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2018/11/16
ギター
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール 代表でエレキギター科・アコースティックギター科・作詞科・DTM科・トラックメイク科・レコーディング科講師をしています湯澤真人です。
本日は楽器演奏時の聞き方についてお話しします。
いくらフレーズを滑らかに弾けたとしても、オケ(ドラム・ベース・キーボードなどの伴奏)と合っていなければ
非常に気持ち悪い聞こえ方をします。
バンドでそのような者が一人いれば、
「お前、バンドと演奏が合ってないよ。」
「リズムが早いよ。」
などと指摘をされてしまうでしょう。
他者と演奏を共に行うアンサンブル=合奏は音楽の根源的な楽しさの一つで、
とても気分が高揚しますし、楽しいです。
それゆえにお互いの演奏が合っていない時の不協和音は気分が悪くなるものです。
今回はアンサンブルを成功させるための秘訣をご紹介します。
是非ご覧ください。
①自分の音だけ聞いていてはアンサンブルにならない
自分が演奏して自分が高揚したいのです。
自分の音を聞くのは当たり前でしょう。
しかし、他の楽器も鳴っている中で自分の音だけ聞いてしまうと、大変なことになります。
今どこを弾いているのか?
コードは何か?
どのようなリズムなのか?
どのような強弱なのか?
誰がメインの箇所なのか?
など、楽曲の中に様々な情報が潜んでいます。
それを感じ取るためには、他の楽器の音を聞かないとわかりません。
自分の音だけ聞いていては何もかも合わなくなってしまうのです。
②オケ4:自分のプレイ4:あとの2は?
他の音を聞くにしても他の音だけ聞いていても演奏は成り立ちません。
やはり自分の音も聞かないといけないのです。
バランスよく聞くことをオススメします。
プロミュージシャンによっても聞く割合は違うかと思いますが、
私がオススメするバランスは意識を10に分けたとして、
こうなります。
そして大事なのが残りの2です。これを加えると以下のようになります。
この判断する意識がとても重要です。
これを意識する余裕があることで、
「俺は今リズムが走っているのか?」
「みんなの強弱と合っているのか?」
「自分だけコードが違う?」
このような判断をリアルタイムで下すことで、リアルタイムで演奏に修正を加えることができて、演奏のクオリティーを左右する部分に関係してくるのです。
自分の演奏を録音して聞いたものを修正していくのも良いですが、
この意識に慣れれば演奏しながら修正できることになります。
楽器の上達スピードもグングン伸びるでしょう。
③個人練習の時点で余裕にする
ただ、他の楽器を聞いたり、判断したりするということは意識を分散するので、
100%自分の演奏には意識を向けられないのです。
これに慣れるためにはある程度の意識を分散する訓練が必要になります。
また、自分の演奏が余裕で出来ていれば意識を薄くしやすくなります。
個人練習の時点で
「よし!完璧だ!もう大丈夫だ。」
とは考えないで、
「それじゃあオケと合わせて弾けるか練習してみよう。」
と、次のステップへ進む習慣をつけましょう。
個人練習はアンサンブル=合奏させるための準備段階と考えるようにすれば
もっと音楽を深く楽しむことが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
また、皆さまからの様々なご質問もお受けいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
当スクールのレッスンが気になった方は無料体験レッスンを行っておりますので是非遊びにいらしてください。
湯澤真人代表・講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①自分の音だけ聞いていてはアンサンブル=合奏が成り立たない。
②演奏(Play)4:オケ(Listen)4:判断(Judge)2
の割合で聞くようにする。
③個人練習の時点で余裕に出来ていれば意識を分けやすい。
実践ガイド
①もし自分が合っているかどうか分からない時は、自分の演奏を聞きすぎている可能性が高いです。
まずは自分の演奏を録音して聞いてみましょう。
それでも分からなかったら、判断が下せる人にどこがずれているのかを教えてもらいましょう。
その判断を自分のものに出来るよう吸収していきましょう。
②4:4:2はあくまで私の一意見です。
ミュージシャンによっては違う人もいます。
自分の演奏がアンサンブルに溶け込みやすいバランスを探してみましょう。
意識を分ける練習の一つとして「同時進行」がオススメです。
・テレビを見ながらギターを弾く。
・友達と喋りながらギターを弾く。
一見すると態度が悪く見えますが、これに慣れていけば意識を分散させながらクオリティーを下げないアンサンブル演奏につながります。
③演奏の難易度が高い曲や箇所は自分の演奏を聞きがちになります。
そここそ余裕で弾けるように個人練習に励みましょう。
そして弾けるようになっても周りの音が聞けていなければ台無しになってしまいます。
個人練習だけにとどまらず、しっかり意識を分ける練習もしていきましょう。
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