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【DTMの始め方】必要最低限のプラグイン・エフェクト|使い方まとめ!
2022/7/24
作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール DTM科・トラックメイク科・エレキギター科・アコースティックギター科・作詞科講師の塔本圭祐です。
DTMを始めた最初の頃って、覚えないといけないことが沢山あって大変ですよね。
DTMの始め方をつらつらと書いていく当シリーズ【DTMの始め方】
今回は絶対に避けては通れない、プラグイン・エフェクトについてお話しをしていきます!
将来は自分でミックスができるようになりたい方やMIX師志望の方はもちろん、 応用した使い方も紹介するので、中級者や上級者の方も読んでみてくださいね!
①そもそもプラグイン・エフェクトってなに?大まかな概要を理解する
まず簡単にいうと、エフェクターとは音を変化させる道具の総称です。
ガーっと音を歪ませたり、音に残響を与えたり、さまざまなことができます。
能力者バトルを想像していただくと少しイメージしやすいかもしれないのですが、 エフェクターは系統別に分けられます。
さらに派生していきますが、大まかに要約するならこんな感じです。
✔︎歪み系:オーバードライブ、ディストーション
✔︎モジュレーション系:コーラス、フェイザー、トレモロ
✔︎ダイナミクス系:コンプレッサー、リミッター、マキシマイザー
✔︎空間系:ディレイ、リバーブ
✔︎周波数系:イコライザー、フィルター
個人的にこの●●系の部分は覚えなくて良いと思います。
カナになっている部分は非常によく使うので、覚えてもいいかもしれません。
これらは道具なので、それぞれに役割があるということを理解できれば100点です。
イメージしやすいように少し例え話をします。 料理をする際には道具をたくさん使います。
食材を加工するには包丁、加工した食材をまとめて煮込むには鍋、味見をしたり取り分けたりするには、おたまが必要です。
エフェクターもこれと同じで、全然難しくありません。
使い方を把握できればOK!
②系統別に見るそれぞれの使い方
では、これらをどのようにして使っていくのか、具体的な例を交えながら書いていきます。
今回紹介するものは、おそらく今後必ず使うことになると思います。
しかし、今全てを覚える必要は決してありませんのでご安心ください。
2.1 全人類が愛してるエフェクター【歪み系】の基本
歪み系のエフェクターの仲間:オーバードライブ、ディストーション
まず音楽業界において、これは【ひずみ】と読みます。
歪み系を利用する目的は、元の音を歪ませて音色を変化させることです。
使用例:ロックなギター、メガホンみたいな声、壊れたドラムの音 etc
一見シンプルですが、実はマニアックな話がいくらでもできてしまうくらい、 奥が深く、みんなが大好きなエフェクターです。
2.2 全人類が愛してるエフェクター【歪み系】の応用
残響音だけを歪ませることで、面白い効果が得られたり、
ドラムを少し歪ませると、同じボリュームで音を大きくすることができます。
曲によっては、全体を歪ませてしまうのも面白いです。XXXTentacionがやってました。
DRY SAMPLE
WET SAMPLE:Over Drive
WET SAMPLE:Distortion
2.3 使い方無限大のエフェクター【モジュレーション系】の基本
モジュレーション系の仲間:コーラス、フェイザー、トレモロ
モジュレーション系を利用する目的は、元の音を揺らして音色を変化させることです。
この系統の中でさらにまた分岐がありますが、今回は割愛します。
種類ごとに異なる方法で音を揺らして、それぞれ元の音に与える効果が変わります。
使用例:シティポップなギターの音、ピアノやシンセに動きをつける、飛び道具
非常に独特な音の変化を感じられるのがモジュレーション系です。
綺麗な印象もエグい印象も与えられる、少し極端な存在と言えるかもしれません。
2.4 使い方無限大のエフェクター【モジュレーション系】の応用
例えば、トレモロのタイムを極端に短くすることでマシンガンのような音になったりします。
元々の用途がかなり広いエフェクターですが、バックボーカルにコーラスをかけて、元の音と混ぜると広がりと重厚さの両方を得ることができます。
また、DTMにおいてはモノラル音源をステレオにする目的で使うこともオススメです。
DRY SAMPLE
WET SAMPLE:Chorus
WET SAMPLE:Tremoro
WET SAMPLE:Phaser
2.5 シンプルゆえに難しいエフェクター【ダイナミクス系】の基本
ダイナミクス系の仲間:コンプレッサー、リミッター、マキシマイザー
ここは正直、あとになってつまづきやすいポイントだと思いますが、基本的な利用目的は音量を整えることです。
使用例:録音したボーカルの音量にムラがある場合の補正、全体の音量の最適化
一見、非常にシンプルなのですが、私が初心者の頃、ダイナミクス系の代表格”コンプレッサー”は特に難しく感じました。
「閾値(いきち)に達した音を指定した値の絞り方で下げる」ということなのですが、人によっては、理解に時間がかかるかもしれません。
2.6 シンプルゆえに難しいエフェクター【ダイナミクス系】の応用
倍音を付加して音に色を加える用途で使われることが非常に多いです。
また、サイドチェインという技術を使って、ノリに変化を与えることができます。
DRY SAMPLE
WET SAMPLE:Compressor
2.7 個人的に一番好きなエフェクター【空間系】の基本
空間系の仲間:ディレイ、リバーブ
空間系を利用する目的は様々ですが、元の音に残響を加えることが主な目的です。
残響を加えることで、その音がどこで鳴っているのか知覚することができます。
トンネルの中で大きな声を出すと音が反響して、トンネルにいる感じがすると思います。
あるいは体育館でバスケ部の靴がキュッ!!!と響く感じ、これらがリバーブです。
山に向かって「ヤッホォォォォォォォオオ!」と叫べば、「ヤッホォォォォォォオオ!」と返ってくるヤマビコ効果をディレイと言います。
使用例:音に立体感をつける、壮大なカンジにする
個人的には一番好きなエフェクターで、とてもよく使いますが、DTMにおいては動作が物凄く重くなるので、使い過ぎには気をつけましょう。
2.8 個人的に一番好きなエフェクター【空間系】の応用
このエフェクターは存在自体が応用のようなものなので、なかなか難しいですが、アナログディレイの発振は応用と言えるかもしれません。
ヤマビコの音がさらにヤマビコになり、どんどん繰り返していくと音の洪水が起きます。
ギタリストはやりたがりますが、ダブが好きな方なら、テープディレイで発振させるとあの音になりますよ!
DRY SAMPLE
WET SAMPLE:Reverb
WET SAMPLE:Delay
2.9 エフェクター【周波数系】の基本
周波数系の仲間:イコライザー、フィルター
一番お固い印象を覚える名前ですが、利用する目的は周波数ごとに音を変化させることです。
敢えて抽象的な言葉で説明すると、モコモコした音を綺麗にしたり、キンキンした音を聴きやすくしたりすることができるエフェクターです。
また、ダイナミクス系と同じように色を加えることが目的の場合もよくあります。
使用例:不必要な低い音を取り除く、必要な音を持ち上げる
2.10 エフェクター【周波数系】の応用
空間系のエフェクターと組み合わせることによって、より豊かな音にすることができたり、特定の音を重ねて使用する際に不要な部分を取り除いてから重ねるとより迫力が増したりします。
DRY SAMPLE
WET SAMPLE:EQ
今回は必要最低限のエフェクターについて記事にしました。 あくまで簡単な概要しかご紹介できていないので、今後はこの一つ一つにフォーカスした記事を書いていきたいと思います!
お気に入りのエフェクターを見つけて、あなたらしい音楽を作ってみてくださいね。
下記に本日のまとめと実践ガイド書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
それではまた!
塔本圭祐講師の執筆ブログ記事ページ

まとめ
①エフェクターとは音を変化させる道具の総称
②エフェクターには系統があるが、何系などの用語は今すぐ覚える必要はない
実践ガイド(使える無料プラグインの紹介と掛け合わせの魅力について)
①使える無料プラグイン
Logic Pro Xにはたくさんのエフェクターが元々入っています。
中にはその音が良くないという人もいるかもしれませんが、個人的には全くそんなことはないと考えています。
例えば、OverdriveやPhatFX、Delay DesignerやChromaverbなど、お金を出してでも欲しいくらい、とても良いプラグインが沢山入っています。
Logicに標準で搭載されているプラグインの弱点を挙げるならば、 直感的に触れるようなものは多くない点があります。
IQが4くらいの私の場合ではありますが、一部のプラグインは当初とても難しく感じていました。
しかし、慣れればとても心強い味方になってくれます。
それまでの付き合い方としては、 使いやすいものを購入してもいいですし、お金をかけたくないと頑張るのもいいと思います。(偉そうなこと言ってますが、私は買っちゃいました笑)
②掛け合わせの魅力
エフェクターを理解してくると、その効果を掛け合わせる魅力に取り憑かれると思います。
例えば、
✔︎ディストーションとフランジャーで往年のハードロックの音を作ったり
✔︎コーラスとビブラート(本文では紹介していないモジュレーション系エフェクター)で、 これまた60年代のロックスター風な音を目指したり
など、可能性は無限大です。あなたの音を探してみてください!
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