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マッシュミュージックスクール ボーカル科作詞科作曲・編曲科講師の藤本涼子です。

歌の上達には時間がかかる、才能がないと無理…。
そう感じてしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし実際には「上達が早い人」には共通する行動パターンがあります。

今回は、私が11年以上ボイストレーナーとして数千人の生徒さんを指導してきた中で見えてきた、歌がぐんぐん伸びる人の特徴を3つにまとめました。
あなたの練習にもぜひ取り入れてみてくださいね。






 

 

 

 

 

①言われたことを素直に実行する

上達の早い人の第一の共通点は「素直さ」です。

「はいはい、またそれか」と思う方もいるかもしれません。
確かに「素直さが大事」というのは、あまりにも耳にする言葉で、わざわざ言われなくても分かっているよ、と思いますよね。

でも実際にレッスンをしていると、この“素直にやってみる姿勢”こそが、上達できる人とそうでない人を大きく分けるポイントになっていると実感します。

「まずはやってみる」というシンプルな姿勢には、とても大きな力があります。

新しいことに好奇心を持ち、それを自分の体で試してみられる人は、必ず上達していきます。

特に、プロのシンガーやミュージカル俳優の多くは、これまでに様々な指導法を経てプロの道を切り拓いてきた人たちです。

それでも、これまでの経験や実績にとらわれず、アドバイスを素直に受け止め、興味を持ち、すぐに取り入れて実行します。

「本当に効果があるのかな?」と疑うよりもまずは言われた通りにやってみる。

それによって、自分の癖や思い込みでは気づけなかった体の使い方や声の変化に出会えるのです。
逆に「自分のやり方が正しいはず」と頑なになってしまうと、せっかくのヒントも取り入れられず、成長のチャンスを逃してしまいます。

一度は受け止めて実行してみる――この素直さこそが、上達のスタート地点なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②継続して取り組む

二つ目の共通点は「続けること」

歌の練習は筋トレやスポーツの上達方法と同じで、1回で劇的に変わるものではありません。
頭では理解していても、体は元の癖に戻りがち。

例えば「舌根が奥に引っ込まないように母音を発音する」など、正しいフォームを意識しても、すぐにまた元の癖に戻ってしまうことがあります。

ここで大切なのが「リフレーミング(癖を新しい形に置き換える作業)」
間違った癖を何度もリマインドし直し、新しい体の使い方を習慣化することで、ようやく本当の意味で身につきます。

レッスンでは、ボイストレーナーがより発声のためのリマインドを手取り足取りで行います。
最初は慣れないので、それでOK。
でも、だんだんと、自分でも行えるようになることが理想です。

レッスン以外でも、練習時に自分で癖に戻っていることに気づき、それをリマインドしている時間を取れている方は、圧倒的にリフレーミングができています。

「気づく → リマインドする → 習慣化する」

という小さな積み重ねが、上達への最短ルートになります。

一度で直そうとするのではなく、繰り返し体に教え込んでいくこと。
これが「続けること」の本当の意味であり、確実に声を変えていく力になります。

できない日があっても大丈夫。
リフレーミングは“繰り返すこと”そのものが練習です。今日も一歩前に進めたら、それがあなたの声を育てています。

 

 

 

 

 

 

 

③自分で試行錯誤する

 

三つ目の共通点は「自分で試行錯誤すること」です。

ただ言われたことを実行するだけでなく、練習の中で「なぜうまくいったのか」「なぜうまくいかなかったのか」を考えることで、より繊細な感覚が身についていきます。
なぜなら、歌で多いのは、実際の体の仕組みと、頭の中で思っているイメージがズレていること。
それを修正するために「ボディマッピング」が必要となります。

「ボディマッピングって何??」
それは、自分の体の構造(骨や関節、筋肉の位置)を「正しくイメージし直す」ことです。


例えば、

☑️「呼吸はお腹でしている」と思っているけど、実際には横隔膜や肋骨が大きく関わっている
☑️「首から声が出ている」と感じるけど、実際には声帯は喉仏の奥の小さな部分にある
☑️「背筋を伸ばす」と思って胸を張りすぎ、かえって肩や首が固くなる

こうした“間違った体の地図”を持っていると、無駄な力が入ったり、声が出しにくくなったりします。
ボディマッピングは、このズレを修正し、体の仕組みを正しく理解し直すことで、自然な動きや発声を取り戻す方法です。

ボイストレーナーである私が、生徒さんの体の使い方や声の響きを観察して「今ここが違う」「こうすると良い」と判断しお伝えしますが、最終的にはその役割を自分自身が担えるようになるのが理想です。
自分で体の変化をキャッチし、声の出方を確認しながら軌道修正できるようになる。
これができれば「先生がいないとできない」という依存状態から抜け出し、日常の練習でも成長を続けられます。
自分自身で試行錯誤を繰り返すことは、失敗や迷いも伴いますが、その過程こそが「自分の声を自分で育てる力」につながります。

 

 

 

 

 

 

 



いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
いかがでしたか?
「自分一人だと練習の方向性が合っているのか不安…」という方も多いと思います。そんな方は、ぜひ体験レッスンで一緒に練習してみませんか? あなたの声の特徴に合わせて、最短で成果につながるアプローチをお伝えします♪

 

 

 

 

まとめ

歌が上達の早い人には、次の3つの共通点があります。

1. 言われたことを素直に実行する(上達する人ほど素直)
2. 継続して取り組む(リフレーミング)
3. 自分で試行錯誤する(ボディマッピング)

私自身も、自己流で無理に力んで歌い続けた結果、機能的な発声障害を抱え、克服に10年以上かかった経験があります。
だからこそ強く言えるのは「素直さ・継続・試行錯誤」を積み重ねることが、最速で効率よく歌を上達させる道だということです。


実践ガイド(今日からできる行動)

☑️レッスンや動画で学んだことをまずはそのまま実行してみる

☑️チェックポイントを整理して書き出し、いつでも見返せるようにする

☑️練習を記録して(できれば動画で)チェックポイントができているか自分で振り返る



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マッシュミュージックスクールでは新たにプロ育成コースを開校しました。



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