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マッシュミュージックスクール エレキギター科アコースティックギター科DTM科講師の村瀬恭久です。

今回はバンドの為の楽譜の書き方です。
バンドのリハーサルで新曲をやる場合、楽譜があると何かと便利です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①マスターリズム譜とパート譜の違い

マスターリズム譜 :コード・リズムだけの譜面
パート譜:ギターやピアノといった一つのパート専用の譜面


例えばドラム、キーボード、ベース、ギターでリハーサルするとします。
4人のメンバーそれぞれに各パート譜を書いて配るのは大変だし、一つのパート譜だけを見ても全体像が見えません。
そこで、曲全体の構成、コード進行、キメのフレーズやブレイクの場所などが要約して書いてある譜面を使います
これがマスターリズム譜です。

逆に、あらかじめどのパートが何をしているかきっちり分かっていてそのとおりにやってほしい場合はパート譜を使います。
バンドではマスターリズム譜が断然便利。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②マスターリズム譜の種類

マスターリズム譜は1段のこともあれば3段くらいのこともあります。

1段:コード譜だけ
2段:コード譜・ベース譜
3段:メロディ・コード進行・ベース譜 あるいは コード譜・ベース譜・ドラム譜






次にそれぞれの長所短所を見てみましょう。

 

2.1 マスターリズム譜のメリット・デメリット

 

メリット:
・他のパートなど全体像が見える
・1曲一部で済む

デメリット:
・情報が書ききれないことがある
・譜面が長くなりがち
・どれを弾けばいいか分からないことがある

 

 

 

 

2.2 パート譜のメリット・デメリット

 

メリット:
・細かい音譜、指示まで書ける
・全く弾かない部分は省略するなどして譜面を短くできる
・読む人が自分のパートに集中できる

デメリット:
・全パート分書かないといけない
・他のパートが何をしてるのかが分からない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③マスターリズム譜って何を書けばいい?

バンドでは全員が同じ認識を持つことが重要です。

「一人一人がデモ音源をコピーして自分なりに書いた譜面を持ち寄る」という方法だと、メンバーによってコードの認識が違うことがありえます。
メンバー全員が同じ譜面を見ればそういうことはなくなるわけです。

マスターリズムの書き方は人によって違いますが、必要な要素は以下の5つ

①主メロディ
②コード
③キメのリズム
④メインとなるフレーズ
⑤リハーサルマーク・リピート記号

 

 

3.1 主メロディ


これに関してはない場合も多いですが、あった方が曲のどの部分がどういう音程なのか一目瞭然なので便利なこともあります。

 

 

 

3.2 コード


これは絶対必要ですね。
分数コードや、小節内のどの拍でコードが変わるのかを分かりやすく書きます。

 

 

 

3.3 キメのリズム


全員が同じリズムを演奏するブレイクのような場所 
全音符になったり、お休みしたりというような指示。

 

 

 

 

3.4 メインとなるフレーズ


マスターリズム譜では細かな音譜までは書きません。
絶対弾いて欲しいフレーズや、リフのような主体となるフレーズを書きます。

各パートは大体どんな風に演奏すればいいかが分かるように、各箇所の頭だけ支持して書くということが多いです。
例えばAメロの最初の1小節だけサンプルとしてベースのラインを書きます。
そして2小節目以降も同じような感じで弾いてね。
という風にです。

ギターだったら「16ビートカッティング」とか「fill」とかで十分です。
何も書いてない空白の小節は沢山あって良いです。
各メンバーはリハーサルの過程で決めたフレーズを自分なりに書き込んでいきます。

 

 

 

3.5 リハーサルマーク・反復記号記号 


リハーサルマークというのは曲の主要なポイントの目印です。
「intro」「A」「B」「ending」などです。

同じように演奏すれば良い部分は反復記号を使います。
リピートやダル・セーニョやコーダなどです。
リピート記号がないと譜面が無駄に長くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

④リハーサルマークの重要性

 

これがないとリハーサルで

「サビの途中の…ってところからやろうよ」
「え?どこ」
「えーっと頭から数えて39小節目のとこ」
「数えらんねーよ!」

ってことになっちゃいます。



リハーサルマークがあれば
「じゃあ、リハーサルマークCの頭からやろう

と、ある一箇所を集中的に練習できます。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。

村瀬恭久講師の執筆ブログ記事ページ

 

 

 

 

まとめ

バンドで使う譜面には大きく分けて2種類
①マスターリズム譜
②パート譜 
併用することもあります。
マスターリズムには細かく書かない、全員が必要な情報を最小限にまとめる。
リハーサルマークは多すぎず少なすぎず。

 

実践ガイド

パート譜と違ってマスターリズムは音楽のジャンル・書く人の性格・バンド構成によって大きく変わります。
こう書くべきだという正解はありません。
今は便利な時代で「マスターリズム」で画像検索すると様々な種類のマスターリズム譜を拝見できます。
どう書けばいいかわからない場合は色々な人の書いた譜面を参考にしてみましょう。



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