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「リラックスして歌って」と言われて も無理な理由 ~ボイスサイエンスと身体からのアプローチ~
2025/5/24
ボーカル
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マッシュミュージックスクール ボーカル科・作詞科・作曲・編曲科講師の藤本涼子です。
ボイストレーニングの現場でよく耳にする「リラックスして歌いましょう!」という言葉。
でも、実際に「どうやってリラックスするの?」と戸惑った経験、ありませんか?
私自身もその一人でした。
高音を出そうとするほど身体がこわ張り、「リラックスしなきゃ」と思えば思うほど力んでしまう。
そんな悪循環を経験してきたからこそ、今回は「リラックス」と発声の関係、そして身体を通した実践的アプローチを共有します。
①「リラックスして歌う」が難しい本当の理由

「リラックスして歌う」ことは頭では理解できても、実際のパフォーマンス中にそれを実現するのは容易ではありません。
特に高音や難しいフレーズに差し掛かると、「出るかな…苦しいかも」と不安がよぎり、身体が自然と緊張します。
その結果、声が詰まりやすくなったり、喉が締まりやすくなったりする。
これは、「リラックスしよう」と思うほど、逆に緊張を意識してしまうという、よくある落とし穴です。
②声は心と身体の鏡

緊張すると喉がカラカラになる、声が震える、言葉に詰まる…。
こうした経験がある方も多いでしょう。
これは、声が心や身体の状態を如実に反映するものだからです。
つまり、「声と心身は一体」
心が緊張すれば、身体もそれに反応し、声も影響を受ける。
逆にいえば、身体から心に働きかけることも可能です。
③身体から声を整える「ソーマティックボイスワーク」とヨガの視点

私が学び、現在指導にも取り入れているSomatic Voicework™(The LoVetri Method)は、「身体の使い方を変えることで、声を変えていく」アプローチをとります。
☑️声帯や喉の筋肉を「意識」するのではなく
☑️身体のフォームや姿勢を整えることで
☑️結果として、喉や発声器官が自然に働きやすい状態をつくる
特に、喉まわりの筋肉を意識しすぎると、逆に緊張を招く場合もあります。
そのため、「声帯や喉頭筋を細かく意識するより、身体全体の知覚に集中する」ことが有効です。
ここで、私がヨガのインストラクター資格も保有している理由が活きてきます。
ヨガの呼吸法や身体操作は、「今この瞬間の身体の感覚」に意識を向ける訓練になり、結果的に声のリリースにも繋がるのです。
④緊張とうまく付き合う「俯瞰力」とは

「緊張しちゃダメだ」「緊張すると歌えない」と思うほど、人はますます緊張に囚われます。
でも、緊張は悪ではなく、誰にでも起こる自然な反応です。
大事なのは、緊張を否定することではなく、「今、自分は緊張しているな」と気づくこと。
ヨガではこれを「俯瞰力(メタ認知)」と呼びます。
「緊張してる自分がいるな」
「不安になっているのは自然なこと」
と、ジャッジせずにその状態を観察するだけで、心身が少しずつほぐれていきます。
この視点を持つことが、ボイストレーニングにも大いに役立ちます。

まとめ
①「リラックスして歌う」は、頭で理解しても身体がついてこないことがある
② 声は心身の状態をそのまま映す鏡
③身体的アプローチ(姿勢や動き)によって声は変わる
④緊張を否定せず、客観的に見る「俯瞰力」がリラックスへの第一歩

実践ガイド
① 「あくびの声」を出してみよう
あくびをする時の脱力した喉・息の流れを思い出しながら「あ~」と声を出してみましょう。
これが最も自然な「脱力発声」の状態です。
②「緊張したな」と声に出してみる
歌う前や人前に立つとき、「緊張してるな~」声に出すだけで、俯瞰力が育ちます。
「そんな自分もまたいいね!」と肯定的な言葉を更に出すと、身体がすっと楽になる瞬間が感じられるはずです。
③ヨガの呼吸法「ナーディ・ショーダナ」を試す
片鼻ずつ呼吸するこの方法は、自律神経を整え、心身の緊張を和らげます。
発声前のウォーム アップにおすすめです。
とても簡単な方法で動画もたくさんアップされているのでチェックしてみてくださいね。
「自分では分かりにくい」と感じる方は、どうぞお気軽にレッスンにお越しくださいね♪
趣味で歌いたいという方も、分かりやすく丁寧にお伝えしていきます。

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