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マッシュミュージックスクール エレキギター科アコースティックギター科講師の中村あきおです。

前回のブログ記事で主要三和音とその性質、特徴について勉強していきました。
今回はもう少し掘り下げてTonic (トニック)Subdominant (サブドミナント) Dominant (ドミナント)のコード機能についてご紹介していきます。 是非ご覧ください。  


~まずは前回のおさらい~

わかりやすくkeyCメジャーで考えてみましょ~ 

Tonic (トニック)= I度 = C(ドミソ)
Subdominant (サブドミナント) = IV度 =F(ファラド)
Dominant (ドミナント)= V度 =G(ソシレ)

そしてなんと じ~つ~は~ Tonic (トニック)とはCメジャーコードだけでなく、他にも仲間のコードがいたのです!
なんとSubdominant (サブドミナント)にも!!
そしてDominant (ドミナント) にも!!!
それぞれ1つのコードだけでなく他にも仲間がいたのですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

 

 

 

 

 

 

 

①Tonic (トニック)の仲間とは⁉

key=C
 I  IIm  IIIm  IV  V  VIm   VIIm-5
C   Dm  Em   F     G   Am    Bm⁻5 


このダイアトニックコードの中でC以外のトニックはー、、

はいドン!
Em!!

そして
はいドーン!
Am!!
ですっ!

なぜだー!!
はい、今から説明しまーす。

それではみなさん、構成音(コードトーン)に注目してみましょ~
C(ドミソ)  Em(ミソシ)  Am(ラドミ)

よく見てみると、それぞれのコードの構成音に共通してる音が、、、
例えばトニック=C(ドミソ) と Em(ミソシ)を比べてみよ~
それぞれに共通する音は、 







そうです。

「ミ」と「ソ」です!
なんとCとEmの構成音は3つのうち2つも同じ音なのです。


次にトニック=C(ドミソ) と Am(ラドミ)を比べてみよ~
それぞれに共通する音は、 








そうです。

「ド」と「ミ」です!
なんとCとAm構成音も3つのうち2つも同じ音なのです。

ん~なるほど。
CとEmの構成音の違いは1音だけ、CとAm構成音の違いも1音だけ。
すなわちCとEmは似た者同士、CとAmも似た者同士ということなのです

似た者同士まとめて C、Em、Am はトニックなのだ~!! 

C、Em、Amの音

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②Subdominant (サブドミナント) の仲間とは⁉

key=C
 I  IIm  IIIm  IV  V  VIm   VIIm-5
C   Dm  Em   F     G   Am    Bm⁻5 


サブドミナント = F(ファラド)

F(ファラド)の構成音と似ているコードを探してみよう!
すると サブドミナント → F(ファラド)≒ Dm (レファラ)
それぞれに共通する音は 、 、 、

そうです。

「ファ」と「ラ」です!
すなわちFとDmは似た者同士、 サブドミナントなのだ~!

F、Dmの音

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③Dominant (ドミナント) の仲間とは⁉

key=C
 I  IIm  IIIm  IV  V  VIm   VIIm-5
C   Dm  Em   F     G   Am    Bm⁻5 

 

同じ要領で、ドミナント→G(ソシレ)≒ Bm ̠⁻5(シレファ(ラ))

すなわちGとBm⁻5は似た者同士、 サブドミナントなのだ~! 


G、Bm-5の音

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

 

 

 

 

まとめ

①Tonic (トニック)の仲間  
C(I) Em(IIIm)  Am (VIm )

②Subdominant (サブドミナント)の仲間  
F(IV) Dm(IIm)

③Dominant (ドミナント) の仲間 
G(V)  Bm ̠⁻5( VIIm-5 )


メジャーダイアトニックコードの機能を表にまとめたものがこれだー!
Tonic =T  Subdominant=SD Dominant=D

機能   T   SD   T   SD  D   T   D
コード   I   IIm  IIIm   IV   V   VIm   VIIm-5

Tonic (トニック)、Subdominant (サブドミナント)、Dominant (ドミナント)

それぞれ1つだけでなくダイアトニックコードの中に仲間がいます。
簡単にいうと、音が似ている(構成音)、コードの響きが似ているのが仲間いうことです。
音が似ているので当然コード機能も似てくる。
よって同じ仲間に分類されます。

そしてその仲間を代理コードと呼びます。

Tonic (トニック)コードの代理コード→ IIIm、VIm
Subdominant (サブドミナント) コードの代理コード→ IIm
Dominant (ドミナント) コードの代理コード→ VIIm-5

 

実践ガイド

Tonic (トニック)のコード機能の特徴は安定感、落ち着き感、着地感、があるということです。
Subdominant (サブドミナント) のコード機能の特徴は、Tonic (トニック)に比べると安定感はないがDominant (ドミナント) ほど不安定ではない、フワッとしているいうことです。
Dominant (ドミナント) のコード機能の特徴は、不安定、このコードのままでは終われないということです。

そしてTonic (トニック)、Subdominant (サブドミナント) 、Dominant (ドミナント) 、それぞれにおいてコード進行の中で、次になんのコードに進みやすいかという特徴もあるのです。

Tonic (トニック)
→どのコードにも進行する

Subdominant (サブドミナント)
→Tonic (トニック)or Dominant (ドミナント) に進行しやすい

Dominant (ドミナント)
→ Tonic (トニック)に進行しやすい

代理コード
→ 名前の通り代理のコードなので同じ機能のコードであれば同じ機能同士、それぞれ代わりに使えちゃいます!

例 C→F→G のコード進行

 サブドミナントのFに対して代理コードを使うと
C→Dm→G  となります。

音楽、楽曲を演奏するうえでコードをどのように繋げていくか、どういう順番で鳴らすか(コード進行)がその曲の印象を大きく左右します。
代理コードも色々試してみましょ~。
代理コードを使う事によってちょっとした雰囲気、微妙な味付けなど、コードをアレンジするという意味でも重要な役割を果たしてくれます。
特にオリジナルの曲を作るときにコード機能を知っていれば作曲の可能性が色々と広がっていくでしょう。
そして楽しさも広がって行くでしょう!(^^)! 自分のペース、マイペースに学んでいきましょ~!

 



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