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知るだけ!かっこいい8ビートの作り方。
2019/1/5
ドラム
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マッシュミュージックスクール ドラム科講師の横田拳章です。
本日はみんな大好き「8ビート」についてのお話です。
ドラムを始める時、だいたい始めにやるのがこの「8ビート」
ドラマーとして生きる上で、必ず付き合っていかなければならないこのビートを 「簡単に?」カッコ良くできてしまう裏技を教えます。
みんなには ナイショだよ!
①ドラムがうまい人って8ビートがかっこいい
プロのドラマーだとか、部活、サークルの先輩だとか、憧れのあの人だとか・・・・
ドラムがうまい人ってまずこの「8ビート」がかっこいいんですよね。
でも、現代のドラマーなら誰もが通るこの「8ビート」。
大体のドラマーが叩けます。もしあなたが今からドラムを始めるとしたら、
おそらく早い人だと数分で、
遅くても一週間も叩き続けていれば叩けるようにはなるでしょう。
「同じことを叩いているはずなのに、何が違うんだろう?」
と誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
「思ったことないよ~」って言われちゃうとこの話終わっちゃいます。
リズムとか音色とか、考えうる理由はいくつかありますが、今回は
「ドラムセット内のバランス」という点から切り込んでいきます。
②音のバランスに気をつけよう
突然ですが、頭の中で8ビートの音を思い浮かべて声に出して口ずさんでみましょう。
多くの人はおそらく
「ドン、タン、ドン、タン」
とイメージするのではないかと思います。
そう、一般的に8ビートというものは 「スネア」と「バスドラム」が肝になっているのです。
しかし、初心者の方やドラムに慣れてきた方、さらにはけっこう叩ける人にでもありがちな傾向として、
利き腕に力が入ってしまうため、ビートを刻むシンバル(ハイハットやライド等)が大きな音で出てしまい、
利き腕でない腕で叩くスネアが小さくなってしまったり、
手に比べてコントロールの難しい足の音量が小さくなってしまったりしていることが多いのです。
すると相対的に「ドン!タン!」が聞こえにくくなってしまいます。
このスネア、バス、シンバルの「3点のバランス」こそが、8ビートの肝であり、最も個性の出るところになります。
どうですか?あまり考えたことなかったんじゃないでしょうか。
「スネアとバスドラムを聴かせる!」という意識を持つだけで、
明日からのあなたの8ビートが劇的にカッコよくなったり、エッチになったり、 さらにはダンディになったりするかもしれません。
うん、たん!うん、たん!
③あなたの思い描く「8ビート」
とはいえ、この音のバランスというもの、正解があるわけではございません。
(まあ何事もそうなんでございますが。)
著名なドラマー、プロドラマーでも様々なバランスの方がいます。
3.1 金物大きめ:ピエール中野
明るい音のハイハットを使うなどして、意図的に金物を鋭く聞かせるようにしていると思われます。
キレがあるように聞こえていいですよね。
3.2 スネア、バスが爆音:イラン・ルビン(ilan rubin)
こちらは全く逆のバランスで、ハイハット ライド共に暗い音色で音量の出にくいものを使っています。
バランスもしっかり真逆ですね。
3.3 教科書:スティーブ・ガッド
スティーブガッドは、個人的にバスドラを中心にビートのバランスを組み立てているように感じます。
3.4 個人的に大好き:クリフ・アーモンド
最後に、個人的に大好きな8ビート!クリフ・アーモンドというドラマーです。
理屈抜きで最高に気持ち良いですね!
いかがでしたでしょうか? ①ドラムがカッコ良く聞こえる人は、 ①まずはハイハット:スネア:バスドラムを5:5:5の割合で演奏するイメージを持ってみましょう。
他にも、
右手の刻みも大きいが、それを補えるほど爆音でスネア、バスドラを鳴らす人。
右手の刻みの音を抑えることで、相対的にバスドラ、スネアを聴かせる人。
とにかくスネアだけ爆音の人。
あえて右手の刻みを大きいバランスで出す人。
バスドラだけで、ビートを作り出してしまう人。
これらも、ほんの一例にすぎません。
あなたの好きなドラマーは、一体どんな8ビートを叩いているんでしょうか。
そして、あなたの思い描く理想のバランスはどんな割合なのでしょうか?
普段聞いていた曲も、そんなとこをまで聞いてみると、
今まで以上に音楽を聴くのも、ドラムを叩くのも楽しめるかもしれませんね!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!まとめ
「楽器ごとのバランス」が整っている。
②利き手で叩くハイハット、ライドなどはどうしても大きな音になってしまいがち。
バスドラ、スネアのバックビートもしっかり出そう!
③ドラマーによって、さまざまなバランスがある!実践ガイド
すべての音がちゃんと均等に耳に届いているか確認しつつ練習しましょう。
②バランスを整えるにあたって、
「スネアとバスドラをもっと大きい音で叩かなくちゃダメ!!」
となってしまう必要はありません。
人によって筋力差もあれば、得意なことも違います。
スネアとバスがどうしても大きい音で叩けない。。。
というときは、
「右手で叩くハイハットの音」を下げてみるのも手段の一つです。
不思議なもので、音量が小さくとも、バランスが整っていると迫力も出るのです。
③ちょっと難しい話なのですが、
「音量」と「音質」の違いも見極められると吉です。
良く聞こえる=音量がでかい
ではありません。
例として、
「音量はバスドラがスネアより相対的に大きいが、スネアが高いピッチで鳴っているので、聴感上イーブンに聞こえる」
などということがあります。
細かいところのバランスまで見つめることで、さらにかっこいいビートを追求できるでしょう!
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