フォローしてもらうと新着記事のお知らせが届きます!
Follow @mushmusicschool
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第11回「リバーブの種類・効果・各パラメーター」
2019/5/29
ギターレコーディング作詞・作曲・編曲・DTM
フォローしてもらうと新着記事のお知らせが届きます!
Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ドラム科・DTM科・レコーディング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日に「レコーディングコラム」を掲載!
録音してるけどなかなかうまくいかない方、録音したい方、録音したことが無い方、録音に全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。
みなさまこんにちは!!
もうすっかり夏のお天気で各地で30度越え!
みんなは暑さ対策大丈夫?w
今日は東京湾にクルージング出てましたが、かなり気持ち良かったです。
では11回目行きましょう。
前回のイコライザー、コンプレッサーとダイナミクス系から
サウンド全体の空気感を作る空間系エフェクターへ行ってみたいと思います。
目次
①空間系の種類
空間系の種類には、リバーブ・エコー・ディレイ系からのバリエーションなど色々あります。
エコーというのは、その昔エコールームというタイルのお部屋にアンプを置いてそこにエコーを掛けたい楽器の音を送り、その部屋の響きをマイクで拾っていたものです!
②リバーブの種類
またまたPro ToolsのDverb(ディーバーブ)を使って基本形を説明してまいります。
大体のデジタルリバーブはプリセットがあります。
いくつかタイプ別にご紹介しましょう。
『HALL 』
文字どおりコンサートホールですね。
大きい箱の響きなので長いリバーブになります。
『CHURCH 』
チャーチは教会ですね。
さらに広い空間によりホールよりもっと長いリバーブになります。
『PLATE』
これはプレートエコーを再現しています。
昔のレコーディングスタジオで使われていたものなのですが、EMT140と言うアナログで畳1畳分の大きさの鉄板が入った箱がありまして、その中に音を送って鉄板を響かせたのをピックアップで残響音を拾ってリバーブ音を出すのです。
すごく素晴らしい深い音がするんです。
『ROOM』
ルーム!お部屋ですね、狭い空間で響くサウンドです。
リバーブタイムが短い分、音が近い感じに仕上がります。
『AMBIEMT』
アンビエント。
これは臨場感という意味で、たくさんある音をまとめる効果があります。
『NONLINIA』
ノンリニア。
これはゲートリバーブです。
通常リバーブは掛かったら長く伸びていくのに対して、
ゲートリバーブはリバーブが掛かってちょっとの時間で、スパッとリバーブが消えて行く感じです。
擬音で言うと「ダーッッッ」って感じです。
③リバーブの各つまみ・パラメーター
では、パラメータを幾つか紹介します。
Pro Toolsのリバーブで説明していきますね。
1.REVERB TIME(リバーブタイム)
リバーブの長さを調整していきます。
この長さでタイプが変わります。
上記画像では、DECAY(ディケイ)となってます。
2.PRE DELAY(プリディレイ)
リバーブの前にディレイ(遅延効果)をつなぐことで原音の少し後にリバーブをかけることができます。
これにより、フレーズや歌詞がよく聞こえて深いリバーブがかけられます。
3.DIFFUSION(ディフュージョン)
リバーブの濃さの調整です。
4.FILTER(フィルター)
HF CUT(ハイフリケンシーカット)・・・高域成分をカットしていく。
LP FILTER(ローパスフィルタ)・・・低域成分を残して高域成分をカットしていく。HF CUTよりも緩やかに高域を調整できる。
5.MIX DLY/WET
実音とエフェクト音の音量バランスです。
以上が代表的なつまみ・パラメーターの意味です。
色々とリバーブをかけてみることで見えてくるものがあると思います。
是非たくさんかけてみてください!
下記に本日のまとめも書き記してあります。 ①リバーブには部屋の様々な種類のものが内臓されている!
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
このコラムでは、いろんな質問もお受けいたしますので、 お問い合わせから僕宛にメールくだされば、お答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
次回はコーラス・フランジャー等のモジュレーターを解説していきます!
それでは皆様お元気で! いつもご視聴ありがとうございます。
津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページまとめ
ホール・チャーチは広い部屋。
ルームは狭い部屋。
人工的に作ったものもある。
②リバーブの主要パラメーター
REVERB TIME・PRE DELAY・DIFFUSION・FILTER・MIX
これらをいじって音色を調整する。
奥行き感やキラキラ成分に関わるので色々といじるべし!
おすすめ記事
-
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第139回「寄せられた質問にお答えしちゃうコーナー!⑧:理想の音楽を作りたい」
2022/12/19
-
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第5回「マイクインプット・ラインインプット」
2019/3/29
-
リズム感が良くなる3つの『方』
2019/9/13
-
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第72回「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
2021/2/9
-
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第8回「イコライザーのブースト・カット」
2019/4/29
-
当教室推奨のオンラインレッスン環境
2018/11/7
-
DAWのプラグインのみでMY BLOODY VALENTINEのようなシューゲイザーギターサウンドを作ろう!後編
2019/11/23
-
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第84回「デジタルレコーディング攻略への道!」
2021/6/9
-
必見!ボーカリストを目指す10代の方へ
2019/5/12
-
現役クリエイター直伝!DTMミックス・マスタリングシリーズ「第1回 : リバーブ系テクニック!リバーブ成分のEQ調整」
2021/10/24