フォローしてもらうと新着記事のお知らせが届きます!
Follow @mushmusicschool
キーボードの役割とは?キーボードって何するんだろう?<前編>
2020/4/11
ギターピアノ作詞・作曲・編曲・DTM
フォローしてもらうと新着記事のお知らせが届きます!
Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ギター科・キーボード科・DTM科講師の中島甲斐です。
今回から2回に分けて、ロック/ポップス系におけるキーボードの役割についてお話しさせていただきます。
バンドにキーボードが入ると、サウンドがグッと華やかにゴージャスになります。
特にこれからキーボードにチャレンジしてみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください!
①そもそもキーボードはどんなパート?
「キーボード、シンセサイザー」 と聞くと、どういったサウンドをイメージしますか? ピアノやオルガン、ストリングスといった定番サウンドを連想される方が多いかもしれませんね。
他にもブラスやベル、ギター、ベース、打楽器など実際に存在する楽器を模したものや、映画やCMなどで使われている効果音やスペーシーなデジタル系サウンドなど幅は非常に広く、日常にあふれる物音や生活音(人の声、靴音、車のエンジンなど)も再現できたりと、「音」に関してはできないことはないくらいです。
このように一言でキーボードといっても、鳴らせる音色の数は他の楽器と比較できないほど豊富でどんなジャンルにも対応できます。
例えば、
バラードをよりゴージャスにしたいなら
↓
ストリングスやシンセベルを足したり
ギター主体のロックをよりかっこよくしたいなら
↓
オルガンやシンセリードを入れたり
できます。
ただ、その万能性ゆえキーボードを始めるにあたって何を学んだらいいのか、どう練習したらいいのか、分からないという方もいると思います。
加えて、ジャンルごとに合うサウンドをチョイスしなくてはいけないため、コード理論などの音楽的知識はもちろん、音色に関する知識など幅広く学ぶ必要があるパートです。
②いそうでいない?キーボーディストという存在
キーボーディストは需要の多さに比べ、絶対数が少ないです。
私の場合、学生時代に所属していた軽音サークルでよくキーボードをお願いされました。
元々はギターがメインでしたが、ピアノを幼少期に習っていたことから、必然とキーボードを担当することが多かったです。
ギタリストはわんさかいるのでそちらの需要はあまりありませんでした(笑)
また、音源にキーボードを少し足したいとか、ライブのサポートで演奏をお願いされることが多いパートでもあります。
キーボーディストの大半は幼少期にピアノやエレクトーンを習っていた経験があり、いきなりキーボードをバンドでやろうという人は稀でしょう。
バンドをやってみたいと思う人はまず、ボーカル、ギター、ベース、ドラムのどれかから選ぶことが多いので、キーボーディストは必然とマイノリティな存在になります。
③ピアノを習っていた ≠ キーボードを弾ける
前述した通り、
「ピアノを習っていた経験があるからキーボードをやってみよう」
と思った方は大勢いるでしょう。
ですが、いざバンドで合わせてみると
「どうやってコードを弾いたらいいか分からない」
「譜面通りに弾いてもバンドとかみ合わない」
といった疑問や悩みに必ずと言っていいほど出くわします。
キーボーディストとしてまず必要なスキルを挙げるとすれば、
①コードをすぐ押さえることができるか
②バンドのノリに合わせられるか
この2つになります。
私自身、キーボードを担当し始めた当初、譜面がある曲はなんとかコードを弾くことができましたが、オリジナル曲やキーボードパートがない曲はどう弾いていいか分かりませんでした。
ソロピアノは五線譜通りに鍵盤を弾く一人作業。
テンポや抑揚は自分の感覚でコントロールできます。
それに対し、キーボードは常に周りと合わせることを意識しなければなりませんし、コードに対する理解も求められます。
ピアノを習っていたからすぐ、キーボードが弾けるというわけではないんです。
キーボードパートとソロピアノでは演奏の仕方に異なる面が多々ありますが、ピアノを習っていた経験はキーボード演奏において大きな武器になります。
多彩なサウンドでバンドを華やかにできるので、演奏してみると非常に楽しいですよ!
次回は、キーボード初心者が取り組むべき練習法と心構えについて書かせていただきます。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
中島甲斐講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①キーボードは豊富な音色を自由自在に扱えるパート
②キーボーディストは貴重な存在
③ピアノとキーボードは演奏面においてアプローチが異なる部分がある
実践ガイド
①いつも聞いている曲の中で、キーボードサウンドを探してみよう!
今、世に出ているポップスのほとんどにキーボードパートは入っています。
どんな音色なのか、どんなフレーズを弾いているのか、注意深く耳を傾けてみましょう!
今まで気がつかなかったキーボードの役割を発見できるかも、、、。
②自分の音だけでなく他のパートにも耳を傾けて!
バンドアンサンブルにおいて大事なのは「音の一体感」です。
自分の感覚だけで弾くのではなく、常に他のパートにも聞き耳を立てながらリズムを合わせていきましょう!
バンド全体が、お互いにリズムを合わせようという意識で演奏すれば、バンドのクオリティがグッと上がります。
③昔練習した譜面を再チェック
ピアノを習っていたときに使った譜面が家に眠っていませんか?
よ〜く見ると、五線譜の上にコードネームが振られている楽譜があるかもしれません。
その譜面を使ってコードを学んでみましょう。
昔練習した曲は指が覚えているので、コードやアレンジの学習がよりはかどります。
おすすめ記事
-
ピアノを弾く手について
2019/12/13
-
津吹龍辰直伝!レコーディング&ミックスコラム 第114回「生きるための原理原則」
2022/4/9
-
津吹龍辰直伝!レコーディング&ミックスコラム 第26回「音量バランスの取り方 骨組み編!ドラムREC」
2019/10/29
-
楽譜の読み方、第7歩!〜発想標語、腹式呼吸、ブランク〜
2019/5/7
-
現役クリエイター直伝! DTMミックス・マスタリングシリーズ「第6回 : ディレイで楽曲全体にグルーヴと立体感を与える② : ステレオディレイの実践テクニック」
2022/1/4
-
ギター初心者が最初に着手すべきベーシックコードとは??
2019/4/18
-
ピアノでの「小指のマスター」の大切さ
2019/7/1
-
ドレミの基礎を知っておこう。
2018/11/3
-
集中して練習しづらい時〜自分の録音を「聴きながら」カラオケ練習する
2019/8/23
-
プラグインを買うなら今がチャンス!年末セール情報!!
2018/12/29