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マッシュミュージックスクール ピアノ科講師の相原一智です。

同じ曲を練習していると、なかなか集中して練習し続けるのが難しいものです。そんな時どうしたら殻を打ち破ってゾーンに楽しく入れるでしょうか? ぜひその時に、ご自身の演奏録音を活用してください。カラオケのようにそれに「合わせて弾く」ところからまずはスタートしましょう。



 

 

①カラオケ練習基礎編

以前のブログ記事にも書きましたが、私は生徒さんに
「自分の選んだ曲を弾いていて、ある程度上達を実感出来てきたら、1日に1回でもいいので、ぜひ録音を録ること」
をおすすめしています。


今回は、よりそれに合わせた「具体的で効果的な練習方法」についてお話しします。

 

①練習したい曲を録音する

 


録音方法は、iPhoneやスマホでも全く構いません。
iPhoneのスピーカーから流れる音は、ピアノを弾きながらは聴きづらいですが、むしろその方が集中して「聴かなきゃ」と言う気になれます。
その方が良いのです・・・。

実際の本番では、自分が弾く音すら中々聞こえないことが多くあります。
まして他の楽器と合わせるときなど、さらに神経を研ぎ澄ませてバランスを聞き取る必要も出て来ますね。
「聴きながら、自分の演奏をコントロールする」
シュミレーションにもなります。

 

 

 

 

 

②それに合わせて弾く

 

 

さて、自分の演奏録音を録ったら、是非「それに合わせて」弾いてください。
スピーカーから流れる音に、演奏をかぶせて弾く形になります。
その時は、もちろん両手で弾いても構いません。

でも、右手あるいは左手で、「片手練習」をするのも非常に良いのです。
どんな曲でも最初は難しいので、ずっと両手で練習し続ける事はできないと思います。

だからといって、ずっと片手で弾き続けるのは、音が少ないですから退屈してしまうことが多いでしょう。

だから、「両手で弾いた」録音にかぶせて片手練習をするのです。
まさに、「カラオケ」ですね笑
新感覚のはずですよ。
録音した音源が、聴いていると恥ずかしくなってしまうこともあるかもしれませんが、それを今の出発点として、さらに良くすれば良いだけです!
気を取られずに、今の練習に集中しましょう。



例えば、録音の中で失敗してしまったところもあるでしょう。
今回はそれに動じずに、弾き続けることが大事です。

また、調子が乗ってくると、気づかないうちにテンポが速くなって、録音よりもだいぶずれてしまうこともあるでしょう。
その時も上手にまた戻せることが大事です。

ある意味「合わせ」ですから、聴こえて来る録音の中で、タイミングを取るキーになる音を意識出来るようになって来るととても良いです。
全部の音を聴き取らなくて良いのですから!
そうして左右の手を「合わせ」練習すると良く集中して練習できるはずです。
上達もかなり早まります。

片手が良さそうなら、今度は両手で、録音と合わせてみましょう。
両手で弾くと、さらに録音が聴こえづらくなるはずです。

 

 

 

 

 

③録音し直す・いつものように弾く

 

 

そして、録音よりもかなり上手くなって来ると、なんだかじれったく感じることもあるかもしれません。
そうしたら、今度はカラオケ無しでいつものように弾くか、新たに録音を録りましょう。
その時に、前に弾いていた時の感覚とかなり変わっていることに気づけると思います。
曲全体をより把握して弾けるように自然に変わっているはずです。
「耳が開いた」というか・・・。





 

 

 

 

②カラオケ練習応用編

そして、このカラオケ練習の応用編を2つ。

 

 

①暗譜してカラオケ練習する


暗譜が大変抜けづらくなります。
本番前に大変オススメです。
特に暗譜しての片手練習×録音音源などが最高!

 

 

 

 

②慣れてきたらプロの録音・音源に合わせて、自分でもかぶせてみる

 

上手い人の凄さが細かく分かります。

「こんな表現の発想はどこから出てきたんだろう?」
「思ったより軽く弾いているんだな」
「恐ろしい指先の動き!」
「なんてリズムだ!」

など、ただ録音を聞いているときに比べても、グッとその凄みが「身に染みて」伝わってくるはずです。
↑めちゃくちゃ重要です。

頭で分かっていても、心・身体が共感していないと、音楽は動きません。
特にこれは、「壁を超えたいときに」おススメ。

本番1週間前とか、何か刺激が欲しいときに試してみるのもありかもしれません(やり過ぎるとかえって崩れるケースがあるので、自己責任でお願いします笑)
上手い人たちは皆、練習方法の達人です!
このような練習は、ズルでも何でもありません。

私がこの練習を生み出したきっかけは
「マスタークラスで、最高クラスのピアニスト達のレッスンを受けている時、隣でその先生が私と一緒に曲を弾いてくれている時の感動から(いまだにその感覚は身に染み付いています)」
なのです。
似たようなことをしている人は多いと思います。
















いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

まとめ

①自分の録った録音を「聴きながら」、「それに合わせて弾く」というのは新感覚。
非常に大切な力が実は身に付く。

②「暗譜の確認」としてもカラオケ練習は大変有効。
プロの録音と合わせて弾くと、行き詰まりを打破できるきっかけになることが多い。(本当は目の前で一緒に弾いてもらえると良い)


 

実践ガイド

①この練習は、あまり速いテンポの曲には向きません。
ゆっくりした歌の多い曲、あるいはテンポがかなり変わる(ルバートなど)曲の練習にはまさにうってつけです。
特に朝、最初の練習などは、中々調子が上がりづらいもの。
録音に合わせながらの方がやりやすいことが多いですよ。

また、エチュードのように速いテンポの曲でも、「ゆっくり練習」をより楽しんでするために、録音を作ってしまうのも良いでしょう。
「片手練習×ゆっくり」にもとても使えます。
メトロノームに合わせて単純に練習するよりも、間違いなく効果が上がります。

②今の時代、利用できるものは何でも利用活用しましょう。
そうでなければ、なかなかピアニストにとって1番大切なテクニックとも呼べる「カンタービレ(まるで歌で歌っているようにピアノを歌わせる)」のアゴーギクは身につきません。
これは初心者からプロまで、ジャンルを問わず全ての人にとって大切です。
ピアノを歌わせるように弾くのは、実はとても工夫とテクニックがいることなんです。
メロディーと伴奏の音量バランスはさることながら、特にテンポの揺らし(ルバート、スウィング)に関しては、自分の中からの感覚だけで音楽は決して作れないと思った方がいいです。
うまく弾けるようになりたければ、必ずプロの演奏を強く参考にしてください。
先ほどもチラッと触れましたが「耳をひらく」、目から鱗ならぬ「耳から鱗」の体験。大切ですよ!

 

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