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Follow @mushmusicschool自作曲のデモ音源ってどうやって作るの?基礎編
2019/8/31
作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール エレキギター科・アコースティックギター科・DTM科講師の村瀬恭久です。
今回は
「オリジナル曲を作ってみたは良いけど、バックの音に何をどう入れたらいいか分からない」
といった方へ向けた内容です。
まず曲の作り方には大きく分けて2種類あります。
①メロディから作る
②トラックから作る
今回は①の方法について説明します。
そして予めメロディが出来ているという想定で進めます。
さらに「デモ音源」の定義は大きくわけて2種類あります。
①とりあえず仲間内(メンバーとか)に聞かせるため、あるいは自分の記録用のラフスケッチ。メモ書きのようなもの。メロディと曲の雰囲気が伝われば良い。
②CDにしたりオンラインにアップするための作品。完成品。いわゆるデモテープ。
今回は①仲間内に聞かせる・記録用のラフスケッチについてお話します。
①まずはキーを決めよう
実際に歌う人の声の高さに合わせてキーを決めます。
もちろんDTMの場合は後でキーは変えられますが、最初に作るデモのイメージというのは後々までその印象が残ってしまうものです。
あとでアレンジ作り込む時の事も考え、ほぼ完成に近いキーにしておいたほうが無難です。
キーを決める時の一つのポイントは
「その曲の一番高い音がボーカリストが音楽的に出せるかどうか」です。
高すぎれば下げる。
余裕がありすぎるようなら上げる。
のが近年の一般的な考え方です。
なぜなら人の声はある程度の高さがあったほうが緊張感が生まれインパクトを出せるという考えからです。
インスト曲の場合はメインとなる楽器の特性を活かしたキーに設定します。
※ボーカロイド等の場合も同様です。
ボーカロイドはどんな音程でも出せるから、といってむちゃくちゃのキーに設定している人が時々いますが、人の声を模倣したものである以上、「よく鳴る音域」というものを考えたほうが良いでしょう。
②テンポを決める
キーと同様、あとでテンポもいくらでも変えられますが、最初に作るデモのイメージというのは大切です。
頭の中にある曲のイメージになるべく近いテンポで作ることをおすすめします。(±5くらい)
ただ、逆に「テンポを思い切って変えてみたら意外に良くなった」ということもあるので、最初に決めたテンポにいつまでもこだわりすぎるのもよくないかもしれません。
③構成を決める
イントロ〜Aメロ〜サビ〜エンディングのように、大体の流れを作っておきます。
イントロがまったくないと後で歌が歌いにくいです。
フルコーラスで作ってもいいですし、一番だけでも構いません。
フルコーラスの場合は1番と2番の間や最後のサビ前に少し間を空けます。
スケッチなので間奏は短くて構わないし、ソロなどは特になくてコードだけで十分です。
例: イントロ〜Aメロ〜サビ〜短い間奏〜Aメロ〜サビ〜間奏〜サビ〜エンディング
※目次の③④⑤は前後して構いません。
④ガイドメロディを入れる
ガイドメロディとは、「楽器によって奏でる、歌と同じメロディ」です。
カラオケに行くと伴奏と一緒に小さく鳴っているアレです。
なくても構いませんが、アレンジをする過程や人に歌わせるなどの場合、メロディを確認するためのガイドメロディがあると便利です。
シンセやピアノの音などはっきりした音程の揺れの少ない音で、かつ伴奏とは違う音だと良いと思います。
⑤コードを入れる
全体にコードを入れます。
ギターでもピアノでもシンセでも構いません。
これも音程の揺れの少ないシンプルな音色が良いでしょう。
メロディに合うコードの見つけ方は別の動画で解説しますのでここでは説明しません。
スケッチの場合、音色選びやパターン・コードの押さえ方についてあまり神経質になる必要はありません。
後述の⑥でリズムを入れるのであれば、ピアノの音数は増やさないでシンプルなパターンのほうが良いです。
「最終的にここにはコード楽器は入らないんだよな」
と思うところにもコードを鳴らしておいたほうが便利なことがあります。
⑥リズムを入れる
一応メロディとコードさえ鳴っていれば、スケッチとしてのデモテープは完成です。
しかしダンス系やロック系の曲はリズムが鳴っていないとどうも雰囲気が伝わりにくいことがあります。
そういう場合ドラムを入れましょう。
これも大体のリズムの感じさえ伝わればよいので、あまり深く考えこむ必要はありません。
ただ、激しく躍動的な感じなのか、バラードっぽく落ち着きのある感じなのか、EDMっぽくクールな感じなのか、という方向性は出したほうが良いでしょう。
⑦仮歌を入れる
実際に人の声でメロディを録音します。
歌詞があれば歌詞付きで録音しましょう。
歌詞がない場合は「ラララ」で歌う人もいればいわゆる「デタラメ英語」みたいに歌う人もいます。
細かなキーやテンポの違いは、実際にこのプロセスで歌って確認してみて修正すると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。
村瀬恭久講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①歌う人の声に合わせてキーを決める
②大体のテンポを決める
仕上がりのイメージを大切に
③ガイドメロディを入れる
シンプルな音色で
④構成を決める
⑤コードを入れる
シンプルな音色
シンプルなパターン
⑥リズムを入れる
曲の方向性を出す
⑦仮歌を入れる
キーとテンポの再確認
実践ガイド
①歌う人の大体のキーを予め把握しておくと良いです。
一般的な女性のトップノートはA~Cくらい。男性はE~Gくらいです。
あまりにも違うキーで作り始めるともう一度コードを入れ直す羽目になります。
②テンポを決めるときは、聴くだけでなく実際に自分で歌いながら決めると良いです。
思ったより速すぎてブレスする暇がなかったり、遅過ぎて間が持たない、というような発見があることもあります。
③リズムを入れた後でもう一度テンポを確認してみましょう。
リズムが鳴ってる時と鳴ってない時とではテンポ感が変わることがあります。
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