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マッシュミュージックスクール ギター科講師の竹内嵩です。

ギターを長いこと弾いていると出てくる症状が、
『弦のビビリ』

ギターの弦が『ビビる』ことで問題となるのが、サスティーン(音の伸び)が無くなることです。
アンプに通した際の出音に支障が出るため、普段演奏で使用するギターであれば早めに対処しておきたいところ。

そういった症状の原因と、どんな対処法があるのかを見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

①ネックの反り

   

1.1 ローポジションでビビる場合

ネックが「逆ぞり」していることが原因かもしれません。
逆ぞりは弦の張力に勝ちすぎたネックが山なりになっている状態です。

極端に逆ぞりが進行すると解放弦であっても音の詰まりやビビりの原因につながります。


 

 

1.2 ハイポジションでビビる場合

ネックジョイント地点(ボディとネックの継ぎ目位置)で大きく順ぞり(ネックが弦に対して谷のように凹んでいる状態)発生している可能性があります。

この症状では特にハイポジションでの弦高が不足しがちになります。
ネックの反りはトラスロッドで調整するのが一般的ですが、実際にはねじれた状態など複雑な症状の場合もあります。
ちょっとした調整で治らない場合はプロに相談しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②フレットの劣化

特定のフレットを弾くと、ビビることがあります。

頻繁に使用するポジションのフレットは他のポジションよりも速く摩耗していくため、
特定のフレットだけが他より低くなってしまい、押さえた時の弦高が落ちてしまいます。

そのため、手癖やよく使うフレーズ・奏法(特にチョーキング、ビブラート)はフレットが摩擦する原因にもなります。

こうしたフレットの不具合は、

・症状によっては飛び出ているフレットを叩いて押しこむ
・「すり合わせ」で全体の高さを揃える

といった専門的な作業も必要になります。



 

 

 

 

 

 

 

 

③弦高の調整

今まで大丈夫だったのに、

・弦のゲージ(太さ)を変えた時
・ブリッジの高さを調整をした時

に急にビビリが出ることがあります。

これらはブリッジでビビりが発生している可能性があります。

また、どこを押さえても特定の弦だけがいつもビビるという場合も同様の原因が考えられます。


ブリッジの場合、弦のビビりだけでなくブリッジのパーツが弦振動に共振することも考えられます。
弦高の調整などで弦の張力を上げることで対策が可能です。



いずれも異変を感じた際、自分で対処できない場合にはリペアや楽器屋さん等、プロに相談してみましょう。






いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

 

 

 

 

まとめ

①ローポジションでビビる→「逆ぞり」の対処が必要。
ハイポジションでビビる→ネックジョイント地点の「順ぞり」の対処が必要。

②特定のフレットでビビる→フレットの全体調整が必要。

③特定の弦がビビる→弦高の調整などで弦の張力を調整する。

 

実践ガイド

①ネックの反りの確認→調整
ギターを弦の張ってある方向に沿ってヘッドから覗くと、ネックの反り具合がわかります。
1フレットと最終フレット上で軽く押さえ、中央あたりのフレット(8〜12フレットあたり)で弦とフレットの間に最適な隙間があるかどうかで判断する方法もあります。
トラスロッドで調整できる症状もあればできない症状もあるので、プロに相談してみるのが一番でしょう。

②フレット消耗の対策をする
弦の状態でもフレット消耗の進行度合いが変わってきます。
錆びた弦では摩擦が大きくなるため、出来る限りこまめに弦交換をしていきましょう。
症状によっては専門的な作業が必要になるため、その際はリペアに出しましょう。

③特定の弦がビビる場合は弦の張力を調整
・弦のゲージを上げる
・ブリッジの高さを上げる
などの対策で弦の張力が上がると弦がサドルに押し付けられる力が増し、ビビりに対する予防効果が高まります。



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