SCHOOL SITE >

フォローしてもらうと新着記事のお知らせが届きます!


マッシュミュージックスクール ボーカル科作詞科作曲・編曲科講師の藤本涼子です。

<ネットに溢れる健康情報の氾濫>
昨今、ネットや書籍、メディアによる「アレルギーに良い成分や食べ物はこれだ!」という情報が沢山あります。

(例)
・大腸の酪酸菌を増やして免疫の暴走(=アレルギー)を抑えるためにフラクトオリゴ糖を含むごぼうを食べる
・炎症やアレルギーを抑えると言われるαリノレン酸、DHA、EPAを含むサンマ、 イワシ、亜麻仁油が良い
・細胞組織を酸化させる活性酸素を消去する抗酸化作用や、抗ウイルス抗菌作用のあるカテキンを含む緑茶が良い
などなど。
しかし、同じ食材でもアレルギーに良い、悪いと真逆のことを主張されていたりもします。

例えば、発酵食品としてチーズがいいと言われていますが、アレルギーを引き起こすヒスタミンが多く含まれるパルメジャンチーズはダメだと言われていたりもします。
他にも、消化に良く滋養強壮に良いとされている「やまいも」ですが、その一方で、 花粉症患者が引き起こす可能性がある「口腔アレルギー症候群」の避けた方がいい食材としても取り上げられています。

情報過多の中、ある考え方や視点からはOKで、違う考え方や視点からはNGとされていると、「何を信じて良いの???」と混乱してわからなくなりますよね。

特定の食材や健康食品、成分などの効能を取り上げて「これさえ食べれば/飲めば安心だ!」と思う方が、正直、「楽チン」です。
もちろん「これは身体にいいものだ」と信じて取り組むことで、病気の不安を減らして健康の安心感を得られることは良いことだと思います。

しかし、現在は健康志向の高さに伴って健康関連業界はとても大きな市場になっています。
何より、特定の健康的食品を売りたい側の都合のいい情報に踊らされないようにしていきたいものです。

ということで、今回は、つらいアレルギー症状の体質改善についてをご紹介します。
特定の食材を取り上げてそれを積極的に食べることをお勧めするよりも、より根本的な食養生の考え方をお伝えしていきたいと思います。 
本気でアレルギー体質改善したい方におすすめです!




 

 

 

 

 

①食事改善ーマクロビオティック(マクロビ)食養生

 

1.1 マクロビオティックとは?

 

マクロビオティックという言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことがある方も、ヴィーガン、ベジタリアンとの違いはご存知でしょうか?

マクロビでは『肉を食べない』ことが目的ではなく、『玄米』 を中心とした和食が基本です。

ヴィーガンは、動物愛護や環境問題などの社会的な問題を解決する糸口として動物性食品を摂らないという思想が根底にあり、 ベジタリアンも動物性食品を摂らないといういうことに主軸を置いています。

マクロビも同じように菜食主義だと知られていますが、 実際には”健康体になる”ことを目指しており、「血を酸性に傾かせる肉や乳製品、卵などをたくさん食べる事を避けるように」とは言っていますが、「動物性食品を絶対に食べたらダメだ」とは言っていないのです。

マクロビでは、玄米に、天然醸造の味噌、醤油、本みりんや梅干し、そして海藻に旬の野菜を取り入れるという完全な伝統的和食を基本としています。
だから、日常に取り入れることはとっても簡単!
マクロビでは、それぞれの体質に応じて積極的に摂った方がいい/または控えたほうが良いとされる食材や調理法は変わります。

現代栄養学では、「タンパク質がいい」「糖質はダメ」などという栄養素だけを注目していますが、実際には「食べ合わせ」がとても重要。
”体にいいから”といって特定の食品や栄養素を単体でとっても、効果的に吸収されずにそのまま排出されてしまいます。

例えば、焼き魚には大根おろしを、肉の付け合わせにじゃがいもを、、というように、動物性たんぱく質を消化する際に体内のビタミン、ミネラル、カルシウムなどの栄養素を奪われてしまう事を、食べ合わせによって補完して効率よく吸収することができます。
伝統的な献立は、理にかなった食べ合わせなのですね!

 

 

 

 

 

1.2 日本の風土や気候、日本人に合った食事療法がマクロビ食養生

 

日本発のマクロビ、他には中国の漢方薬膳、インドのアーユルヴェーダでは、個人の体質や体調も考慮した食事の内容で一人一人に合わせる食養生が大切だと考えられていますが、その中で、特にマクロビは、日本人や日本に住む方にとって、風土や気候に合う食材で構成される食養生法となります。

酪農が盛んな北欧では、牛乳に含まれる乳糖を分解する消化酵素のラクターゼが大人になっても減りませんが、アジア人を含めた他の地域の民族では、大人になるにつれてこれが減っていきます。
そのため、健康な成人でも牛乳を消化しすづらい「乳糖不耐症」が多いです。
ダイエットや健康的な食べ物として人気のバナナも南国産の食べ物で、身体を冷やすため、冷え性の方やアレルギー体質の方は控えた方が良い食べ物となります。

つまり、健康のために遠い異国の特定の食べ物を求めるよりも近郊で採れた旬の食べ物を食べることが一番の健康なのです!

マクロビ食養生でのポイント
☑玄米を中心とする
☑天然醸造の味噌や醤油、本みりんなどの発酵調味料を使う
☑添加物の入っていない漬物や梅干しを合わせる
☑近郊で採れる旬の食べ物を摂る

 

 

 

 

 

1.3 朝ごはんを玄米和食に

 

特にアレルギー体質の方は、『朝』に玄米和食を食べることをお勧めします。
寝ている間には体温が下がります。それを玄米や味噌などの体内でエネルギーを作り出す食べ物を摂ることで、血の巡りをよくさせ体温を上げることができます。
私は長らく、朝ごはんを食べない半断食や、豆乳やフルーツでスムージー、ヨーグルトとグラノーラ、コーヒーと焼き菓子など、和食の朝ごはんを食べてきませんでした。

 

 

 

 

 

1.4 マクロビ食養生で変わったこと

 

マクロビ食養生を実践するようになって、特に朝に玄米ご飯と味噌汁と梅干しを摂るようになって、確実に体質が変わりました。

アレルギー症状がなくなっただけではなく、

肌の毛穴の開きや黒ずみが減りトーンアップして肌が綺麗になった
☑目の下のクマが薄くなった
☑冷え性が改善した
☑食べる量は増えたのに減量した(基礎代謝や新陳代謝が上がった)
☑女性の悩みのPMSや不妊が解消した

 

 

 

 

 

1.5 変化は早くて数日から感じられる

 

腸内環境は2〜3日で変わります。
そして、体質は早くて3ヶ月ほどで改善がみられます。

約40年間、いろいろなアレルギー症状に悩まされてきた私自身が、たった3ヶ月でアレルギーも気にならなくなり、しかも長年の不妊を経て自然妊娠までできました。

私は徹底的な食養生を行いましたが、少しでも取り入れてゆるくやっても、無駄にはなりません。緩やかですが効果は出てくると思います!
やりやすいものから日常に取り入れてみてくださいね。

 

 

 

 

 

1.6 YOU ARE WHAT YOU EAT

 

「食べたものであなたの身体は出来ている」

自分が口にするものに対して、自分に合っているのか、自分の健康や人生を損なうものではないか、その一口一口が決定しています。

毎日、
「ジャンクなものばかり食べてる」
「旬の美味しいものが何かわからない」
「お菓子や菓子パンの方が美味しい」
というような、 健康的な食に対して「何が食べたいか、何が好きか分からない」という方は、 次におすすめするファスティングで味覚や消化機能のリセットをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②ファスティングー半日断食

 

 

2.1 ファスティングの効能

 

食べ物を胃で分解して消化する時間、そして小腸に送られて吸収の時間が平均5〜6時間。
消化に時間のかかる肉類や貝類はそれ以上です。
食べる「総量」や「頻度」が多ければ多いほど、消化吸収のため胃腸はフル活動しています。
野生の動物は怪我や病気の際には、生命維持に必要な基礎代謝を消化活動には使わず治癒力を高めるために一旦食べることをやめるそうです。

逆に言えば、食べ過ぎによって自己免疫力が下がり慢性疾患や重病にもつながりま す。

なので、16時間以上空腹時間を作ることによって、活性酸素を減らし古くなった細胞を新しく蘇らせる「オートファジー」効果が現れ、細胞が活性化することが免疫力をあげたり老化防止に繋がります。

腸と脳は「腸脳相関」があり、腸は「第二の脳」とも言われています。
ストレスを感じてお腹が痛くなることとは脳から腸に影響していますが、それと逆の方向で、腸内環境が悪化するとストレスが増大します。
そこから、ストレス解消として過食して仕舞えば、さらに腸内環境は悪化し負のスパイラルになります。

また、腸の状態がさらに悪くなることで、腸の粘膜の間に隙間ができることがあり 「リーキーガット症候群」が起こることがあります。
消化酵素で完全に消化されていないものが、血液中に漏れ出てしまうと、「遅延型フードアレルギー」を発症する事につながります。
「遅延型フードアレルギー」からアトピー皮膚炎や鼻詰まりなどの耳鼻関連の疾患 などを引き起こしていきます。

または、腸内の添加物や合成保存料などの体にとっての異物を処理能力が落ちると、肝臓に負担をかけすぎて異物を無毒化できずに体内に蓄積させていくことから自己免疫低下が起こりさまざまな疾患につながるとも言われています。

そのため、胃腸を休めるためのファスティングによって、体内を浄化するのが断食です。
私は断食をして、体全体が軽くスッキリするだけではなく、花粉症などのアレルギー症状が軽くなることにも効果が感じられました。
ファスティングを決意するまでが、「やりたくない」気持ちと葛藤していました が、実際やってみたり、睡眠時間も含んで時間帯を工夫して見ると、生活に取り入れやすく、お金もかからずにできるセルフケアとしてプラスの面が色々と見出せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③デトックスー白砂糖と添加物

 

 

3.1 白砂糖はアレルギー体質の大敵

 

果物や砂糖など、すぐに消化されやすい単糖類(果糖など)と二糖類(砂糖など)の糖類のとりすぎよる血糖値の乱高下により、アレルギーに有効な体内のステロイドホルモンのコルチゾールが頻繁に分泌されます。
それらが不足していくためにアレルギーが出やすくなると言われています。

コルチゾールを作り出すのは副腎です。
副腎疲労により、慢性的な倦怠感や疲労感、集中力や記憶の低下、睡眠の質が悪くなったり、鬱気味にもなったりしやすくなります。

また、糖分の取りすぎによって体内の余分な糖とタンパク質が結合して変性し劣化したものがAGEs(終末糖化産物)といいます。
AGEsは老廃物質であり、体内が 「慢性炎症」状態となり、さまざまな病気の温床にもなります。

 

 

 

 

 

3.2 砂糖依存症

 

砂糖(ショ糖、スクロース)は脳内報酬系のドーパミンを放出させ、脳内麻薬であるβエンドルフィンを増やすと言われています。
そして、コカイン中毒よりも強い中毒性を示すそうです。
砂糖はすぐに分解、吸収されやすく、余分な糖はインスリンの働きによって脂肪細胞に蓄わえられ血中の血糖が低下することで低血糖症を引き起こします。
そうすると、「さっき食べたばかりなのに口寂しい」という気持ちになり、つい間食をしてしまいます。
そのため、白砂糖はマイルドドラッグとも言われています。
甘いもの好きにはとても辛いですが、工夫次第で白砂糖を減らすことができます。
身体に害となる白砂糖や添加物をそもそも取り入れないという事を意識しながら、マクロビ食養生を試してみてくださいね。

 

 

 

 

 

参考図書:
『医師たちが認めた玄米のエビデンス』
渡邊昌監修 『美人のレシピ:マクロビオティック望診法』
山村慎一郎、中島デコ 『美人のレシピ(2):マクロビオティック望診法』
山村慎一郎、中島デコ 『からだの自然治癒力を引き出す食事と手当』
大盛一彗 『ゼン・マクロビオティック』
桜沢如一 『無双原理・易』
桜沢如一 『菜食少食健康法のすすめ』
甲田光雄 『長生きしたけりゃ素生力をつけなさい』
小林健 『「空腹」こそ最強のクスリ』
青木厚 『最高の体調』
鈴木祐 『薬膳・漢方の食材帳』薬日本堂 
他、多数




いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
一人で行き詰まったときにお手伝いが必要な場合は、ボイストレーナーとしてそしてシンガーとしての知識・スキル・経験をフル活用してお役に立てるように全力でサポートします。
お気軽に体験レッスンのお申し込みもお待ちしています♪

 

 

 

 

まとめ

アレルギー症状に苦しむ方は、ぜひ食事を見直してみてください。
不快な症状が減ると、歌だけではなく、日常生活もとても楽になります!
年々、アレルギー症状の方が増えていたり、若年齢化していたりして、アレルギー 体質の方は増えていますが、根本的な解決方法が身近に手軽にできるのです。
ぜひ試してみてくださいね。

歌に関するトレーニングやボイスケアなど、より詳しい指導が必要な方はぜひレッスンにいらしてください。お待ちしています♪


実践ガイド

①マクロビオティック食養生に挑戦しよう♪
マクロビの食養生はとっても簡単です!
それは、『玄米和食』
玄米ご飯、汁物、おかずを6:1:3の割合でとる事を勧められています。 まさに、定食屋で食べるような伝統的な和食の献立です。
その中で、
白米ではなく玄米を。
味噌や醤油などは天然醸造のものを。
おかずは、旬の野菜や海藻をメインに。
特に魚や肉などの動物性食品を摂る場合には、その3倍の量の野菜や海藻を組み合わせて摂ることをお勧めされています。

そうすることで、腸内環境を良くして血の質や巡りをよくすることでアレルギー体 質の改善に繋げることができます。
特に玄米は、完全栄養食と言われており、人間に必要な栄養素がバランスよく含ま れています。
また、低GI食品で血糖値も緩やかに上昇します。
ちなみに、同じお米でも白米は精製されて米糠に含まれるビタミンやミネラル、カ ルシウムなどの微量な成分が全てなくなっており、しかも血糖値を急激に上げる高 GI食品です。
同じ米でも、白米と玄米では健康面で雲泥の差です。
アレルギー体質の方は、低体温や冷え性を併発している方が多くいます。 体の基礎代謝を上げるために、体内でエネルギーを作り出す食べ物は『穀物』だとマクロビでは考えられています。


②ファスティング(断食)で注意すること
人によっては、それまでカフェインや砂糖を多く取る生活だったり、過食や生活時 間が不規則は、いきなりファスティングを行うと色々な症状が出てくることが多い です。まずは、マクロビ食養生でバランスの良い食事から始めて、その後にご自身 の体調と相談しながら行ってみてください。
女性の場合は、月経後がお勧めです。 特に貧血や持病をお持ちの方は、たとえ負担が軽めである半断食の場合でも、禁忌事項や注意事項を確認したり専門家にご相談したりして最後はご自身の判断と責任において実行してください。


③白砂糖断ち
焼き菓子や菓子パンなどスイーツ好きな筆者でしたが、白砂糖を辞めるために、干 し芋や干しカボチャ、ドライフルーツ、焼き芋、フルーツで白砂糖を摂らない生活 を3ヶ月ほど続けてみました。
時間が取れる時には、ミネラル、ビタミンを含む黒砂糖やメープルシロップでマク ロビスイーツを作ってみたりも。
「マクロビスイーツ」と検索すると、白砂糖やバ ターを使わないヘルシースイーツのレシピがたくさんヒットします♪
当初は、砂糖中毒状態でとても辛かったですが、1週間、2週間と続けていくうち に、だんだんと中毒症状は少なくなっていきました。
砂糖を辞めることで、ダイエットにももちろん効果的ですが、何より低体温や冷え 性の改善につながり免疫力をアップさせ、腸内環境の悪化を防ぎアレルギー体質改 善にとても効果的です。
ちなみに、お菓子やスナックをやめた時期、私は小腹が空いたら玄米おにぎりや蕎 麦などの穀物や雑穀を食べていました。
結果、1日5食ほど食べていましたが、なんと3ヶ月で5キロほど減量しました!
元々は、低糖質高タンパク質生活を送っていましたが、その時にはアレルギー体質 は改善せず、腹持ちの良い穀物も食べなかったため間食が多くてダイエットにもなっていませんでした。
間食として食べていたスイーツやスナックは高脂肪高カロリーだけではなく、食べ やすいために知らず知らずに量も多かったのだと思います。
どうしてもスイーツを食べたい時は、まずは玄米和食でお腹を満たした後にデザー トとして食べることをお勧めします♪



プロ育成コース始動!!


 

マッシュミュージックスクールでは新たにプロ育成コースを開校しました。



プロになるための実践的なノウハウやマインドセットをレクチャーします!
更に職業別に5つのコースを用意しております。

「スクール講師・インストラクター」コース

「スタジオミュージシャン・プレイヤー」コース

「アーティスト・バンド・シンガーソングライター」コース

「ソングライター(ボカロP)・アレンジャー・エンジニア」コース

「プロデューサー・ディレクター」コース


以上5つのコースを取り揃えております。
マッシュミュージックスクールはあなたのプロになりたい気持ちを応援するための準備が整っております。 一緒に頑張って行きましょう!
スクール自慢のプロ講師陣があなたにとって理想のレッスンをご提供します!
詳しいページはこちら↓

「プロ育成コース」ページへGO!

おすすめ記事

人気ページランキング

講師別BLOG

Twitter

人気ページランキング

Twitter

講師別BLOG