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Follow @mushmusicschool歌詞をきちんと伝える歌い方
2019/3/30
ボーカル
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ボーカル科講師の伊藤貴也です。
本日は、歌詞をきちんと伝える歌い方についてお話させていただきます。
今回は、前回の記事でお話した「カラオケで上手く歌えない!? 歌がうまいと言われるための練習法」で説明した、
歌詞の喋り方についてもう少し深くまで、お話していきたいと思います。
前回の記事で、歌が上手いと言われるようになるためには、
良い声であることと、感情が入っているように歌えているかが重要だと話しました。
その中で、
良い声で歌うためには発声練習が、
感情が入っているような歌い方には歌詞の喋り方とブレスが重要である。
という話をしました。
今回の記事では、その歌詞の喋り方について、さらに詳しく説明していきたいと思います。
「ボイストレーニングに通っているけどなんか歌が上手くならないなあ」
と悩んでいる方必見です!!
①歌詞を朗読してみよう。大切なのは、意味を理解すること。
まず、歌詞の喋り方を上手くする(感情が入っているような歌い方にする)ためには、歌詞をメロディなしで音読することです。
歌うときはメロディをなぞって歌いますが、それだけになってしまうとまるでロボットのようなつまらない歌い方になってしまいます。
そのため、最初はメロディを入れないで、歌詞を音読するのです。
この時まず歌詞カードを作っておきましょう。
そして、歌詞を音読する際に必ず息を吸いますよね。
そのタイミングに印をつけてそこに裏のセリフを考えます。
ちょっと分かりづらいと思うので、例を出します。
例えば、一曲例に出してみますね。
ひどいよ ひどいよ
このような歌詞があったとします。
そしたらブレスの位置にまず印をつけます。
ひどいよ ひどいよ
^ ^
そのブレスの位置で何か歌詞とは違うセリフを思い浮かべるのです。
例えば
ひどいよ ひどいよ
^ ^
① ②
①(ねえ、なんでそんなこというの?)
②(胸が痛い… 上手く息が吸えないんだよ…)
こうやって1つ1つのブレスにセリフを付けていくのです。
息を吸う時はこのセリフを思い浮かべて歌うようにします。
こうすることで、感情を込めたような喋り方ができるようになります。
②滑舌を良くする効率的な方法
続いて、滑舌を良くする方法について説明いたします。
いくら感情を込めたように喋れるようになっても、滑舌が悪いと相手に歌詞を伝えることができません。
滑舌を良くするためには、口の筋肉を使って喋れるようになることが重要です。
でも、口の筋肉を鍛えると言われても、どうやって鍛えれば良いのかわからないですよね。
口の筋肉を鍛える方法として最も良いのが割り箸を噛んでしゃべる方法です。
①割り箸を割らない状態で、細い方を手で持って太い方を顔の方に向けます。
②割り箸を縦にして前歯で噛みます。
その時奥歯を噛みしめるようにして前歯で噛みましょう。
③その状態で、歌詞を朗読します。
この時、呂律が回っていないような喋り方になっていませんか?
噛んでいる状態でも、誰が聞いても何を話しているのかわかるくらいに、はっきり喋ってください。
これが口の筋肉を鍛える方法になります。
何回か繰り返したら、今度は噛んだまま歌を歌ってみてください。
歌いやすい、歌いづらいなど様々な意見があると思いますが、最初ははっきり発音することに意識を向けましょう。
そのあと、実際に噛んでいる割り箸を外して歌を歌います。
すると、発音がはっきりと喋れるようになっていると思います。
これが滑舌が良くなる練習法です!
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。
伊藤貴也講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①歌詞カードのブレスの位置に裏ゼリフをつける
②割り箸で噛んだ状態で歌詞を朗読する
実践ガイド
①歌がうまく歌える人は常に先のことを考えて歌うことができています。
今回の裏ゼリフをブレスの位置にしている理由というのは、
その歌詞を歌う前にきちんとその歌詞の感情を思っているかどうかというのが大切になります。
常に先のことを考えられるような脳になれるように頑張っていきましょう。
②割り箸で噛んで歌詞を朗読する時、意外に自分ではきちんと喋っているつもりが実は全然上手く喋れてないということがよくあります。
この場合は、録音アプリなどを使ってきちんと喋れているかどうかを確認しましょう。
自分の声を聴き直すというのがとても重要です。
③割り箸を噛んで歌うときに喉に力が入ってしまうという人は噛んでいる割り箸を少し下に向けてみてください。
喉に力が入る要因の一つとして下顎に力が入っているということが言えます。
そのため、少し下顎を後ろに引かせる必要があるため、割り箸を下に落として前歯が前に出るようにするのです。
これも筋肉がつくまで時間がかかる作業なので、根気よく頑張ってみてください!!
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