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音楽理論について勉強しよう!「スケール」ってどんなもの?
2025/7/1
作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール 代表でエレキギター科・アコースティックギター科・作詞科・DTM科・トラックメイク科・レコーディング科講師をしています湯澤真人です。
楽器演奏やDTMなど、音楽を楽しむ人々にとって音楽理論の勉強はなかなかハードルの高いものです。
今回の記事では、一度は耳にする「スケール」とは一体どんなものなのか、解説をしていきます。
①前提知識
スケールについて解説する前に知っておくと良いことがいくつかあるので、そちらをご紹介いたします。
✅音名
まずは音名についてです。
普段私たちが口にしている「ドレミファソラシ」は、実はイタリア語になります。
DTM界隈ではイタリア語ではなく英語での言い方をすることが多いので、覚えておくと調べ物をした際や界隈内でコミュニケーションを取る時にスムーズになります。
✅順次進行と跳躍
続いては順次進行と跳躍について解説いたします。
音符と音符の間に線や間が無く進んでいくことを順次進行と呼びます。
逆に線や間を挟むと跳躍進行と呼びます。
音は順次進行か跳躍のどちらかで進んでいきます。
実際の楽曲ではどう使われているのか見てみましょう。
下の楽譜は童謡「紅葉」のメロディ譜になります。
②スケールとはズバリこんなもの!
スケールとはずばり、音と音が順次進行で続いていくもののことをいいます。
音が何十個続いていても、4つだったとしても実はスケールといいますが、一般的には1オクターブの上りのものをスケールとして扱うことがほどんどです。
次章でも1オクターブ分のスケールを使って、さらに解説していきます。
③メジャースケールとマイナースケールについて
スケールにはいくつか種類があり、代表的なものがメジャースケールとマイナースケールになります。
ここではその2つについて解説を進めていきます。
一般的に
☑️メジャースケールは明るい
☑️マイナースケールは暗い
と言われます。
2つの違いを耳で確かめておきましょう。
メジャースケール
マイナースケール
いかがでしょうか?
明るい、暗いについては個人によって感じ方に差が出てくると思いますが、雰囲気が変わることが確認できればよいと思います。
この変化というのは、1オクターブの中での音同士の間隔によって変わります。
間隔について、MIDIで打ち込みをした画面で見てみましょう。
画像の❌印は黒鍵・白鍵に関わらず鍵盤をひとつも挟んでいない、半音で移動しているところになります。
これを見ると、❌の入る箇所が違っていることが分かりますね。
この❌のタイミングによって雰囲気の違いを作り出しています。
また、この1オクターブのスケールの最初の音のことを主音と呼びます。
このスケールの場合は主音がCとなり、
✅メジャースケールはCメジャースケール
✅マイナースケールはCマイナースケール
と呼びます。
④マイナースケールは3種類ある!
マイナースケールは
・ナチュラルマイナースケール
・ハーモニックマイナースケール
・メロディックマイナースケール
の3種類あり、前章で取り上げたものは最も基本的なナチュラルマイナースケールとなります。
下の2つはナチュラルマイナースケールから6・7音目のみが半音上がるという違いがあります。
ナチュラルマイナースケールをベースに構造を見ていきましょう。
✅ハーモニックマイナースケール
ハーモニックマイナースケールは、ナチュラルマイナースケールの7音目を半音上げます。
音源でも聞いてみましょう。
ハーモニックマイナースケール
✅メロディックマイナースケール
メロディックマイナースケールは、ナチュラルマイナースケールの6音目と7音目を半音上げます。
こちらも音源で聞いてみます。
メロディックマイナースケール
共通点としてはどちらも7音目が上がるところですね。7音目が上がることにより、主音のCまでの間隔が「全音→半音」となります。
これにより緊張感や主音へ向かいたいという気持ちが強まるように感じられるのです。
ドミナントと呼ばれる5度のコードの際に使うことで、トニックへの道のりを引き出してくれます。
三種類のマイナースケールは1曲に対して一つしか使用できないわけではなく、曲の中の一部分だけハーモニックマイナースケールにしたり、というように局所的な使われ方もするので、状況に応じて使用するのが良いでしょう。
またジャンルによっても使用頻度の傾向が見られます。
クラシックや演歌などではハーモニックマイナースケールやメロディックマイナースケールがよく使われますが、最近のポップスではナチュラルマイナースケールの登場が多くなっています。
以上、スケールについての解説でした。
正直難しくてよく分からなかった、という方もいるかもしれません。
音楽理論は根っこで繋がっているので、キーやコードのことなど幅広く勉強を進めていくことで、よく分からなかったものが分かるようになっていくものです。
諦めず勉強を続けていきましょう!
また、皆さまからの様々なご質問もお受けいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
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