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シンプルロジカル抑揚マスターへの道♪

更新日2025/7/14

ボーカル

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マッシュミュージックスクールでボーカル科・パフォーマンス科の講師として熱くレッスンさせて頂いておりますボイストレーナー歴約10年のLilyです♪ 

 今回はシンプルロジカル抑揚マスターへの道をお話させて頂きます♪




 

 

 

 

①ピッチやリズム以外で意識するところ

皆さんは『歌唱時』 主にどんなポイントを念頭にして歌っていますか？

☑️ピッチ(音程)
☑️リズム

主に上記2点が『ボイトレ』に来る勢あるあるな定番フォーカスポイントです。

しかしながら、皆さんが目指しているいわゆる『歌うま』族に属せるようになる為には、むしろ上記2点以外のフォーカスポイントのレパートリーが如何に豊かにあるかが重要な部分となり、 それらのポイントをより数多く理想的に網羅しながら歌唱出来ているかが超重要ポイントとなります。

そんな『ボイトレ』勢の意識ポイントあるあるランキング上位3位にあるのが『抑揚』です。

 

 

 

②抑揚とは

『抑揚』がちゃんと成せていれば、実際『歌唱クオリティー』は大分それっぽくなって来ます。

が、しかし・・・！！

そのポテンシャルを占めている『抑揚』を正確に理解して、きちんとポジティブに使えている人は、私のレッスン感覚で全体の1/5以下！
いわゆる『抑揚の履き違え』をしている方々が殆どな印象です。


そんな『抑揚』とは？

☑️『声のボリュームの起伏(UP & DOWN)感』
☑️『ストーリーが成立する為の緩急』

歌　🟰　1つのストーリー　🟰　物語
のようにに歌詞とメロディーとリズムが定められた条件の中で如何に『起承転結』感を演出する事が出来るかという一種の『表現テクニック』の1つです♪


履き違えてる人のあるあるなパターンは主に 『短いフレーズ内で細かい緩急をつけていく』というパターン。
このパターンは本来はポジティヴに働く『抑揚』とは相反して、『抑揚風』なにわかな雰囲気となり、不自然かつ実際にリスナーが受ける印象も不安定に聴こえがちで、カラオケの採点でも『安定性』の評価が低く出たり、コメントにも『安定・不安定』に対してネガティブな指摘コメントとして反映されやすかったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③正解な抑揚をつけるポイント

 

それでは狙い通りにポジティブに働く 『正解な抑揚』をつけるポイントとは！

❶曲のストーリーの感じを理解する為、まずは1曲を大まかに『ブロック』分けをする。
《※ブロック(展開)分けが出来ない方はまずはそこから。それが出来ないと本物の抑揚を表現して行くのが難しくなるはずです》
☑️Aメロ
☑️Bメロ
☑️サビ
☑️ラスサビ
☑️Dメロ

❷. ❶のブロック分けが出来たらあとは以下の発声Lv(声のボリュームのレベル感)をハメて歌唱してみる。
《※イメージを分かりやすくする為5段階のレベルに当てはめて表してます》
☑️Aメロ　▶︎　Lv1
☑️Bメロ　▶︎　Lv1.5
☑️サビ　▶︎　Lv3
☑️ラスサビ　▶︎　Lv5
☑️Dメロ　▶︎　Lvでハメない

❸  ❷をさらに詳細にしていく。
☑️Aメロ　▶︎　曲内で1番抑えて控えめに歌う。
☑️Bメロ　▶︎　Aメロより必ず少し盛る。Aメロと同じにならないようにする。Aメロの倍まで行かないようにする。サビを超えないよう注意する。
☑️サビ　▶︎　ラスサビ以外のサビは基本的に揃えるイメージで歌う。
☑️ラスサビ　▶︎　他のサビとは必ず格差を付ける。ボリューム最大限を意識する。
☑️Dメロ　▶︎　特殊枠として捉える。Lv加減での表現の概念を捨て、『感情・情緒』に重きを全振りする。『慎重に丁寧に丁重に』歌う。


最後に。
曲によって上記ブロックの順番のパターンが異なります！
固定概念を持たず、惑わされず、まずはしっかりブロック分けを精密に見極めましょう♪

そしてシークレットポイントとして、

〈Dメロ〉以外のブロックは基本的な楽曲にはスタンダードで含まれていますが、
〈Dメロ〉だけは楽曲により含まれているパターンと存在しないパターンが混在しています。
〈Dメロ〉が含まれている楽曲は、存在していない楽曲に比べて基本的に『歌詞のメッセージ性』が強い(重い)場合が多いです！

そして、1曲の中で〈Dメロ〉に充てる『歌詞』の内容がその歌の中での『種・芯・軸・核・主張』となっている場合が多いです！
なので、このポイントを上手く表現出来ると全体の抑揚クオリティーがまとまり引き締まります♪


このロジカルポイントをマスターすれば大抵のジャンルであればどんな楽曲も一気に『抑揚感』を出して行けますので是非お試しあれ♪♪

 

 

 

 

 


いかがでしたでしょうか？
下記に本日のまとめも書き記してあります。
あなたの音楽生活がより楽しいものになりますように♪
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
もし気になる事がありましたらお気軽にお問い合わせください！
体験レッスンのお申し込みもいつでもお待ちしております♪

Lily講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 

 

まとめ

①歌が上手くなるためにピッチ(音程)とリズム以外にも意識すべきこと
それが『抑揚』

②抑揚とは
『声のボリュームの起伏(UP & DOWN)感』『ストーリーが成立する為の緩急』
如何に『起承転結』感を演出する事が出来る

③抑揚を 『短いフレーズ内で細かい緩急をつけていく』とにわかな雰囲気となるので注意！

④抑揚の付け方練習法
❶1曲を大まかに『ブロック』分け
❷それぞれに発声Lvを決めて歌唱
❸さらに詳細に詰めていく

⑤Dメロが含まれている楽曲は基本的に『歌詞のメッセージ性』が強い(重い)場合が多い
『種・芯・軸・核・主張』となっている場合が多いので、このポイントを上手く表現しよう



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