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ギター伴奏ってどうやってやるの?応用編
2019/5/2
ギター
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール エレキギター科・アコースティックギター科・DTM科講師の村瀬恭久です。
今回は
「オリジナル曲を作ってみたは良いけど、ギターの伴奏をどう付けていいか分からない」
「ギターのバッキングがいつもワンパターンで、全曲同じような感じに聞こえてしまう」
といった、既に多少伴奏が出来る方へ向けた内容です。
目次
①まずはキーを決めよう
声の高さに合わせてキーを決めます。
カバーを歌う際は元曲と全然変わることもありますので、自分の声が最も活かせるキーを設定します。
オリジナルの場合も作った時とはキーが変わることもあります。
自分はどの高さまで無理せず歌えるのか、をだいたい知っておくと便利です。
②カポの使い方
歌いやすいキーが弾きやすいキーとは限りません。むしろそういう場合のほうが少ないと思います。
「キーEで作ったんだけど歌うにはちょっと高すぎる。」
「E♭だとちょうどいいんだけどめっちゃ弾きにくい!」
そういうことって多いと思います。
ギターには弾きやすいキーと弾きにくいキーがあります。
アコースティックギターの場合、できるだけ開放弦を使ったほうが指も楽ですしサウンドもきれいです。そのためにはカポを使います。
一つの楽曲には色々なコードが出てきますから、難易度はキーだけではなく頻出コードが何かで変わります。
音の響き、フレーズの作りやすさなど総合的に考えて決めます。
2.1 弾きやすいキー・弾きにくいキー
弾きやすいキー
メジャー G C D E A
マイナー Em Am Bm
弾きにくいキー
F B B♭ E♭ Gm など
2.2 カポのアレンジ例
例1)歌う曲のキーがB♭の場合
カポ1 キーAで弾く
カポ3 キーGで弾く このほうが簡単
カポ6 キーEで弾く ちょっと高すぎるかも それにキーEはそれほど簡単じゃない。
例2)歌う曲のキーがE♭の場合
カポ1 キーDで弾く
カポ3 キーCで弾く
カポ6 キーAで弾く ちょっと高すぎるかも
③曲に変化をつける
アコースティックギター伴奏をざっくり2つに分けるとストロークかアルペジオです。
ストロークにせよアルペジオにせよ、伴奏がどの曲も同じパターンになっている人が時々います。
もちろんそれでも構いませんが、弾き語りの場合それだと少し飽きてくるのでバリエーションをつけるようにします。
3.1 バリエーションの付け方
①どこからどこまで弾くか。
あんまり盛り上げない部分では6弦から1弦まで全部を弾かないようにします。
盛り上がる部分で全弦を思いっきりよくストロークします。
1小節内でも音符によって全弦弾くところと、高音弦だけ、あるいは低音弦だけの部分と弾き分けます。
②音符をどれだけ埋めるか。
音を埋めすぎないようにします。
ドラムなど他の楽器が居ないと不安になっていっぱい弾きたくなりますが、弾き語りの場合は「曲の盛り上がる部分で他の音が入って変化をつけてくれる」ということがないので、減らせる部分はなるべく減らして曲全体のダイナミクスを付けます。
静かな部分は1小節に1〜3回、盛り上がる部分では1小節に5〜16回程度。
回数は厳密に考えなくてもよく、雰囲気とその時の気分です。
③ストロークとアルペジオを混ぜる
ストロークしたら最後までストローク
アルペジオしたら最後までアルペジオ
ということにこだわる必要はありません。
むしろライブでは優しくアルペジオで始まり最後は思いっきりストロークみたいに抑揚をつけないと曲が冗長に聞こえることがあります。
④ミュート
ブリッジミュートや左手のミュートを使って抑制します。
開放されたときに世界がふわっと広がるように聞こえます。
⑤ブレイクを入れる
曲の要所要所でブレイクや打ちっぱなし(全音符)を入れて聞き手を休ませます。
最初から最後まで全力ストロークしっぱなしというのは飽きます。
いかがでしたでしょうか? ①声に合わせてキーを決める。 ①B♭E♭F のようなシンプルなコード進行をカポを使って色々なフォームに変更する。 カポ1 ADE 例
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。
村瀬恭久講師の執筆ブログ記事ページまとめ
②カポを使って弾きやすいコードを見つける。
③弾き方に変化をつける。実践ガイド
カポ3 GCD
②好きな曲のと好きな部分を色々なパターンで弾いてみてしっくり来るパターンを見つける。
全音符 ダウンストローク
2分音符 ダウンストローク
4分音符と8分音符の混合 ダウンストローク
アルペジオとストロークの混合
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