SCHOOL SITE >

マッシュミュージックスクール ピアノ科講師の相原一智です。

皆さんはピアノを弾いていて、手を痛めたり、つりかけたことはありませんか?
または、5つの指がどうしても不揃いになりやすい、ある指だけがコントロールしにくい難しさを感じることがあるかもしれません。

特に今回取り上げる「5の指・小指」ピアノを弾く人に取って問題になることがかなり多いです。
すごく大切な内容ですので是非見てくださいね。



 

 

①弱い指だからこそ出来る練習〜「型」の意識を身につける

そもそも、5つの指はみんな大きさバランスが違います。
人によっても太さ、強さがかなり違う中、やっぱり細い指・弱い指をどうカバーするかが問題です。

というわけで小指がネックになってくるでしょう。
そもそも、小指はピアノを弾く中で他の指に比べて酷使されがちです。

だから、「なんとなくの」フォームで弾いていると、自分の弱点も出やすいです。

また、体重をかけて強い音や速い音を弾きすぎたり、負荷をかけすぎるとどうしても疲れやすく、痛めやすくなります。
小指からの影響で、手首や肘に症状が出ることもあります。


ここで大事なのは、発想の転換です。
「弱い指だからこそ、出来ることは何か?」

弱い指だからこそ、それをカバーする奏法をマスターすれば良い!
最小の力で最大の効果をあげられる型を作れば良い。

となると、
小指をどのように動かすとスムーズに弾けるのか、
自分にとって一番しっくりくるバランス感覚をつかむことが大事になってきます。

やはり、一音だけで弾く時よりも、和音をつかむ時の方が感覚を得やすいですね。
実践ガイドに練習アイディアを載せましたのでぜひご覧ください。





 

 

 

 

②「エオリアンハープ」を例に

以前のブログでも触れましたが、ピアノには以下の問題があります。

・ピアノでは、1番強い音を1番細い指・小指で弾かないといけないことが多い。
・逆に他の弱い音を、太い指である親指や人差し指で弾くことになる。

細い指で強く弾き、太い指で弱くコントロールするのは、慣れるまでは大変です。



例で見てみましょう。

ショパンの、エオリアンハープのエチュードがまさにそれです。(上級者向けの曲ですが、歌と伴奏という意味で多くの曲と弾き方が重なります)

楽譜つき演奏動画

↑の0:07〜

右手の小指でメロディーをしっかりと捉えて歌い、左の小指である程度バス音を出し、後の指は軽くコントロールする。
聴いているとつかめますが、弾くとなると、意外なハードルが見えてきます。

何も考えず普通にピアノで手を動かすと、逆のバランスになります。

弱い指でのメロディーは途切れ途切れ、バスはハッキリ聞こえず、真ん中の和音だけがうるさく響く・・・最悪ですよね。
でも、そうなりやすいんです。
手首が上手く使えていないとコントロールがすごく狭められて弾きにくくなりますし。

ショパンのエチュードの中では簡単な曲とされますが、実は「ただ弾く」以上に高度な「型」「良い奏法を持っているか」が表現を引き出す上で欠かせないんですね。

ここまで難しい曲でなくとも、これはあらゆる「歌う曲」に応用が利きます。

壁が出て来るたびに

「さて今回はどうするか?

ピアノはとにかく工夫、工夫、の連続です!
















いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

まとめ

①弱い指だからこそそれをカバーする奏法をマスターすることが、最小の力で最大の効果をあげられる、自分に合った型になる。

②エオリアンハープに限らず、聴いている時には「どのように歌うか」コツが分かっているのに、弾いてみてぶつかる「ピアノ独特の」ハードルを越えるのは意外と大変。


 

実践ガイド

①今弾いている曲の片手練習、の一環としてとらえると分かりやすいと思います。
右手だけで見てみましょう。

楽譜の中から、小指を含んだ和音を1つ選んでみてください。
和音の中では小指が強い方が響くバランスが良くなることが多いので意識しましょう。

そして、小指にかける身体の重みをどんどん変えて、ppからffまでなるべくスムーズに強さを変えて出してみてください。
かなりコントロールしづらいはずですから。
体重をどれほどかけると、姿勢を変えると、どういう音が出るのか、自分で感覚を掴みながら手首の動かし具合、小指の鍵盤を押す位置を細かく決めていくんですね。

「なるべく余計な力をかけずに」

これ以上は大きく出来ない、限界だなと思ったら、薬指と小指を重ねたり、チョップで弾くやり方も取り入れられます。
太い小指の人は、あまり気にしなくても良いでしょうが(笑)
でも、コントロールの幅を広げることが出来ます。

「この強弱がちょうど良いな」
と曲の中で自在に選び取れると、ピアノの世界が圧倒的に広がります。

結局は
「タッチを磨く」
ということです。

自分にとってのfの出し方、pの出し方がしっくり手のポジションの感覚でつかめると素晴らしいです。
曲を通しての練習ばかりでは中々気づく余裕が無いので、このように片手だけ、しかも一部のみを取り出してみることをお勧めします。

この練習は他にも様々な音形で応用できます。
ケースバイケースで細かく工夫があるのでやはり言葉だけでは伝えられないですね。
慣れるまではじれったいかもしれませんが、コツがつかめると
「こういうことだったのか!」
と一気に、ピアノを弾く楽しさにハマります。

ピアノを歌わせる、意味では欠かせない技術です。
とにかく1日の中で、弱い指でのフォームのチェックをする意識がちょっとでも増えるといいですよ!

②私自身小指が、弱いと度々昔指摘を受けたことがありました。
そして克服するには「コツさえつかめば大丈夫だ」ということを経験しました。
小指は、手首の動きと連動させて、指だけに負荷をかけすぎず、コントロールするやり方をマスターすることが、長く弾き続けていく上では決定的に重要です。
土台ですものね。
根気はいりますが、効果は素晴らしいです。
「最小の力で最大の効果を出せる」ための型が、自分にしか出来ない形で他の曲全てに応用できます。

 

おすすめ記事

人気ページランキング

人気ページランキング

講師別BLOG

無料体験レッスン
申込みへ