SCHOOL SITE >

フォローしてもらうと新着記事のお知らせが届きます!

マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、 音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

はい皆さんこんにちは!
9月と10月は意外と業務が立て込みまして、今週の頭ぐらいからまた体調不良で三日間ほど寝込んでまして、近所の温泉に行ったりして体を癒しておりました。
10月20日の土用期間に入りまして、一気に気温が下がり体調もついていかなかったのだと思います。
最近は24節の中で、霜降という日がやって参りました。
霜は朝天気が良いと放射冷却で大気が冷やされ地面に降りて参ります。結構寒いですね。
年4回の土用期間、今回は秋から冬へとクロスフェードするいわゆる衣替えや冬の準備をする期間となります。
ちょっと前は関東地方もずっと雨でかなり寒かったと思います。僕は島原にいたので意外と昼は30度だったり結構暑い日が続きましたが、ここ1週間で気温が19度と急激に下がり夜に作業をやっていると、寒すぎてストーブを出しちゃったりもしました。

先々週レコーディングしましたジャズトリオのバンドのミックスも終わり、昨日の夜に少し体調が戻ったので、リハビリ程度にマスタリングを行いました。
その前の週は、ドレミハミルのミックスが半年かかってやっと全曲出来上がりまして、こちらもマスタリングして納品済みです。
リリースの日が決まったらまたお知らせいたしますね。

ということで本日は、「マスタリングの歴史を振り返るを語っていきます!それではレッツゴー!!

プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」

ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」

これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」
「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」
「第7弾:ピッチ補正」
「第8弾:理想の音楽を作りたい」
「第9弾:低音について/伝えることについて」
「第10弾:ミックスの流れについて」
「第11弾:音楽活動をするにあたって」
「第12弾:ライブ鑑賞で意識していること」
「第13弾:ボーカルマイクについて・ギターのミックスについて」
「第14弾:ボーカルの音量・ミックスの着地点」
「第15弾:ボーカルが浮いてしまう・アナログコンプの掛け録り」
「第16弾:ミックスの上達方法を知りたい」
「第17弾:ミックスの完成とは?」
「第18弾:ボーカルの歯擦音に対する考え方」
「第19弾:専門外の楽器をかっこよくする・リバーブの正解」
「第20弾:おすすめのHA・プロの指標」
「第21弾:本番前の行動・ドラム演奏用シューズ・覚悟の決め方」
「第22弾:REC時とMIX時のモニター・自分のミックスが小さく感じる」
「第23弾:リアルタイム書き出し・マイク1本でレコーディング」
「第24弾:新しいジャンル・ライブクオリティー・ノリとは」
「第25弾:孤独を感じる・音作りの勉強法・3連符のリズムの取り方」
「第26弾:アコギのミックス・Logic ProのDrummer・ネット音楽について・おすすめの変拍子曲」
「第27弾:話の合う友達がいない・アナログノイズ・ネット上での音量感・スリーピースバンド」
「第28弾:パラデータの扱い・EQの上げ下げ・個性を昇華させるには」

「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」

 

 

 

 

①CDから配信へ主流が移る


その昔、ハードディスクレコーディングが始まった頃は、まだ自宅でマスタリングと言う概念がなかなかなく、世界中ではCDのレベル合戦でいかに大きい音が入るかという課題をもとに、アメリカのスターリングサウンドでは世界で1番レベルが入るコンプレッサーを開発しました。
僕も22年前にそれを全部見せてもらいましたが、企業秘密で最後の工程だけは見ることができませんでした。
基本的なイコライジングなどはほぼしてなく、なるほどなぁという感じでしたが、当時のチーフエンジニアのテッドにいろいろやっている工程の説明を受けて勉強して参りました。
その勉強の甲斐あって割と近いサウンドは出せるようになりました。本場はすごかった。

そんなこんなしてるうちに、Studio Oneというアプリケーションが発売され、この中にマスタリングの項目があるんですよ。
最初の頃はDDP等は変換できませんでしたが、ここ最近ではDDPが生成できるようになりとても便利になりました。
しかし、CDを焼くうことが少なくなってしまい、ここ最近は配信などが中心になっています。
そして皆が携帯電話で音楽を聴くような時代になりました。
販売などは、TuneCoreという業者ができたため、世界中に配信できるシステムが完成されました。
このサイトにマスターを送れば順番に配信をインストールしていただけるのです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

②アナログ→デジタルへの変遷

やはりリモート時代、これだけiPhoneやスマートフォンが流行って、世界中の人たちが愛用しているので、かなりのインフラだと思います。
まぁ、エンジニアとしては、残念なことに大きなオーディオのスピーカーで聞く文化がどんどんなくなってきてるように思います。
うちのサロンにもターンテーブルがあり、そこで再生するととても深い音が再現できております。アナログは究極ですね。

デジタルになってからはなかなか技術的にそうもいかなくなってきたので、ミックスもマスタリングもかなり難しくなってきました。
収録するサンプリング周波数もだいぶ解像度が上がってきていろんなタイプがありますね。

スタジオのアナログコンソールでミキシングできるのであれば、それでミックスをしてあなたの資産を収めることをお勧めします。
もちろんレコードと同じにはなりませんが、デジタル変換の中での定位置や音量、奥行きなどは割と良くなってきたとは思います。
が、やはりオールアナログレコーディングにはかないません。

CDが出た時は、ノイズがないとか、最初の頃はレコードとおんなじ音量で発売されてましたね。
それがだんだんと音量レベルも上がってきて、海外のCDと日本版のCDの音量レベルの差が実に違うことが分かり、その頃から日本のマスタリングもかなりレベルが音量が上がってきたと思います。
そのあたりからWavesのマスタリングリミッターがどんどん開発され、レベルもかなり突っ込めるようになりましたが、一部では突っ込みすぎで歪んじゃってる場合もあります。
これはちょっと問題ですね。






 

 

 

 

 

 

 

③MS処理を使いこなせ

さておき、自分のマスタリングはStudio Oneで毎回やってます。
Protoolsでミキシングをしてから、Studio OneのMSフットチャンネルというプラグインを使います。
いわゆるマスタリングのすべてのプラグインセットがあります。

このMS処理はよくやるのですが、単純に言うとLRの幅がかなり広がります。
MSはミドルサイドの略ですが、センターとLRを抽出してバランスを取り直せると言う利点があります。
今回はインストなんですが、ボーカルなどセンターにあるトラックをもっとリアルに前に出したりと言う技がこのMSを使うとできます。
なぜならば、ミドルがいわゆるセンター定位のものを抽出してバランスを取ることができるのです。

これはProtoolsの中でもマニュアルであればできます。
2ミックスにMSトランスをかけて出力すると、ミドルとサイドのチャンネルに分割できます。
また、これにMSトランスをかけると普通のLRに戻ります。

これでそれぞれにプラグインをかけてセンターとLRの音質やバランスを変えることができます。
あまり広がりすぎると逆相になってしまうので気をつけましょう。

そんな感じで、最終的にピークの0を超えないように、マキシマイザーでアウトを0.1デシ下げて超えないように設定します。

最近はあまりしませんが、ダイナミックレンジをかなり詰めたい場合は、元の2mixの波形を下げて、そしてマキシマイザーでスレッショルドをかけて思いっきりレベルを上げてみてください。
そうすると本質は抜きにして、ダイナミックレンジががっつり入る感じにはなります。これは自己判断でバランスを取ってみてください。
良い場合と悪い場合があります。

今回はジャズなのでちょこっとだけやってますが、それで全体のバランスをとっております。

今日はちょっと久々に込み入った技術的な話になりましたが、実際にMSトランスを持ってらっしゃる方は実験してみてください。
かなり音が広がって面白い効果が得られると思います。 それが売れるかどうかは話は別ですので、お気をつけてください。原理原則です。
それではまた!
       

 

 

 

 

 

 

今回はここまで、次回に続く! 下記に本日のまとめも書き記してあります。 ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

 
 

 

 

 

 

まとめ

①MS処理を使いこなしてLRの幅を広げよう
ボーカルなどセンターにあるトラックをリアルに前に出したりもできるぞ

②がっつりレベルを上げたい時は元の2mixの波形を下げて、そこからマキシマイザーでスレッショルドをかけて思いっきりレベルを上げてみよう



プロ育成コース始動!!


 

マッシュミュージックスクールでは新たにプロ育成コースを開校しました。



プロになるための実践的なノウハウやマインドセットをレクチャーします!
更に職業別に5つのコースを用意しております。

「スクール講師・インストラクター」コース

「スタジオミュージシャン・プレイヤー」コース

「アーティスト・バンド・シンガーソングライター」コース

「ソングライター(ボカロP)・アレンジャー・エンジニア」コース

「プロデューサー・ディレクター」コース


以上5つのコースを取り揃えております。
マッシュミュージックスクールはあなたのプロになりたい気持ちを応援するための準備が整っております。 一緒に頑張って行きましょう!
スクール自慢のプロ講師陣があなたにとって理想のレッスンをご提供します!
詳しいページはこちら↓

「プロ育成コース」ページへGO!

おすすめ記事

人気ページランキング

講師別BLOG

Twitter

人気ページランキング

Twitter

講師別BLOG