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マッシュミュージックスクール ピアノ科講師木村滋子です。

今回も前回記事「オクターブ、装飾音、魂の一音」に続けて五線譜の読み方超入門編です。
知らないと演奏に困る楽典とその他をお届けします。

 

 

 

 

 

①前回記事の音楽用語以外にどんなものがあるの?

 

1.1 スラー


高さの違う2個或いは2個以上の音符を弧線で結び、「なめらかに演奏する」ことを示しています。






1.2 タイ


同じ弧線でも、高さの同じ2つの音符を結びつける時、この弧線をタイと言います。
この場合は「2つの音符を加えた長さだけ延ばします。」






すなわち下部のように奏唱します。




 

1.3 スタッカート


音符の上又は下に点をつけて「その音を短く切って」演奏することを示します。
スタッカートには次の3つの種類がありますが、普通多く使われるのは、(a)です。





1.4 テヌート


音符の上又は下に短線をつけて「その音を十分に保って」演奏することを示します。
(下の楽譜の★)



1.5 フェルマータ


半円の真ん中に・をつけたような記号でこれらをつけられたものは本来の時間を任意に(大体2倍位)延ばすことを示しますが、その用法は3個あります。 

A:音符につける場合(上又は下)
B:休符につける場合(上又は下)
C:複縦線の上につける場合




Cの場合は楽曲の終わりを示すもので、終止記号となります。
この注意点として、長さを2倍位延ばすのは独唱、独奏の場合は任ですが、
合唱の場合には、その曲の性質に従って一定の延長時間を定めておかなければなりません。
このことは指揮者の考えによってなされます。






 

 

 

 

②音程の度数とは、何?



基本的なことだけをお伝えします。
高さの違う2つの音の隔たり音程であり、音程をはかるには「度」という言葉を使います。つまり2つの音が同じ間や線の時は「一度」といい、隔たるにつれて「二度」「三度」・・・等と呼びます。









 

 

 

 

 

 

 

 

③完璧主義者と演奏者


世の中には完璧主義者が案外いらっしゃいます。
何かでプロになろうかという方はもちろん、何かを習得するために完璧を目指して鍛練していこうという方は、向上心が強く本当に素晴らしいことです。

しかし完璧にできなければ、全てダメだと落胆して嘆く場合もあり0か100かという極端な面もあって危険な考え方(性質)であるとも考えます。
そういった研究論文では、完璧主義者は寿命がそうでない方に比べて10年か20年位短いそうで、正に太く短く生きるというタイプなのでしょうか。

そして自分が完璧にやろうと全力で努力する分、できない人ややろうとしない人を批難・攻撃してしまって許せないということが多いようです。
このタイプの人の人生最後に待っているものは「孤独」ではないかという気がします。

また、完璧主義とセットになっているものに「せっかち」な性格があります。
これは結果が出るまで長く待てず、結果が出ないならやめてしまうというようなもので、
完璧主義+せっかち+攻撃的となると家族はどれだけ迷惑か!
お恥ずかしい限りですが、私の若い頃の性格です。
主人は長年よく我慢してくれたなあとその辛抱強さに感謝しています。

しかし50歳を越えたあたりから、批難と攻撃性は、無くなったようですが(と勝手に思っています。)未だにせっかちな性格は直りません。
おもしろいことに私のピアノの生徒さんは、9割の方がせっかちで、どんどん楽曲が途中から速くなっていくのです。
私がせっかちなので「類は、類を呼ぶ」如く、そういう方達が集まるのでしょう。
その方達には、とにかくメトロノームで一定の速さで弾けるように練習して頂いています。
中にはそれすら速度が合わずに速く弾く方もいらっしゃるので、本当に性格が楽曲に現れるなあと実感しています。
その方達に必要なことは、「素直さ」で「素直は宝」だそうです。
これが実に難しい・・・。

前にも申しましたが、素直でなく頑固な方は、ご自分のスタイルを崩すことができず、人に注意されたことが受け入れられないので、素直な方に比べて上達が格段に遅いのです。
とにかく「我」を抑えて「無の心」になってやってみましょう!

 

 

 







いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!

 

 

 

 

まとめ

①今回の音楽用語は演奏上必ず必要になります。是非覚えてください。

②度数は基本的なことなので、理解した上で音楽をやっていきましょう。

③完璧主義の方は、8割できればOKという位の気持ちでやっていきましょう。


 

実践ガイド

前回記事と同じようにノートに書き留め、分からなくなったら読み返して確認しましょう。

②度数は実際の演奏に使うわけではありませんが、知っておくことはとても重要です。
練習の合間など、折に触れた時に少し覚えてみましょう。

③完璧にできないからと言って、やめるのではなく、少しでも気持ちを長く持って、何でも簡単にはできないものだと思って辛抱しながらやっていきましょう。




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