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マッシュミュージックスクール エレキギター科アコースティックギター科DTM科講師の村瀬恭久です。

ギタリスト、いや楽器に携わる人であれば一度は「耳コピ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
楽器を始めたばかりに人にとっては「耳コピなんて無理無理!」と尻込みする人もいると思います。
そんな方々へ向けて今回の記事は「耳コピ」の具体的手順についてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①耳コピとは

耳コピとは読んで字の如し、曲中のフレーズなどをそのまま耳で聞き取ることです。

・歌のメロディーのような、大きく、比較的ゆったりとしたもの
・アドリブソロ
・ドラムのフレーズなどの細かいもの
・演奏の微妙なニュアンスを聞き取ること

を含みます。


目的は多種多様

・歌のメロディーを譜面化する
・アドリブソロなどのアイディアを吸収
・演奏のニュアンスを真似する
・アレンジの仕組み、構築を研究する
・既成曲の音源を自分で作る

音楽を聴いて「この曲が弾きたい」と思ってもすべての曲の譜面が販売されているわけではないし、大抵の場合アドリブソロなどは譜面化されていません。
たとえ譜面があったとしても微妙なニュアンスは譜面からだけでは汲み取れない場合もあります。
また、弾きたい曲と出会うたびに譜面を買っていたのではお金が持ちませんし、場合によっては曲全体ではなく、ある一部だけ知りたいということもあるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②耳コピのメリット

①で述べた以外にも耳コピの利点はあります。
大きく分けて2つ!

1:音感や耳が鍛えられる
最初は全然聞き取れなかった音が慣れてくると聴いただけでどう弾けばいいか瞬時に分かるようになってきます。

2:センスが磨かれる
「すべての創造は模倣から出発する」と言われます。
オリジナルの演奏の微妙なニュアンスや楽曲の仕組みをコピーし、また模倣することにより、演奏の独自性や発想までも自分の中に取り入れることができます。


これらのメリットは料理に例えるとわかりやすいでしょう。

美味しいものを食べる

どうやって作るんだろう?

真似して作る

本物と比較

似てない…失敗

再挑戦

似てきた!秘訣を発見

このプロセスを繰り返すことで、最初からレシピ通りただ作るだけでは得られない、自己の感覚を磨くことができます。
慣れてくれば食べただけで材料や作り方が想像できるようになってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③準備するもの

① 音楽プレイヤー
② 楽器
③ 楽譜

当たり前ですが音楽を再生するための①は必須です。
②は演奏家ならば必須です。
③はコピーしたすべてのフレーズを覚えていられるなら不要です。

長いアドリブソロなどをコピーして自身のアドリブに活かしたい、あるいは複雑な楽曲のアレンジの仕組みを学ぶことが目的であれば欲しいところです。

②と③は問題ないとして、問題は①です。
世の中には様々な便利なプレイヤーがあります。
中にはコピーに特化した専用機も販売されていますのでそれらを利用するのも手です。


「お金をかけたくない」という人にお勧めなのは 「Audacity」 というフリーアプリです。

 

ちなみにメディアプレーヤーや itunes、quicktimeなどは、個人的にはあまりお勧めできません。
その理由は次項で述べます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④手順

Audacityに限定せずプレイヤーアプリを使った耳コピの手順を解説します。

まずはAudacityなどのアプリに楽曲を取り込みます。
各アプリの使い方詳細についてはネットに情報が沢山ありますのでそちらを参考にしてください。

耳コピ手順
1.頭出し

2.再生
3.停止
4.音を探り当てる
5.記録

 

1.まず聞き取る部分の頭出しをします。
「頭出し」とは再生ボタンを押すと聞きたい部分が即再生されるようにカーソルなどの位置を合わせておくことです。

2.再生します

3.「ここまでは頭で正確に覚えておける」という地点まで再生したら即止めます。
演奏者のレベルやフレーズの難易度にもよりますが、フレーズが難しい場合は0.5秒程度のことも珍しくはありません。
例えばテンポ120で16分音符の場合一つの音符の長さは125msec.つまり0.125秒です。
0.5秒で音が4つあるわけですから複雑なフレーズだとそれ以上は一度に覚えられないことがあります。

4.頭で一時的に記憶したら楽器でその音の出る位置を探します。
ここが耳コピの正念場です。
もし分からなかったら最初はまず「一音だけ」聞き取るようにしましょう。

自分の目的の1音を何度でも同じタイミングから再生させられることが大事です。
そうでなければ、再生するたびに違う音が出てきてイライラします(笑)
「Audacity」を使うメリットはまさにこれです。
You Tubeなどの5秒巻き戻しやitunesのカーソルでは正確に頭出しをすることがなかなかできません。

演奏の微妙なニュアンスを模倣することが目的の場合は 

聞く→自分で演奏→オリジナルと比較→一緒に演奏する

を何度も繰り返します。
この作業がとても大事です。



5.音名が分かれば譜面に書き留めたり、その場で打ち込んでいったりします。
人の記憶は儚いもの。
一晩寝ると忘れたりします。
後で思い返せるよう何らかの形で記録します。
この作業は目的によって必要ないこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤和音の場合

和音や楽曲の全てのあるいは複数のパートをコピーする場合も同じです。
さすがに複数のパートとなると頭で記憶するのは無理なので、聞き取ったものを即打ち込んでいったり、譜面にすることが必須です。

耳コピ手順
1.頭出し
2.再生
3.停止
4.音を探り当てる
5.記録

先ほどと同様、このプロセスを1音1音繰り返します。
和音は同時に複数のパートが鳴っているのでそれを一つ一つ書き留めていきます。
一度聴いてコード進行がわかる場合は問題ないのですが、「コードネームだけではなくボイシングを正確に知りたい」とか「大体合ってるけどなんか違う」という場合にこの方法が有効です。
1〜5を繰り返せばオリジナルと全く同じオケを作ることができます。

そしてこのプロセスを続けるうちに聴いただけで、楽器や楽譜がなくともなんとなく掴めるようになりますし、聴いただけで音名が頭に浮かぶようになってきます。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?
コピーを続けることで理論を勉強せずとも自分の好きなミュージシャンの感覚・知識を学ぶことができます。
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

 

 

 

 

まとめ

特にポップス・ロックの世界ではインプロビゼーション、アドリブなど…
つまり人の演奏を聴いて即座に反応して即興的に演奏内容を変えられる感覚を磨くことが大事です。
バンドでカバー曲を演るときもバンド用楽譜では細かなニュアンスまで記譜されてないこともあるし、何より自分で音を採ったほうが楽しいです。

 

実践ガイド

気になるフレーズ、和音を聴いたら即コピー!
即、音を出せるよう手近に楽器を置いておくことが大事です。


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