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録音した歌を工夫する〜中耳村の生徒日記〜
2023/9/24
生徒日記
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マッシュミュージックスクール代表の湯澤真人講師に、「作曲・編曲・DTM」のレッスンを受けている中耳村(ちゅうじむら)と申します。
歌もの曲を制作しているみなさんは、歌に対してどんな工夫をしていますか?
私は歌ものを制作し自ら歌って音を乗せていますが、そもそも歌に対してどんな工夫を施したらいいのかよく分からない、というかメロディー通り歌ってピッチ直して終わりじゃないの?という感じでした。
ということで本日は「録音した歌を工夫する」について、レッスンで教わったボーカルへのアレンジを4つ紹介してゆきます。
①イコライザーで音を変える
歌メロを聴こえやすくするために、録音物にイコライザーをかけることは一般的ですね。
ですが、歌の音を極端に変える用途でイコライザーをかけることもできます。
Logic Pro付属のChannel EQ→プリセットの中からmegaphoneを選択します。
この設定によってとても不自然で尖った音が出るようになるのです。
例えば2番のAメロだけ、といったように、メロディーの一部分だけをmegaphoneのイコライザーをかけることで、アレンジにメリハリをつけることができます。
②ガヤをいれる
ガヤをいれることで、アイドルソングのように元気で活発な曲を作る時に、その印象を強くしたり、ワードを際立たせたりすることができます。
歌メロとは別に「いぇーい!」などセリフ口調で叫んだ音源を録音し、メロディーの隙間を埋めてあげるとアイドルソングぽさが増します! (上画像参照)
隙間を埋めるだけでなく、ガヤを使って歌詞の中で強調したいワードを際立たせることもできます。
強調したいワードをメロディー通りではなく、ピッチから外して叫ぶようにして録音でガヤを作っておきます。
メロディーに重ねるとインパクトが出て、リスナーの耳がその歌詞を捉えやすくなります。
③歌う時に、あえてピッチからずらしてみる
こちらもアイドルソングを作る時に有効です。
メロディーはきれいに音程に沿って歌わなくてはいけないなんて固定観念は捨てましょう。
普段は音程に沿って歌っていきつつも、セリフっぽい歌詞、感情が乗っている歌詞の部分は、意図的にピッチから外してしまうことで、元気さや感情の高まりを表現することができます。
④2回録音して重ねる
サビなど、ボーカルにパワーを出したい時に使える手になります。
上画像はボーカルが一人の曲になります。1A、1Bは1段だったメロディが、サビにはいると2つ重なっています。
片方が主メロ、もう片方がハモり、というわけではありません。
波形では分かりにくいかもしれませんが、どちらも主メロディーを歌ったものです。
2度歌い録音しました。
同じ歌詞、リズム、音程であっても微妙な差が出て、単純にボリュームが上がるだけでなく厚みを出すことができます。
もっともっと厚みを出したい!なんて時は3つ重ねても良いそうです……!
以上、歌の工夫に関してでした。
楽器のアレンジだけでなく歌に対してアレンジを施すことで、よりメリハリをつけ、よりイメージに準じた楽曲に仕上げていけますね!
さあ、今日もDTM作業頑張っていきましょう!
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