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Follow @mushmusicschool歌詞の深みはどこからくるのか〜中耳村の生徒日記〜
2024/9/16
生徒日記
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マッシュミュージックスクール代表の湯澤真人講師に、「作曲・編曲・DTM」のレッスンを受けている中耳村(ちゅうじむら)と申します。
皆さんは曲を聴いていて「この歌詞は深いな」と思うことはありますか?
歌詞に深みを出したいけれど、どうやって出したらいいのか分からない、という内容でレッスンをしていただいたので、本日は「歌詞の深み」について、教わったことを書いていこうと思います。
①そもそも深みとは?
そもそも「深み」とはなんなのでしょうか。
湯澤講師の深み観はこうでした。
何かの物事や感情について先の先まで考えていくこと。
その先で考えついたものが本質をついていて、多くの人の共感を得ること。
例えば、何か嫌なことがあった時に「嫌だ」という気持ちだけでとどめてしまう人が多いと思います。
ですが、その感情・出来事を「嫌だ」の一言で済ましてしまうのではなく、針の先で掘っていくように考えて考えて考えることで、他の人たちにはとても考え付かなかった、到達し得ない考えに辿り着きます。
それが本質をついていると、歌詞を読んだ人が「自分はそう捉えたことがなかったけれど、言われてみると確かにそうだな」と共感する、心を打たれることで、初めて深みが出るということです。
②深みは「考える」ことで出す!
先ほどの「嫌だ」という気持ちを題材にして話を進めますと、
なぜ嫌だったのか、何が嫌だったのか、嫌なことが起こった時の状況、なぜ嫌なことが起こったのか、ということを普通の人たち以上に考え進めていきます。
そうして考えついたものをアウトプットしフィードバックをもらう、ということをサボらずに行うことで、深みが出ていきます。
私はそのレッスンを受けて、今一度書いた歌詞の内容を掘り下げていきました。
具体的には、
✅前提と思っていた部分から、本当にそうなのか、なぜそう思うのかと自問自答をして、出た答えに対してもさらに自問自答していくことを繰り返す。
✅こんなふうに感じた以外に、どんな感情を持ったのか、というように、一つの事柄に対して複数の回答を出す。
ということをしました。
そうして歌詞を推敲していき、次のレッスンでは一皮剥けたと言っていただくことができました。
また余談ですが、たくさん潜んでいた矛盾点にも気づくことができて、歌詞の統一感が出るという、思ってもみない効果もありました。
③深みはなくてもいい
深みを出すためにここまで話を進めましたが、そもそも深みはなくても良いものです。
深みが必要かどうか、自分の気持ちや曲調と相談していくことが大事になります。
以下は自分の考えになりますが、深みを出すことにはメリットだけでなくデメリットも生じます。
✅深みを出すということは、すなわちよく考えることです。
一つの事柄を変換していったり、いろんな見方で見ると、複雑になっていき、解釈を聴き手に委ねることになります。
その分正確に伝わりにくくなったり、聴いた人によって受け取り方が変わってしまいます。
✅よく考えることによって、最初に出てきた感情の持っていた勢いが減ります。
例えばラブソングで、「好き」という気持ちを伝えたいのに、掘りを深めていった結果、「好き」からつながっていく要素が多くなり、遠い場所へ着地していきます。
また、一般論を覆してしまうようなことへ到達することもあるでしょう。
そうして出来上がった歌詞を好きな人が読んで、予定と違う解釈がなされて、意図していない気持ちが伝わってしまうことも考えられます。
また深みがある歌詞には、考えることにかけている時間がうっすら見えると思っています。
かける時間が見えることで、溢れでてくる「好き」が落ち着いて見えてしまう可能性があるかもしれません。
深みを出さずに率直に書いてしまう方が、思いが溢れてくる様子というものも表現できるように思います。
以上、歌詞の深みに関してでした。
よく考えることによって少しずつ歌詞に深みは出していけますが、一夜漬けではもちろん限界があります。
即席でなんとかしようとするのではなく、日頃からよく考える癖をつけ、歌詞に組み込み、聞き手がどのような反応、解釈をするのか繰り返していくことが大事です。
深みのある人間を目指していきたいものですね。
さあ、今日もDTM作業頑張っていきましょう!
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