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マッシュミュージックスクール ピアノ科講師の相原一智です。

本日は「弾いてみたい!と選んだ曲を、効率よく仕上げて行く方法」についてお話しします。
私がご紹介するのは一つの例に過ぎないし、一人一人自分に一番合ったコツを曲によって使い分けつつ工夫して取り入れて行くことが大切です。

ここでは曲の完成を山登りになぞらえています。

では、見ていきましょう!


 

 

 

 

 

 

①どんなハードルがあるか

自分の弾きたい曲を決めた後、まずはご自身で「この曲を弾けるようになったら・・・」とイメージしてください。

どんな演奏がしたいですか?
また、どんな場所でどのようにどんな形で本番・発表をしたいですか?
したくない、とおっしゃる方もいるかもしれませんが、でも上手に弾いてみたいですよね?

その完成形・ゴールを、もし山登りに例えるなら、それは「頂点・山頂」でしょう。

ああ、もしかしたら限りなく遠く思えるかもしれません。


・・・では、現実に戻りましょう(笑)
今は、どこでどのような状態でしょうか。

初心者の方でしたら今は「普段着で山麓にいる」状態でしょう。
人によってはもうスタートが5合目付近にあり、装備もバッチリという方もいらっしゃるかもしれません(上級者)。

そこからゴールに到達するための、ハードルを一個ずつ越えていきましょう。

結論から申し上げますと、どんな意欲的な踏み込みも「曲の完成=ゴール」には役に立ちます。
まずは、思いがけないことが曲の仕上げに実は役に立つ、と何となく意識して頂ければOKです。


 

 

 

 

 

 

 

 

②自分に合った指使い

チェルニーなど特定の練習曲でも無ければ、指使いは基本的に自由なので、一番自分の弾きやすい指づかい(フォーム)を自分で見つける必要があります。

でもこれは奥が深く、プロでも曲を仕上げていく中でどんどん変わって行くものです。
突然「!」とひらめいたりします。
最初からあまり完璧を求めると窮屈になってしまうのでほどほどに。




 

 

 

 

 

 

 

③音を全部弾かない

ピアノはただでさえ他の楽器に比べて音が多いです。
全部の音を頑張って鳴らしてしまうとそれだけでいっぱいいっぱいになり、コントロールどころではなくなってしまうことも良くあります。

そんな時は「自分が思っている以上に」、メリハリのないつまらない演奏になりがちです。
そんな状態のままで人前では弾かない方が良いですよ(笑)

ではどうしたら良いか。

曲の中には、メロディーラインなど「特に大事な音」と、結構あいまいに弾いて大丈夫な「力を抜いてよい」音があります。
はっきり弾いた方が生きる音と、ぼかして良い・聞こえないくらいがちょうどよい音すらあります。

極端なことを言えばごまかしてはいけない部分を選んで一生懸命力を集中して、ごまかして良いところは何となく練習も流してしまう。
曲の仕上げ、にはこの取捨選択の見極めが肝心です!







 

 

 

 

④上手な“ごまかし”方

曲を仕上げる、と言うのは人に聴いてもらって「良いね!」評価してもらうことでもあります。
どの人にどんな場所・状況で聴いてもらうか、によっても仕上げ方は変わってきます。
全部を全部やることは出来ません。

捨てるところを見極めることも大事です。

不思議に、
「これだ!」
という、自分にしか分からない「山頂への道」が見つかったりするんです。

何よりも大切なものは、自分の「曲を通して伝えたいメッセージ」です!

メッセージ、というと理想論を言っているようですが、やっぱり弾いている人の気持ち・熱意って伝わるんですね。
ミスだらけでも何か引き込まれてしまう演奏ってあるんです。






 

 

 

 

⑤自分が無理なく「楽しく」弾けることが大切

曲を通して弾く時、難しいものをつっかえつっかえナントカ弾いても、聴いている側は全然面白くありません(傷だらけで山頂にたどり着いても、降りてこられない)。

一方、簡単な曲でも、ミスがあっても、自分が心から楽しんで弾いている姿は不思議に聴いている人を感動・共感させる何かがあります。

楽しんで本番で弾くためには、楽しんで練習するコツをさらに見つける必要があります。

そしてピアノを楽しんで弾いていると、他の分野でも自然に新たな発見があります。
視野を広げつつ、新鮮な気持ちで曲に取り組み、仕上げが出来るようにしたいものです。




いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

 

 

 

 

まとめ

①完成形をイメージして、現状がどれくらいのところにいるか把握。

②自分に合った指使いは、上達のたびに見つかってくる。

曲の中で、力を注ぐ場所の取捨選択をする。(ここがピアノの上達で一番大切なところかも)

④全部を全部さらわなくていい。
弾く場所に合わせた仕上げのコツをつかみたい。

⑤実はそんなにがっついてさらわない方が、上達の早いケースが多い。選曲もあるけれど・・・。

 

実践ガイド

①まずは一通り弾けるようになるまで。
・譜読み・初見ですね。
これには上達のコツがあります。
例えばYoutubeで「楽譜と演奏音源」を一緒に見られる動画などもあります。
自分の弾く曲で上がっていたら、是非目で追いながら見てみましょう。役に立ちますよ。

もしあなたが今は楽譜をほとんど読めない場合は、まずは可能な限り耳で聴いて音を覚えていきましょう。

・そして指づかいを決めつつ、「極力」効率的な練習方法を探す。
その際のコツですが、焦って一気に全てをやろうとしない方が良いです。
短時間でもいいので、曲の一部を集中してできる時間を取れる方が、かえって全曲に応用できる良い練習方法・指使いのコツを見つけられるものです。
その時の気づきは自分にしか分からないことが多いので大切にしてくださいね。
そうしていくと、長時間全曲を繰り返しつつ、何となくダラダラやる練習より何倍以上も効果が上がります。
そして毎日、できるだけ練習の内容を工夫しましょう。

今日は部分練習、
今日は全体をさらう、
明日はここをゆっくりさらう、
今回は特に難しいところをさらう、
自分でも分からないお手上げの場所をピックアップ、
今日は弾かないけれど上手な人の演奏を聴く

・・・など、興味をもって創造的にピアノに取り組める時間を多く取れる方が集中が長続きしますよ。

時には思い切って休むことも大事です。
ここまでざっと書き出しましたが、まあ正直、ピアノ曲は簡単ではないです。
いや、難しいです(笑)
ただ音を出すだけなら、誰にでもできますが、曲を仕上げるとなると・・・ハードルが思ったよりも、思いがけないところからごろごろわんさか出て来ます。
だからこそ、工夫して山登りのハードルを乗り越えるコツをつかむことがとても大切です。
そうするとスーッと一気に仕上がることが、私自身数多くありました。

②指使いは焦って決めなくて良いです。
ある程度のいい加減さを持って、
「もっと良い指使いってあるかな?」
と自問自答しながらアイデアをつかんで行きましょう。

例えば、日本人が校訂した楽譜には、書かれてある指づかいが日本人の手の大きさに合わせてよく考えられているものが多くあります。

③部分練習で何となく繰り返さない。
メロディーと伴奏とのバランスを聴きながら、
「最初の8小節」
もしくは
「自分の特に気になった短いフレーズ」
を納得のいくまで「ゆっくり・弱く・ニュアンスをつけて」繰り返しさらうだけでも得られるものはとても多いです。

上手になるためには本当に大切な練習です。
指が速く動くテクニック、とは全く違う方向の「演じ分け」力が身に付きます。

意外にもただ頑張ってまんべんなくさらいすぎた人(片手ずつ、メトロノームで、リズム練習・・・etc)は変な癖に凝り固まって、この「演じ分け」、が出来ないことから損をすることが多いんです。

④練習していると自分の中だけでの表現のこだわりが出てくるもの。
それはとても楽しく、良いことですが、
「こだわり過ぎ、やり過ぎ」、は何事も良くありません。

むしろ、聴いてもらう人にとっての大切なポイントを忘れて、「俺はこれをこんなにやってきたんだ。」
って自己中心的に守りに入ってしまうことすらあります。

難曲をノーミスで弾いても、全く心を打たないことすらありますよ。
そんなもったいないことはありません。

むしろ、弾く場所・聴く人に合わせた歩み寄りをちょっと意識する余裕を持った方がいい場合も。
8割できれば上出来です。

⑤ピアノ以外の生活のちょっとしたひと時から上達・仕上げのヒントを得られることも多いんですよ。
料理・散歩・仕事や学校の中での会話・息抜き・・・など。
思わぬところで、7合目から、8合目に上がる道を
「アッこれだ!」
と見つける喜びがあるんですね!
上手い人たちはそのような経験を数多くしています。
自分の山(一曲)を楽しみながらコンプリートしましょう。

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