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こんにちは!
マッシュミュージックスクール代表湯澤真人講師に、「作曲・編曲・DTM」のレッスンを受けている中耳村(ちゅうじむら)と申します。

本日は、スケールとコードが曲の雰囲気をどのように変化させているのか、という点についてお話していきます。
音楽理論の話になってしまいますが、そこはこらえてください。

 

 

 

 

①イメージ通りの雰囲気が出ない

みなさんは作曲をしていて

「こういう雰囲気にしたかったのに、イメージ通りにならなかった」
「この曲のこういう雰囲気はどうやって出しているんだろう?」

と頭を抱えたり首を捻ったりした経験はありませんか?

曲の雰囲気はさまざまな要因から構築されています。求めている雰囲気をイメージ通りにつくるには、その要因をしっかり頭で理解していることが必要です。

作曲するうえで欠かせないスケールとコード。この二つは楽曲の雰囲気を明るくしたり、暗くしたり、おしゃれにしたりと、曲の印象づくりという部分で重要な要素となっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

②ペンタトニックスケールを使ってかっこよく!

スケールと聞いてパッと思いつくのは、おそらくメジャースケール、マイナースケールでしょう。
馴染みのあるこの二つのスケールですが、実はスケールの種類は他にもたくさんあります
種類によっては民謡ぽくなったり、カレーが漂ってきそうだったりと、独特な雰囲気になるものがあります。


?ペンタトニックスケールとは?

メジャースケールから
1、2、3、5、6番目
の音を並べたスケールをメジャーペンタトニックスケール

マイナースケールから
1、3、4、5、7番目
の音を並べたスケールをマイナーペンタトニックスケール

と呼びます。

CメジャースケールをCメジャーペンタトニックスケールにしてみましょう。
ファ、シ、
から、

を並べると、Cメジャーペンタトニックスケールが出来上がりです。
ファが使われなくなるのですね。

 

このスケールは実際の楽曲だとどう登場しているのか、具体例を挙げていきます。

・Superfly「タマシイレボリューション」
曲全体にペンタトニックスケールを使用しています。



・小泉今日子「学園天国」
全体にペンタトニックスケールを使っています。かっこいいノリがありますね。


・ポルノグラフィティ「サボテン」
Aメロにペンタトニックスケールを主に使用しています。


・フジファブリック「TAIFU」
独特な雰囲気がある曲ですが、こちらも全体通してペンタトニックを使っています。

 
・松任谷由実「春よ、来い」
めちゃくちゃに綺麗な曲ですよね。こちらはサビでペンタトニックを使用していますね。


動画はありませんでしたが、スキマスイッチ「メロドラマ」のAメロにもペンタトニックスケールが多く登場します。

いかがでしょうか?いつもと少し違う雰囲気がありませんか?


レッスンではペンタトニックスケールを使用すると、

☑️リズミック
☑️スマート
☑️武骨
☑️おしゃれ

といった印象になると教わりました。

私の言葉でいうならちょっと気取ってそうな感じ。感情をガッツリ込めて歌うシーンではなくなるけれど、それよりもリズムが際立つ感じ。

みなさんはどんなイメージを持つでしょうか?

 

 

 

 

 

③最初のコードで雰囲気を決める!

 

続いてコードの話に入っていきましょう。

コードというのは楽曲の背景を作り出す役割を担っています。
・明るい
・怪しげ
・オシャレ
など作っているのはコードによるところが大きいのですね。

特にフレーズの最初のコードは重要で、これよって雰囲気を左右しています。
逆にいうなら、後半のコードはそこまで雰囲気作りに影響していない、ということになります。


こちらも具体例を見ていきましょう。

松田聖子「青い珊瑚礁」のサビ音源を用意しました。
この曲のサビ頭は通常1度メジャーになっています。


めちゃくちゃ明るいですね。若々しく元気な、ワクワクした気持ちが伝わってくるようです。


サビ頭の1度メジャーのコードを
・2度マイナー
・4度メジャー
・6度マイナー
に変えて、印象がどう変化するか聴いてみましょう。

 

・2度マイナー

 

・4度メジャー

 

・6度マイナー

 

いかがでしょうか?1度メジャーのときとは印象がぐっと変わるかと思います。


頭のコードが

☑️1度メジャー→めちゃくちゃ明るい
☑️2度マイナー→儚い
☑️4度メジャー→憂いがある、かっこよさげ
☑️6度マイナー→力強い、男らしい、悲しい

という印象になると今回のレッスンで教わりました。
みなさんの好きな曲がどんなコードから始まっているのか、見てみてもおもしろいかもしれません。

 

 

 

 

 




楽曲の雰囲気はどのようにしてつくられているのか、ポイントを二つお話しいたしました。
そのうえで一番大事なのは、これらの感覚を自分で貯蓄していくことになります。
今回ご紹介したのは、あくまで中耳村と湯澤講師との感覚になります。

「1度メジャーだから絶対明るい印象だ!」と決めつけることをせず、自身で分析をたくさんして

「こういうことをやるとこういう印象になるなあ」

という自分の感覚を貯めていくことで、イメージに沿った楽曲づくりが叶うのですね。
作曲だけでなく、分析もたまにはやっていくことを忘れないようにしましょう!

 

 

 

 

 



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