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Follow @mushmusicschoolDAWのプラグインのみでMY BLOODY VALENTINEのようなシューゲイザーギターサウンドを作ろう!後編
2019/11/23
作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール DTM科・トラックメイク科講師の坂本竜太です。
今回は「DAWのプラグインのみでMY BLOODY VALENTINEのようなシューゲイザーギターサウンドを再現する方法」後編を解説いたします。
前編の記事はこちら
ギターサウンドの参考楽曲はMY BLOODY VALENTINEの代表曲とも言える「To Here Knows When」。
フィードバックし続ける轟音かつノイジーなギターが唸る同バンドの代表曲のひとつとも言える楽曲です。
後編の解説は
ギターフレーズの打ち込み方!
・フレージング
・ベロシティー
・ピッチのオートメーション
など更に実践的になりますので、
「ギターは弾けないけれど自身の楽曲に少しだけシューゲイザーギターサウンドを取り入れてみたい」
などという場合にも気軽に試せる内容となっています。
また、このプラグインの設定はオーディオ・インターフェースに接続した生演奏のギターに対しても有効ですので、ギタリストの方にもぜひ試していただければと思います。
冒頭部に動画解説。
それ以降は文章・音源での解説になっています。
それでは詳しく見て行きましょう。
動画解説
①ギターフレーズの打ち込み方
ますはデモ楽曲を聴いてみましょう。
参考楽曲:MY BLOODY VALENTINE「To Here Knows When」
いかがでしたでしょうか?
DAWソフトの純正音源とプラグイン、そしてMIDIで打ち込んだギターとは思えない生々しさと迫力ではないかと思います。
これらのプラグイン設定およびMIDIの打ち込み方法などは、一度設定しておくと微調整で様々な表情のサウンドを作り出すことができとても便利です。
1.1 MIDIの打ち込み方
ではMIDIの打ち込み方について見て行きましょう。
画像を見ていただいても分かる様に、MIDIの打ち込み方はとてもシンプルです。
ギターのストローク奏法(8分音符)をイメージしての打ち込み方ですが、
ここではギター奏法としてのリアルさを追求する必要はありません。
そしてベロシティの数値を見ていただければ分かるように、強弱・強弱の繰り返しでシューゲイザー特有の途切れのない ギターフレーズを作っています。
このMIDIの打ち込みの状態でプラグインを全て外して聴いてみるとペケペケした味気ない機械的なフレーズですが、
ここで大切なのは
「プラグインが全てONの状態でいかに良い響きやフレーズになるか?」
ということですので、そのことを最優先にフレーズを打ち込んで行きましょう。
1.2 装飾的なフレーズを追加して華やかさを出す
ベーシックなコードの打ち込みが終わったら、
「フレーズにきらびやかさ・華やかさを与えるために装飾的なフレーズを追加」
して行きましょう。
画面のMIDIノートの上部に位置するフレーズがそれになります。
ここで大切なポイントは、
「このフレーズは実際にギターで弾けるのか?という点は無視して構わない」
ということです。
「実際のギターで引けないフレーズを打ち込んではいけない、などという決まりはどこにもありません」
「あくまでも最終的な仕上がりの響きのみに着目」しましょう。
この辺りはMIDIの打ち込みの良さをフルに活かすポイントです。
②ギターのカオスさを再現するコツ
通常、ギタートラックは何トラックかに分けてレイヤーして作り込んでいきますが、
このシューゲイザーギターのトラックは
あえて「ひとつのトラック内にベースとなるコードから装飾フレーズまで全てを打ち込む」ことで音ヌケの悪さを作り出し、 各フレーズが明瞭に聴こえすぎることを抑え、シューゲイザーらしいカオスさを再現しています。
③ピッチベンドのオートメーション
最後にピッチベンドの打ち込みを見て行きましょう。
MY BLOODY VALENTINEの「To Here Knows When」を聴いていただければ分かるように、
アーム奏法によるピッチのヨレで楽曲のコードから外れているところが随所に出てきます。
この独特の浮遊感も同楽曲の醍醐味でもあるわけですが、 この再現はピッチベンドのオートメーションで作ります。
これも「理論はさておき自分が聴いていて、これだ!というピッチのヨレ感を追求」しましょう。
納得できるまで何度でも調整できて、その状態を随時保存~呼び出しができるのもDAWならではですのでどんどん試してみましょう。
いかがでしたでしょうか?
いわゆるロックギターとは一線も二線も画す、マニアックかつ独自の魅力を持つシューゲイザーギターサウンド。
個人的にはエレクトロニカなどの浮遊感のある楽曲や、壮大なバラードなどに取り入れてみるのがオススメですが可能性は無限です。
皆さんもご自身の楽曲に取り入れてみてください!
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。
坂本竜太講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①「理論より実音で」。
MIDIの打ち込みは自分が聴いていて良いと思える感覚を最優先しよう!
②ピッチベンドによる「ヨレ感」はセンスの見せ所!
何度も調整してこれだ!と思えるフレーズを追求しよう!
実践ガイド
今回の流れをオーディオデータと画像で解説
デモ楽曲
画像解説
①MIDIの打ち込み画面_全体
②MIDIの打ち込み画面_ベロシティの数値
③MIDIの打ち込み画面_ピッチベンドのオートメーション
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