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マッシュミュージックスクール ドラム科講師の西尾務です!

ドラムに限らず、音楽の講師には少なからず方向性や経験値による得意分野があります。
「プロがそんなことで良いのか」と思うかもしれません。
しかし料理教室で例えるなら分かりやすいと思いますが、全ての国のどんなジャンルの料理にでも精通し掌握している先生なんて普通はいないのと同様に、音楽の講師にも方向性はある程度あります。

今回はこれから音楽を習いたい方に、最初の時点で踏み外さない良いレッスンを提供できるように「あなたにとっての相性の良い講師」を引き当てる方法を実体験を踏まえお伝えします。


 

 

 

 

 

 

①良い講師の定義は無し!あなたにとっての最高の講師が良い講師!

冒頭述べたように、講師には本当に色々な人がいます。
これは私の意見ですが「講師との相性」というのはスクールを比較する上で最重要項目だと思っており、「価格」「距離」「スケジュール」など様々な判断材料の中でも最も大事な要素だと思っております。
それは良し悪しではなく、十人十色という意味です。

例えば凄い高圧的で恐い先生が講師であれば、とてつもないプレッシャーがかかり心が折れてしまう人もいるでしょう。
しかし、これが圧倒的な向上心と最速でプロになりたい人にとってはその鬼コーチが最高の講師になることもあり、そういう事例は今までいくらでも聞いております。

逆に、自分の人生の楽しみをひとつ増やしたい趣味の一環としてはじめる人にとっては、鬼コーチより、温厚でのびのびとした講師のほうが良いでしょう。

このように良し悪しではなく、最高の講師はレッスンを受ける側の心構え・方向性によって違います。
ここのリサーチをする術を知らず、運悪く自分とはスタンスが違う講師になった結果、辛い思いをした生徒さんを今まで数多く聞いてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②具体的にどうやって相性の良い講師を引き寄せるのか?


自分の憧れのミュージシャンが近くにおり、直談判でレッスンを受けれるなら話は早いのですが、なかなか現実的ではありません。

そこで、このようなフローをおすすめします。

★体験レッスンで事前に備考欄やアンケートを書く場合がほとんどです。
「今までの音楽経験」「ご自身の好きな音楽」「やりたい音楽」「レッスンに希望すること」
こういった項目を面倒くさがらずにしっかり記入する。

ここが結構な運命の別れ道だと思います。
ここを面倒で空欄にしてしまうと、スクール側は判断できず、ほとんどランダム状態で講師を紹介せざる得ないでしょう。

そこで、お好きな音楽や、やりたい曲を記入していただいた上で、ほんの一例ですが以下のようなコメントを記入していただくと、最適にコミットした講師が登場する確率がグッと上がり、より有意義になるでしょう。

「初心者です。特にこだわりがないので、基礎から応用や曲などベーシックに一通りやってみたい。」
「5年ほど練習しましたが、自己流なので基礎からしっかりやりたい。」
「自分の年齢が50代なので近い世代の先生だとやりやすいです。」
「ジャズを中心にやりたいのでジャズに精通した先生でお願いします。」
「男性恐怖症なので女性の先生だとありがたいです(生徒は女性)」

このように書いていただくと、そのスクールの中でもご希望の内容を考慮した選りすぐりの講師を選んで紹介するでしょう。
無論ミュージックスクールはバスガイドではないので「美人が良い」「イケメンが良い」というようなレッスンそのものには関係ない内容ではなく、レッスンに準じて記入していただき、この上で体験レッスンを受け、何か引っかかるものがあれば遠慮せず違うスクールの体験レッスンを受けましょう。
ここに遠慮は不要で、そのための体験レッスンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③音楽ジャンル以外の得意分野の種類とは?

音楽ジャンルでの比較は「ロックに強い」「ジャズに強い」といったような分かりやすい指針がありますが、音楽のジャンル以外にもプロミュージシャンには様々な業界の属性があります。

例えば…

✔︎コンサート会場の経験が多くステージの仕組みや、リハーサルなどの流れを熟知している
✔︎小さなライブハウスの経験が多く、より密なライブ感や臨機応変さの経験値が高い
✔︎レコーディングの経験が多く、マイクのMAの知識やノウハウが豊富
✔︎事務所に所属しており、よりリアルな音楽業界に強い
✔︎作曲や編曲をメインとしている

などこのあたりはドラムに限らずほとんどのパートでそれぞれに強い人がおられるでしょう。
これら全てに精通しているミュージシャンもいるとは思いますが正直なところそれは相当希少だと思います。

また、たとえジャンルや業界が近しいミュージシャン同士でも、全然別のスタンスのミュージシャンがおり、
1人は楽器の品質には一切こだわりが無く最小限の楽器と自分の身ひとつで全国や海外を放浪するようなミュージシャンもいれば、
かたやもう1人は多彩な楽器やエフェクターなどの機材を所有しそれぞれの特性を理解した上で適材適所に使い分けるミュージシャンもいます。
これはどちらも格好良いと思いますが、どちらのスタンスがあなたに合うかがポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④(事例1)私の実体験、吹奏楽部に所属する中学1年生の男の子

当校マッシュミュージックスクールの僕の生徒様で、最近入会された方で13歳の吹奏楽部に所属する男の子がおられます。

最初にこのプロフィールを見た時、僕の家からの距離は多少遠かったのですが私は適任だと思い彼の担当になりたいと思いました。
なぜなら、中学生男子で吹奏楽部というのは20年前の僕だからです。
20年もの月日が経てば当然いろいろ変わっており、スマホを学校に持っていく文化もなければ(そもそもスマホが無い)YouTubeなるプラットフォームも無く、当時の音源の主力はCDだったなどテクノロジーによる違いはありますが、そこは60代の男である秋元康さんが現在の女子高生の心理をついた歌詞を書くかのごとく、ある程度の情報と想像で埋め合わせられますが、吹奏楽部に所属しながらドラムを上手くなるという普遍的要素はほとんど変わりません。

以下のようなポイントは彼に伝えられる僕ならではの強みでしょう。

✔︎クラッシック音楽をメインとする部活でありつつも、一方でドラムをもっと上手くなりたい心理
✔︎吹奏楽部でのドラムのあり方とバンドでのドラムの違い
✔︎吹奏楽部に所属してたからこその「強み」と「弱み」
✔︎思春期に女子だらけの部活に入り、肩身が狭く呼吸困難で死にかけそうになる

これらの環境からドラマーとして成長できる最適な方法を見出すのは、数多いるドラム講師のなかでも比較的得意分野だと確信しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤(事例2)私の実体験、30代女性「ego-wrappin」「椎名林檎」「宇多田ヒカル」が好きな女性

引越しによるきっかけを機に他のスクールを辞めてから僕のところに来られた方で、こんな方がおられます。

「ego-wrappin・椎名林檎・宇多田ヒカルなどが好きな30代の女性」
お仕事はウェブデザイナーというまさにアーティスティックな感性をお持ちの方です。
この特徴の流れからおそらく、これは予想ですが、蜷川実花の出展イベントがあれば足を運び、自身の部屋には凡人には理解できぬセンスのオブジェやポスターが飾られているのではないでしょうか。(※褒めてます)
逆に、おそらく今流行りの某格闘家の企画による元ヤンたちが1分間の殴り合いをする野蛮なコンテンツなどには一切興味はないでしょう。(※※褒めてます)

彼女の場合はありがたいことに僕のところに来たことを「スクールを変えて良かった」と捉えていただきました。
なぜなら彼女が以前に1年以上習っていたドラムスクールでは、担当講師の得意分野がベビーメタルやハードロックなどの速く激しい音楽だったらしく、高速でスティックを叩く練習方法などのレッスンをしていたようです。
また、練習に対して厳しい先生だったそうなので、レッスン自体も少し億劫だったようで、このことから当時の講師との相性は上手くコミットしていなかったようです。

ただ彼女はその時点では多少の違和感を感じてはいたもののカリキュラム上「そういうものだ」と解釈していたそうです。
一方で、僕がそのあたり完全にコミットしていたのかというと…僕には秀でたアーティスティックな感性は無く、自分の部屋には凡人には理解できぬセンスのオブジェやポスターも無く、青春時代は「強くなると髪の毛が逆立ちながらパワーアップするタイプの少年マンガ」で育ちましたので、彼女にとって100%最適にコミットしたドラム講師だったかどうかはわかりかねますが、少なくとも、ありがたいことに「もっと早くこちらで習えば良かった」と言っていただけました。
もちろんこれは僕のほうが優秀だったという話では無く、方向性の違いであり以前のドラムスクールの講師のほうが合っている人も当然おられるでしょう。

 

 








いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

西尾講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 

 

まとめ

ミュージックスクールには同じ楽器パートでも本当に色んな講師がおります。
これから習おうと検討している方のほとんどの方は、そこまで考慮して体験レッスンを申し込む方は少ないと思いますが、この講師との相性がミュージックスクールを選ぶ上での最重要とも言える要素になってきますので、事前アンケートは是非しっかり記入していただき、スクールを選ぶ際には講師が自分にあっているかどうかを見極めてください。
あなたにとって良いミュージックライフをスタートしていただければと思います。

 



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