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マッシュミュージックスクール 代表エレキギター科アコースティックギター科作詞科DTM科トラックメイク科レコーディング科講師をしています湯澤真人です。

コード進行がおしゃれな曲って憧れますよね。
僕・私もおしゃれな曲を作りたい!と思った方へ向けて、ここでは「おしゃれな曲を作るためのコードの考え方」について解説していきます。

 

 

 

①代理コードを使ってみよう!

代理コードをご存知でしょうか。
代理コードを使うことで雰囲気に変化を付けたり、大事な場面でコードに意味を持たせたりすることができます。

こちらの記事でダイアトニックコードについて解説いたしました。
ダイアトニックコードのうち、
・1度
・4度
・5度

スリーコードと呼ばれるメインのコードとなっています。
それぞれ、

✅1度→T(トニック)
✅4度→SD(サブドミナント)
✅5度→D(ドミナント)

の機能を持っています。
スリーコード以外の2度・3度・6度・7度のコードも機能が割り振られており、機能が同じであれば置き換えをしても違和感なく曲を進めることができます。
このように置き換えをしたコードのことを代理コードと呼びます。

ダイアトニックコードの機能は以下の通りです。

✅1度・3度・6度→T(トニック)
✅(3度)・5度・(7度)→D(ドミナント)
✅2度・4度→SD(サブドミナント)

これはメジャーキーでもマイナーキーでも変わりません。
もし1度のコードを当てている箇所があれば、代わりに代理コードとして6度を置くことが可能というわけです。

Mr.BigのTo Be With Youに出てくる動画のフレーズは、スリーコードのみで形成されています。

以下がメロディーとコードを簡略化したものになります。

 





これを代理コードで置き換えてみましょう。
1小節目のⅣをⅡに、3小節目のⅠをⅥにしました。




いかがでしょうか。
機能は同じであっても雰囲気が変わることが分かりますね。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②四和音を使ってみよう!

四和音とは、音符が4つ重なったもののことをいいます。
こちらの記事にて、三和音のダイアトニックコードについて解説しました。

この章では四和音のCメジャーダイアトニックコードについて解説していきます。

こちらは三和音のCメジャーダイアトニックコードです。

その上に、線や間をひとつずつ挟むようにして一つ音符を書き加えます。
するとこのようになります。

こちらが四和音のCメジャーダイアトニックコードです。
最後に加わったコードの1番上の音、赤い音符は7th(セブンス)と呼ばれる音になります。
四和音にすると、三和音の時よりも複雑でおしゃれな響きになります。
実際に聴き比べてみましょう。

三和音

 

四和音


このように四和音はおしゃれ・切ない・浮遊感のある響きが特徴的ですね。
ポップスやロックでもよく使われますし、またシティポップのようなジャンルにもよく登場します。

前章ではMr.BigのTo Be With Youを代理コードに置き換えましたが、さらにここにセブンスの音を加えて、響きを豊かにしていきましょう。
赤いコードにセブンスの音を足してみました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③もっとコードを増やしてみよう!

コードは何小節も同じ場合や、一拍ずつ変化する場合もあります。
コードの変化というのは場面転換のようなもので、あまり少なすぎるとつまらなく、多すぎると忙しく感じてしまいます。
状況に応じて変化をつけると良いでしょう。

Mr.BigのTo Be With You のコードをもう少し複雑にアレンジしてみます。
第1章で、3小節目の頭のコードを6度に置き換えをしました。
この6度はこの曲のキーに対しての6度であり、見方を変えると別のキーでの1度に該当します。

この曲のキーはEメジャーキーです。
Eメジャーキーの6度は……

C♯マイナーキーの1度と同じですね。
2小節目から3小節目近辺だけC♯マイナーキーに変化したとみなして、C♯マイナーキーのコードを挟むと自然につながりやすくなります。
1度の手前には5度を置くことができますので、C♯マイナーキーの5度を配置してみましょう。
せっかくなので、マイナーキー特有の7音目半音上げもしてみます。

 

このようになりました。

他にもコードを追加してみましょう。
ルートの音を半音で移動させることもしばしば行われますので、今回はそれをしてみようと思います。
3小節目のⅣ7→4小節目のⅤに注目してみましょう。
ルートがラ→シへと全音で移動しています。

このラ→シの音の間で、ラ♯を経由すると、半音の移動になりますね。
上の音は変えず、ルートの音だけ変えることで、コードの変化をなめらかに繋げることができます。


複雑でおしゃれな響きになってきました。
徐々にこじつけのような感じにはなってきますが、音楽理論的にも成立するやり方です。

 

 

 

 

 

 

 

以上、おしゃれな曲にするためのコードについてでした。
こうして見ていくとおしゃれなコード進行にも骨組みがあることが分かります。
フィーリングで進めるだけではなく、ひとつずつ当てはめながら変更していくと自然な流れでコードを組みやすくなりますね。
基礎をおろそかにせず、勉強を進めていきましょう!
また、皆さまからの様々なご質問もお受けいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
当スクールのレッスンが気になった方は体験レッスンを行っておりますので是非遊びにいらしてください。

湯澤真人代表・講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 

 

 

 

まとめ

①機能が一緒であれば代理コードが使用できる。雰囲気に変化をつけてみよう。

②四和音は三和音に7thを足したコードで、複雑でおしゃれな響きになる!

③6度の手前で
一瞬転調させたり、ルートを半音で繋いだりしてコードを増やしていこう。



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