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Follow @mushmusicschoolこの曲を弾いてみたい!と思った時どうすればいい?
2018/12/26
ピアノ
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ピアノ科講師の相原一智です。
本日は「この曲を弾いてみたい!と思った時どうすればいいか」についてお話しします。
ピアノは特に、最初に曲を弾き始める時のハードルが結構高いので、是非読んで頂ければご参考になるかと思います。
楽器にしても環境にしても、こだわるとキリがないので・・・(笑)
なるべくシンプルにスタートするのが一番です。
そして疑問点はその都度、プロや経験者に聞くのが一番スムーズだと思います。
まずは不安をなくしましょう!
①誰のどんな演奏が好き?
YouTubeでも、CDでも、テレビでも、生での演奏会体験でも、
自分が「この曲を弾きたい!!」と思ったきっかけをとにかく大切にしてください。
例え「なんでこの曲を??」と周りの人に理解されなくても、いつかその本当の意味が分かります。
私の場合はダカンの「かっこう」、という曲が小学校の時CD(CDと楽譜が一緒になったセットを親が買ってくれた)を聴いてとにかく気に入ってしまったのです。
習っていた先生には「難しいよ」と言われましたが、勝手に弾いているうちに時間をかけて段々弾けるようになって来ました。
自己流の癖が取れたのは大人になってからです。
でもその曲が私の進路を決めることになりました・・・。
この曲のこの人の演奏が
「なぜだか分からないんだけれど大好き!」
という、自分なりのこだわりは、演奏に情熱と魅力を引き出すのでとっても大事です。
②楽譜は?
楽譜ってとにかくいっぱいありますよね。
輸入版・国内版も、ネット販売・楽譜店でも共に出ています。値段も様々です。
何が良い楽譜で、何が良くない楽譜なのか、実際に使ってみないと分からなかったりします。
・シンプルに見やすい、製本がしっかりしたもの
・解説が良い
・指づかいなど校訂者のアイディアが優れたもの
・オーセンティックな版(原典版)とされるもの
あるいはIMSLPで手に入る著作権切れの無料楽譜もあります。
ここでは
「まずは最低限、音間違いが無く、見やすいこと」
としておきます。
一応作曲家によってスタンダードとされている版はあります。
分からなければ、
「今私はこの楽譜を持っているんですが、この曲だとどの版が良いですか?」
と私たちにどんどん聞いてください!
③とにかく好きなところから弾いてみる
一曲って、聴いているときはあっという間ですが、自分で弾き始めると結構長く感じるもの。
それもそのはず、最初は止まりながらゆっくり弾くから(笑)!
全曲通しての譜読みも楽ではないし、指もすぐには良く動かない。
こんな時、どこからどのように弾き始めたら良いでしょうか?
意外なアドバイスかもしれませんが、初めは、最初から最後までをさらう必要はありません。
とにかく一番気に入っているところから弾き始めてみてください。
もしくは今、特に気になっている場所から始めしょう。
それが集中出来るコツです。
練習は集中して出来るのが一番大切です。
その中で、上手くイメージした音がすんなり出せるときもあれば、
「なんか違うんだよな・・・」というモヤモヤを抱えるときもあるでしょう。
「壁」、が出て来ます。
でも実はここまで来ればかなり曲と対話している、良いサインなのです。
④(必ず出てくる)分からないところはまとめてプロに聞け!
上達する途中では、必ず行き詰まり・壁が出てくるものです。
「なんか違うんだよな・・・」
と思ったら、楽譜に(鉛筆などで)印をつけて、ある程度数がたまったら、
「こことここの弾き方が分からない」
と先生やプロに、是非聞いてください。
先生は、一緒に弾き方を考えてくれるでしょう。
プロは弾いて見せてくれるでしょう。
そして自分一人で練習しているだけだと、全体が見えなくなって凝り固まってしまいやすいところをどんどん解きほぐします。
その中で、あなたが「これだ!」というコツ・ヒラメキが得られて、自分で新しいやり方を取り入れて行くと良いことがいっぱい待っています。
フォームも矯正されていきますよ。
もし、仕上げていく中で曲の楽しさが分からなくなってしまったら、
①の、自分がなぜ「この曲を弾きたいと思ったのか」、というきっかけ・原点にもう一度戻りましょう。
そこから、「こういう場所で弾いてみたい!」など思わぬ形でのアウトプットのアイディアが生まれたりしますので。
是非、ためらわずに私たちに相談してください。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まとめ
①まず弾きたくなったきっかけを大事に!
②楽譜は音間違いがなく、見やすいものを。
用途ごとに適したものもあるので迷ったらプロに聞こう。
③練習は曲の最初から始める必要はない。
一番好きなところ、もしくは気になったところからさらううちに、コツがつかめてくる。
④練習は進めていくと必ずわからないところが出てくる。
いくつかたまったらプロに聞こう!
実践ガイド
①普段の中で、ピアノっていいなと思った時を思い出してみてください。
ジャンル問わずに、自分もこんな風に弾けるようになれたらな、と感じた時を。
そしてまずは1曲、メインの曲を決めましょう。
②そのメインの曲に沿って、最適な楽譜を探しましょう。
自分がこれからマスターするまでずっと見るわけですから、使いやすいことが一番です。
③最初は好きなところ・気になったところからスタートして、次第に全曲マスターに進んでいく。
このあたりは曲の形式の把握(どう弾くと曲が上手にまとまって聴こえるか)、とも関わってきますので分からないところがいっぱい出てくるでしょう。
④ ③の中で出た、分からないところは、楽譜に鉛筆で印をつけたりノートにまとめておいて、「今回はこれが分からなかった」と聞いてください。大歓迎です!
私たちにとっても、「○○さんはこういうところに壁を感じているんだな、じゃあこういうことをしてみたら良いかもしれない」、と水面下で良いアドバイスを用意出来ます。
そして「今後こういうことをしてみたいのだけど・・・」などと発表のアイディアが生まれたら、それも是非聞いてくださいね。
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