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【ビブラートの出し方】自然な声の波をつくる方法
2025/11/24
ボーカル
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マッシュミュージックスクール ボーカル科・作詞科・作曲・編曲科講師の藤本涼子です。
歌を聴いたときに「ビブラートがキレイ!」と感じることはありませんか?
でも実際に自分でやってみると──
☑️まずビブラートの出し方が分からない
☑️出せても声が震えるだけ
☑️ビブラートを出したら喉が疲れる
☑️出したい音程で出せない
そんな悩みを抱える方はとても多いです。
今回は、正しいビブラートの仕組みと出し方を、ボイスサイエンスと身体感覚の両面から解説します。
“声を無理に揺らす”のではなく、“声が自然に揺れる”状態を目指しましょう。
目次
①ビブラートとは?「声の波」が生まれる仕組み

ビブラートとは、持続した音の中で音高(ピッチ)と音圧(強さ)が周期的に変化している状態です。
つまり、一定の音の中に「自然なゆらぎ」が生まれていること。
この揺れは、意識的に作るのではなく、
呼吸・声帯・共鳴のバランスが取れたときに自然に起こります。
クラシックでもポップスでも、理想的なビブラートは 「安定した土台の上に生まれる、自然な波」です。
②間違ったビブラートの例 ― 力みで作る「震え」

次のようなビブラートは要注意です。
多くの初心者がやりがちな誤りとして:
☑️下顎を上下に揺らす(→声が不安定になる)
☑️頭を小刻みに動かす(→ピッチが乱れる)
☑️首を緊張させて喉頭を固定しようとする(→声が詰まる)
これらは一見それらしく聞こえても、実際には筋肉の緊張によるノイズです。
つまり、外部筋による強制的な動きであり、声帯振動や呼気流との自然な連動ではありません。
結果として、
☑️不自然なうなり
☑️ピッチが不安定な「震え声」
☑️声帯の疲労
につながります。
③自然なビブラートが出る「声が自由に流れている状態」とは

「声が自由に流れている」とは、呼吸・声帯・共鳴の連携が滞りなく起こっている状態です。
つまり、
☑️息がスムーズに出入りし、制限されず止まらない
☑️声帯が無理なく振動している
☑️共鳴腔(口腔・咽頭・鼻腔)が広がり、響きが自然に抜ける
このとき、声は「線」ではなく「流れ」になります。
反対に、喉や顎・首に力が入っていると、息の流れが途中でせき止められ、
声が途切れたり不安定になりやすくなります。
さらに専門的に言うと、
声が自由に流れている =
“気流エネルギー”と“筋肉エネルギー”のバランスが取れた状態。
つまり、呼吸圧(Air Pressure)と声帯の内転(Adduction)の釣り合いが取れると、
声は自然に波打ち(ビブラートが生じ)ます。
自然なビブラートは、その“流れの中で生まれる波”。
意図的に揺らすのではなく、「息と声が一体化して波打つ」ような現象なのです。
④ビブラートを出すためのトレーニング法

ここでは、誰でも実践できる段階的な練習を紹介します。
4.1 安定したロングトーン
「アー」と一定の音を5秒以上キープしてみましょう。
ピッチが上下しないように、息の流れを途切れさせず、下腹部の支えを感じながら。
☑️ポイント:息を「押し出す」のではなく、「流し続ける」イメージ。
4.2 軽い波をつけてみる
ロングトーンの途中で、ほんのわずかに音程を上下に揺らします。
半音以下でゆっくりと、「ア〜〜〜〜」の中に微細な動きを加えましょう。
☑️ポイント:このとき下顎や頭を動かさないのがポイント。
手で首に触れて、筋肉が揺れていないかチェックすると◎。
4.3 自然な揺れを感じる
慣れてくると、意識していないのに声が自然に波打つ瞬間が訪れます。
それが本来のビブラートです。
☑️ポイント:無理に揺らそうとせず、声が一定に流れている感覚を大切に。
⑤ジャンル別・ビブラートの使い方

ジャンルによって理想的なビブラートの速さや幅は異なります。

ジャンルによって「揺れ方」を選べるようになると、表現力が格段に上がります。
⑥ビブラートをコントロールする3つの軸

自然に出せるようになったら、次は意識的に「使いこなす」段階です。
意識すべき3つの軸は以下の通りです。
☑️スピード(揺れの速さ)
☑️レンジ(揺れ幅)
☑️タイミング(どのフレーズで使うか)
特にR&Bやジャズでは、フレーズの終わりに入れるビブラートが効果的。
使いすぎるとくどくなるので、感情を乗せたい部分にだけ使うのがポイントです。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ビブラートはテクニックではなく「結果」。
呼吸、声帯、身体のリラックスが調和したときに生まれる、自然な声の波です。
「揺らす」ではなく「揺れる」。
その違いを感じながら、あなたの声の流れを楽しんでください🎶
「自分一人だと練習の方向性が合っているのか不安…」という方も多いと思います。そんな方は、ぜひ体験レッスンで一緒に練習してみませんか? あなたの声の特徴に合わせて、最短で成果につながるアプローチをお伝えします♪

まとめ
①力みで震わせず、呼吸と声のバランスで揺らす
②安定したロングトーンがビブラートの基礎
③「力を抜く勇気」が、自然な波を生む

実践ガイド:毎日の練習ルーティン
①深呼吸を3回し、肩・首・顎をリラックス
②ロングトーンを3セット(5秒×3音)
③軽い揺れをつけたロングトーンを3セット
④自然な揺れが出たら録音し、自分の“波”をチェック

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