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マッシュミュージックスクール DTM科トラックメイク科講師の坂本竜太です。

前編に引き続き後編となる今回は
「オールジャンルで活躍する立体感のあるギタートラックを作り方」の
「MIDIの打ち込みテクニック」
についてを解説していきたいと思います。

ここでは「ギターのフレーズ構成」を中心に「どのように打ち込めば立体的なギターフレーズになるのか?」にスポットを当てていきます。
このような基本的な概念を何となくでも良いので理解しておくことで、ギターが弾けないDTMerの方でもすぐご自身の楽曲制作に取り入れられる内容となっています。
それでは詳しく見ていきましょう。

 

 

動画解説

 

 

 

 

 

 

①左右のギターで異なるフレーズを弾く!?

ますはデモ楽曲を聴いてみましょう。

 

いかがでしたでしょうか?
このようなステレオ感が豊かなギタートラックは楽曲のクオリティーをアップさせる上でとても効果的ですが基本的な構成はシンプルで、
「左右のギターで異なるフレーズを弾く」
ということがポイントになってきます。

ギタリスト視点で考えると何の変哲もない当然のテクニックなのですが、(前編にも書きましたが)楽器経験がゼロでいきなりDTMを始める方が多いであろう現在では意外と気が付きにくいテクニックではないかと思います。

これに加えて大切な点として、ギターが弾けなくても
「こんなギターが鳴っていたら良いな」という「イメージだけでフレーズを組み上げて良い」ということが挙げられます。
僕のブログでは何度か書いていますが、ご自身が納得して気に入っていれば
「そのフレーズが実際にギターで弾けるか弾けないかは関係ない」
ので、ルールや理論に縛られず感覚的に1音1音重ねていくことが大切です。
それでは実際のMIDIの打ち込み方を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

②LサイドのギターのMIDIの打ち込み

2.1 フレーズ構成について

 

ではLサイドのギターのみで聴いてみましょう。

 

LサイドのギターはRサイドに比べて全体的に低めのノート(音)で構成されています。
これはRサイドのギターを高めのノートで構成したいという理由からで、このように左右でノート構成を少し変えることで音域的にも豊かなフレーズを作ることができます。

また、ギターの弦の持続音を考えてMIDIノートを重ねて鳴るようにしたり(上写真参照)、コードのルート音を入れたりするとよりコード感が豊かになってきます。

先ほども書きましたががこのようなフレーズは1音1音、響きを確認しながら打ち込んでいくスタイルでも全く問題ありません。
コードやスケールなどの専門知識がなくても良いので「心地良い響き」を追求しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

2.2 ベロシティーについて

 

まず、このようなナチュラルな歪み感のギターフレーズを作りだす時に大切なのは「ベロシティー」です。
「MIDIでは127が最も大きな値」になりますが、ここでは一番大きい値でも63、一番小さい値では7になっています。
この値と音色の変化は使用しているギターの音色によって変わってきますので実際に鳴らしながら調整しましょう。

DAWソフトのフギター音源はとても良くできておりベロシティーによる音色の変化も豊かでリアルですので、ピッキングのニュアンスなども踏まえてじっくりと作り込んでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③RサイドのギターのMIDIの打ち込み

3.1 フレーズ構成について

 

Rサイドのギターのみで聴いてみましょう。

 

RサイドのギターはLサイドに比べて全体的に高めのノート(音)で構成されています。
こうすることで低めのノートやコードのルート音を含めた構成になっているLサイドのギターに対して装飾的な華やかさを持たせる役割を担っています。

また、持続音を考慮してMIDIノートを重ねて鳴るようにしたり、1音1音、響きを確認しながら打ち込んでいくという点は②で解説しているものと同様になります。

 

 

 

 

 

 

 

3.2 ベロシティーについて

 

基本的な考え方は2.2 Lサイドギターのベロシティーで解説したことと同じになりますが、ベロシティーの値による音色の変化は低いノートと高いノートでは微妙に異なってきます。
高いノートになればなるほど音の持続時間が短くなってきます
ので、 実際に音を鳴らしてその変化を確認しながら打ち込んでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?
ギターが弾けなくても頭の中で鳴らしたいフレーズしっかりとイメージすることで、実際に打ち込んでいく時の工程やエディットのやり方も明確に見えてきます。
特にベロシティーの変化に伴う音色の変化や音の持続性を踏まえたノートの重ね方などはじっくりと取り組むことが大切です。
シンプルですがとても奥が深いテクニックとなっていますので、ぜひ皆さんもご自身の楽曲に取り入れてみてください。
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
また次回のブログお楽しみに!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。

坂本竜太講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 

 

まとめ

①LサイドのギターとRサイドのギターを音域を分けた異なるフレーズで構成することで立体的な音像を作ろう!

②ベロシティーによる音色の変化をしっかりと掴むことで、ワンランク上のリアルなギターフレーズを作ろう!

③ギターが弾けなくても1音1音じっくりと音を重ねて調整できるステップ入力を活用して楽曲に活かそう!

 

実践ガイド

今回の流れをオーディオデータと画像で解説

ギタートラックのみ

 

Lサイドのギターのみ

 

Rサイドのギターのみ

 

 


画像解説
①Lサイドギターフレーズ構成画面



②Lサイドギター_MIDIロール画面



③Rサイドギターフレーズ構成画面




④Rサイドギター_MIDIロール画面



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