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マッシュミュージックスクール エレキギター科アコースティックギター科DTM科講師の竹内嵩です。

リハーサルスタジオなどでよく置いてあるRoland JC-120のアンプなどよく見てみると INPUT端子が「HIGH」「LOW」で二つに分かれていて、よくわからずなんとなくで接続してる方も多いと思います。

これは実際そこまでシビアになりすぎなくても大丈夫なのですが、
場合によってはイメージする音にならなかったりノイズが混じったりなど、アンプの出音に影響する場合があるんです。

今回はそんな2種類のINPUTの基本的な使い分けについて解説していきます。

 

 

 

 

①インピーダンス(電気抵抗)が関係している

   


機器の入出力においてキーワードとなるものに「インピーダンス」というものがあります。

音声信号などの交流電流に対して電気抵抗として働く要素を「インピーダンス」といいますが、
機器の電圧の大きさに応じてインピーダンスも変化する仕組みになっています。

・ハイインピーダンス・・・音が大きくノイズに弱い(歪みやすい)
・ローインピーダンス・・・音が小さくノイズに強い(歪みにくい)

 

 

 

 

 

②「HIGH/LOW」の使い分け方

では実際どちらに繋ぐのがいいのか?

それは結論からいうとギター側とアンプ側のインピーダンスを合わせることで、効率的に電気信号の伝達が行うことができ、良い音を出しやすくなります。


 

 

2.1 「HIGH」に繋ぐ場合

 

・電池を使用しないパッシブギター
・エフェクター等を挟まず直接アンプに接続

このようなシチュエーションではピックアップがハイインピーダンスで信号を伝達するため 「HIGH」に接続します。

 

 

 

2.2 「LOW」に繋ぐ場合

 

・プリアンプを内蔵したアクティブギター
・エフェクターを間に挟んだセッティングの場合

このようなシチュエーションではローインピーダンスになるため 「LOW」に接続します。




とはいえ、エフェクターを使っていてもレベルが下がらないように「HIGH」に繋ぐ人も多いようです。
出力と入力でインピーダンスが異なりますが、その場合出力が入力の許容値を超えていないため問題ないのです。

 

 

 

③ノイズが混じったり、出音に影響するシチュエーションとは?



しかし逆にパッシブギター(ハイ・インピーダンス)から直接アンプの「LOW」に繋いだ場合、 出力のインピーダンスが入力を超えてしまい、電気信号が正しく伝わりません。

ギターで鳴らした音がアンプに伝わらず、結果イメージした音が出ない恐れがあります。
特に篭ったり高域が足りなくなることが顕著です。

アンプに接続する際には「ロー出しハイ受け」と覚えておきましょう。







いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

まとめ

①ギター側とアンプ側のインピーダンスを合わせることで効率的に電気信号の伝達が行える。

②出力が入力の許容値を超えていなければ問題ないため、ローインピーダンスの状態で「HIGH」に繋ぐのもアリ。

③アンプに接続する際には「ロー出しハイ受け」で。
逆にすると音痩せの原因に。

 

実践ガイド

この原理を音作りで応用してみるアイデア↓

・高音域が耳障りになりやすいギターやアンプを使う時
アンプに至るまでの出力インピーダンスが低くない場合でも、「LOW」を使うことで、高音域をわざと劣化させるといったアイデアもあります。
アンプのEQでトレブルやプレゼンスを下げるのとはまた違った効果を得ることができるでしょう。

・歪みやすいアンプを使っていて、もっとクリーンな音を出したい時
「LOW」を使うと入力のゲインが下がり、コントロールのゲインを上げても歪みにくくなります。
音楽においてどんな音が正解とか間違いとかは捉え方によって変わる部分もあり、一概には言い切れません。
自分の理想に近づけるためにも、どの接続でどんな音がでるのか、色々聞いて試してみるのが良いと思います。


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