっては、「C」「Am」などのコードネームはいまいちピンとこないと思います。
ですが、キーボードパートではこの「コード」に対する理解力が非常に重要になります。
譜面がなく、コードだけで弾かなくてはならない場面や、曲のアレンジをしなくてはならない場面などでは、コードの知識がないと困り果ててしまいます。
「コードは難しそう、すぐに弾けない」
こういったイメージをお持ちの方、実はピアノを習っていた人は今まですでに数多のコードを押さえてきています。
というのも、ソロピアノにおける左手の伴奏がコードそのものだからです。
単音でも和音でも、左手が弾いているフレーズそのほとんどがベースラインやコードの構成音で、右手のメロディを支える形となっています。
ピアノ入門でおなじみの、あのバイエルでもコードは常にそこにいるのです。
だとすれば、知らぬ間に相当数のコードを弾いてきたことになりますよね!?
コードとは音楽の3大要素の1つである「ハーモニー」のことです。
音楽にとってコードがいかに重要かお分かりいただけたでしょうか?
②コードが覚えられると、、、
コードに対する理解が深まってくると、自ずとアレンジ力が増します。
即興で伴奏や弾き語りができたり、アドリブのセッションにも対応できるので、鍵盤がより楽しくなること間違いなしです!
コード練習においてまず大切なことは、コードを押さえる瞬発力の向上です。
鍵盤はギターに比べ、視覚的にコードを捉えやすい楽器なので、音を出すだけでなく構成音やコードの仕組みを理解しながら練習できます。
最初は、3和音のメジャー/マイナーコードから学んでいきましょう。
✔︎左手がルート音(コードの一番下の音)
✔︎右手が3和音
を押さえる形が基本形となります。
ピアノ経験者ならすぐに順応できますよ!
③リズムを周りと合わせる感覚が大事
前回記事でもお話した通り、キーボードは「周りと合わせる意識」が非常に大切になってきます。
人数に関わらず、自分以外の誰かと演奏するわけですから、自分のペースだけで演奏してしまっては全体のバランスを壊しかねません。
特にポップやロックの場合、グルーヴやノリを大切にするので単純にテンポを合わせるだけでなく、アクセントやタイミングを合わせたリズム練習が重要になってきます。
ですが、グルーヴやノリはリズム練習においては一つ先のレベルなので、まずはテンポどおりに合わせられるように練習していきましょう。
ドラマーによってはリズムのクセが強い人もいますので(笑)、バンド演奏そのものに慣れるまでには時間がかかります。
ジャンルによっても、リズムに対するアプローチがそれぞれ異なるため、
「こちらから合わせていく」感覚は非常に大切です。
リズムを1から学ぶつもりで取り組んでいきましょう!
コードに関するより詳しい知識や練習法については、またの機会にお話させていただきます。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
中島甲斐講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①普段、何気なく聞いている音楽にもコードは溢れている
②まずは簡単なコードから覚えていくべし!
③リズムを周りと合わせる意識を持つようにしよう!
実践ガイド
①コード練習は自分のよく知っている曲から
コード一覧表を見ながら一つずつ覚えていく方法もありますが、自分の好きな曲で覚えていく方がはるかに効率がいいです。(歌モノ、インストどちらでも構いません)
コードそのものだけでなく、コード進行のパターンも学習できるからです。
まずは、初心者用にアレンジされた#や♭がないCメジャーキーの譜面で練習することをオススメします。
②コードを右手で弾く習慣を
バンド伴奏ではソロをのぞいて、ほぼ常に右手でコードを押さえます。
左手はベーシストのフレーズと被ってしまいがちなので、省略しても構いません。
まずは、右手で和音を押さえる習慣を身に着けることが大切です。
③コードが切り替わるタイミングを意識したリズム練習を
リズム練習をする際に、コードが切り替わるタイミングを意識することは非常に大切です。
4拍子の場合、小節のアタマ「1、2、3、4」の「1」のタイミングでのコードチェンジは合わせやすいですが、実際の歌モノでは「2と3の間」「4と次の1の間」など、いわゆる「裏拍」に切り替わることが多々あるため、そういったタイミングをしっかり意識して練習することが非常に重要です。
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