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【秋に向けた声づくり】 文化祭・ライブに向けたボイストレーニングとボイスケア3つの習慣
2025/9/5
ボーカル
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マッシュミュージックスクール ボーカル科・作詞科・作曲・編曲科講師の藤本涼子です。
まだまだ残暑が厳しい季節ですが、二十四節気では「立秋」を迎え、暦の上では秋が始まっています。
秋といえば文化祭や合唱コンクール、ライブイベントが増える季節。
歌やパフォーマンスに挑戦する人にとって、夏から秋へと季節が変わるこの時期は、声のコンディションを整える絶好のタイミングです。
今回は、「秋に向けた声づくり」として、毎日できるボイストレーニングや、季節の変わり目に意識したい体調管理、そしてステージ本番前の工夫についてお伝えします。
目次
①毎日取り組みたい、秋に向けた声づくりボイストレーニング

文化祭やライブで「最後まで声が持つ」ためには、特別な練習よりも、日常的な小さな積み重ねが効果的です。
ここでは、誰でも毎日続けやすいトレーニングを紹介します。
◆ 朝のウォーミングアップ
朝は声帯がまだ硬く、いきなり大きな声を出すと負担になります。
☑️「んー」と軽くハミング(5秒×3回)
☑️唇を震わせるリップロール(ブルルル…を3回)
これだけでも声帯の動きがスムーズになり、1日の声が出しやすくなります。
◆ 移動中・スキマ時間の母音トレーニング
文化祭やコンクールの曲を歌う前に、母音のフォームを整えることが大切です。
母音が濁ると音程や響きが不安定になり、声量も落ちてしまいます。
☑️「あ」→ 下顎を自然に落として口を開ける
☑️「い」→ 口角を引きすぎず、唇の力を抜く
☑️「う」→ 唇をすぼめすぎない
☑️「え」→ 下唇を無理に引かない
☑️「お」→ 軽くあくびをするように、軟口蓋を少し引き上げる
ポイントは「舌根を喉の奥に押し込まない」こと。
これを意識するだけで母音がクリアになり、合唱やソロでも響きがそろいやすくなります。
◆ 夜のクールダウン
ステージ前は練習時間が増え、声を使いすぎてしまうことも。
声帯は筋肉なので、クールダウンも必要です。
☑️低めの声で「んー」と優しくハミング(10秒×2回)
☑️顔周りを優しくマッサージ(2~3セット)
翌日の声枯れを防ぎ、本番に向けて安定した声を維持できます。
文化祭やライブ直前に意識すべきポイント
毎日の短時間練習を習慣化すると、当日も声がスムーズに出せます。
「長時間歌う体力」ではなく「声が自然に回るフォーム」を育てることが、本番での声量や安定感につながります。
②季節の変わり目に意識したい体調管理

秋口は日中と朝晩の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節です。
特に喉は乾燥や冷えに敏感。ここでは声を守るためのポイントをまとめます。
◆ 乾燥対策
冷房がまだ効いている室内では、思っている以上に乾燥が進んでいます。また、気温が下がってくる時期は湿度が収まり乾燥に気を付ける季節です。
☑️水をこまめに一口ずつ飲む
☑️寝るときは枕元に水を置く
☑️加湿器や濡れタオルで湿度を保つ
「一気にゴクゴク」よりも、「少しずつこまめに」が効果的です。
◆ 季節の変わり目の体調管理(乾燥対策や旬の声ケア食べ物)
秋は朝晩の気温差が大きく、乾燥も進みやすい季節です。
声帯や喉の粘膜を守るためには、水分補給に加え、粘膜を潤す食材を積極的に取り入れることが有効です。
秋の味覚からおすすめの食材をご紹介します。
☑️梨(なし)
昔から「のどに良い果物」と言われています。
水分が豊富で、炎症をやわらげる成分(ソルビトールやカテキン)も含まれ、乾燥や声枯れ予防におすすめです。
☑️サツマイモ
ビタミンCや食物繊維が豊富で、腸内環境を整えることで粘膜の健康をサポートします。加熱してもビタミンCが失われにくいのが特徴です。
☑️キノコ類(しいたけ・しめじ・舞茸など)
β-グルカンが免疫力を高め、ビタミンB群が粘膜の再生を助けます。
また、ビタミンDが多く含まれ、カルシウムの吸収を助けて骨の健康を保つのに役立ちます。
☑️ニンジン
βカロテンが豊富で、体内でビタミンAに変換され、粘膜を強くする働きがあります。抗酸化作用もあり、細胞の老化を防ぐ効果が期待されます。
☑️柿やキウイ
柿は渋み成分「タンニン」で唾液や喉の粘膜に軽く収れん(しゅうれん)作用があり、キウイはビタミンCで粘膜を修復します。食べすぎると体を冷やすので適量に。
☑️栗
ビタミンB1が疲労回復に役立ち、喉のスタミナをサポートします。抗酸化作用もあり、細胞の老化を防ぐ効果が期待されます。
秋の味覚を楽しみながら、乾燥対策や声のケアを意識しましょう。
③ステージ前にやっておきたい一工夫

本番直前は「声を温める」だけでなく、「体を整える」ことも大切です。
◆ 短時間でできるウォームアップ
☑️肩や首を回して緊張をほぐす
☑️軽くストレッチをして呼吸を楽にする
☑️低めから高めへとハミングで声を滑らかにする
いきなり全力で歌うのではなく、階段を上がるように声を慣らすのがポイントです。
◆ 心の準備も忘れずに
文化祭やライブでは緊張して声が出にくくなることもあります。
☑️舞台袖で軽く深呼吸をする
☑️自分が歌う曲の最初のフレーズだけを口パクで確認する
こうした小さな準備が、ステージでの安定感を大きく変えてくれます。

まとめ
秋はイベントが多く、声を使う機会も増える季節。
☑️毎日の短いボイトレ習慣
☑️季節に合わせた体調管理
☑️ステージ前のちょっとした工夫
この3つを意識するだけで、文化祭やライブでも自信を持って声を出せます。
私自身もかつては「歌の練習をたくさんすれば大丈夫」と思っていましたが、それでは当日声が持たず苦労しました。
コツコツ習慣化し、体をケアすることで、ようやく安定した声を出せるようになったのです。
皆さんも、残暑から秋に向けてのこの時期に、ぜひ声づくりを始めてみてくださいね。
一人で練習していると、正しい声の出し方や効率の良いトレーニングが分かりにくいこともあります。
文化祭やライブに向けて、確実に声を育てたい方は、ぜひ体験レッスンで一緒に練習しましょう。
「自分の声の癖を知りたい」「毎日のボイトレをもっと効果的にしたい」そんな方のご参加をお待ちしています!

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