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①ボーカルの音域を把握する大事さ

作曲を続けていく中で、女性ボーカル（初音ミクに歌ってもらうことを想定）の曲を作る際、最初は歌メロディーをシンセサイザーで打ち込んでいました。
MIDIを打ち込んだ段階で聞いた時は、良い雰囲気に仕上がったと思っていました。
しかし、初音ミクに歌ってもらうとどうでしょう。
自分が思っていた以上に音程が低い曲が出来上がってしまいました。
私は女性でもなく、歌い手でもないため、女性ボーカルが使う音域を把握できていなかったことが原因だったようです。
男性ボーカルの曲であれば、自分が歌ってみて、音の高低を確認することができますが、女性ボーカルの曲の場合は、どの音域を使うと心地良くなるのかを考えながら打ち込みを行う必要があったのです。

②生楽器録音後だと辛い

さて、音程の低い曲が出来上がってしまったので、キーを調整する（音程を上げる）必要がありましたが、ここで問題が発生しました。
既にギターの録音を済ませてしまっていたのです。
キーがCの曲で弾くギターとキーがDで弾くギターとではコードも異なってきます。
キーを調整するということはギターも録音し直す必要があるということになります。
MIDIの打ち込みであれば画面上で簡単にキーの調整を行うことができますが、録音となるとそうもいかないのです。
「キーの調整を行いたい気持ち」と「ギターの録音し直しは少し辛いな」という気持ちが同時に湧いてきました…。

③失敗から学ぶ大事さ

以上の経験から大きく2つのことを学びました。

今回の発見は、キーの調整とギターの再録音が必要になるため、少し悲しい気持ちになりましたが、今後新しい曲を作る際にも非常に重要な考え方だったので、気が付けて良かったと心から思っています。
できるだけ失敗しないのが良いのかもしれませんが、失敗から学ぶことも大切だと改めて実感しました。