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ミックス・マスタリングに悩んでいる方へ 第1章「良い音」を作るには「良い音」を知る
2020/4/17
作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール 作詞科・トラックメイク科・DTM科講師の松下真也です。
突然ですが、家で黙々とポテチを食べながらDTMをしていてこのような経験をしたことはありませんか?
何日もかけて出来上がった自分の最高の楽曲を、他のアーティストの曲と聴き比べてみると
何故かシンプルに音質が良くない...
全体的に音が引っ込んでいるように感じる...
迫力やクリアさを感じない...
なんとか解決しようと、もう一度DAWのプロジェクトを開き、気になる音に自分なりの設定でコンプやEQを挿しまくってみても、
なんか少しは良くなった気がするものの、やはりプロの音と聴き比べてみるとなんか違う...
かと言って、わざわざプロのエンジニアにMixをお願いするのもお金がかかるし、
でもこのままiTunesに公開するのも少し気が引ける...
せっかくいい曲出来たのに( ́Д`)ハァ...
DTMをしていると、このような経験を必ずされると思います。
今回からこのような方々のために、プロのようなサウンドを作る上で大事なことを、出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思います。
第1章は「良い音」を作るには「良い音」を知る
①良いモニター環境を作ろう
良い音を作る為には、本当に良い音がどういうものかをまず知らなければなりません。
普段私達が聴いているプロ達の音源は、大変良いヘッドホンとスピーカーでモニターをして作られた音源であることがほとんどだと思います。
極端な例ですが、100円均一で買ったイヤホンでその楽曲を再生しても、その全てを再現出来る訳が無いのです。
つまりは良いヘッドホンかスピーカーを買い(スピーカーの場合は一定以上の音量で鳴らせる環境も必要)、少しでもプロの音を正確に知ることが、プロの音に近づく第一歩になるのです。
ちなみに個人的にヘッドホンを選ぶ際は、イヤホンの専門店など視聴できる場所に行き、気に入った音で気に入ったデザインのものを買うのがオススメです。
②良い音を見抜く力
普段使っているヘッドホンから、それよりも高級なヘッドホンに変える時にそこまで変化を感じられない場合があります。
率直に言うと、それは自分の耳が鍛えられていないからです。
耳は音の細かい部分まで集中して聴こうとすることで鍛えられるものです。
例えばあなたは、MP3とWAVの音質の違いが分かるでしょうか?
恥ずかしながら、私はDTMを始めて数年は全く分かりませんでした。
ですが、良いモニター環境を整え、普段音楽を聴く時も細かい部分までしっかり聴こうとすることによって、次第に耳が鍛えられていき、MP3とWAVの違いが分かるようになったのです。
③プロが使う楽器一つ一つの質を覚える
耳が良くなったあなたは、音楽を聴く際にこの曲にはどのような音が使われているのか細かく分析する事が出来るようになっているはずです。
ドラムのKickやSnare、ベースやシンセなどの一つ一つの音に集中して聴いてみましょう。
あとは、その音の「質」や「高級感」知り、自分のDAWで再現するのみです!
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次回はその良い音を、どのようにDAWで再現するかをお話します。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
まとめ
①良い音を作る為には、まず本当に良い音がどういうものかを知ろう
②良いヘッドホンと耳の訓練で、良い音を見抜く力を鍛えよう
③鍛えた耳でプロの音を細かく分析し、自分のDTMに生かそう
実践ガイド
①1万円までの価格帯のヘッドホンでは、うまくモニターすることができないものがほとんどです。
もし今、音楽に投資をする余裕があるのであれば、ヘッドホンを視聴できる場所に行き、2万円~3万円か、欲を言えば5万円程の「密閉型のモニターヘッドホン」を購入することをお勧めします。
②普段音楽を聴いている時から、プロの音源にどのような音が使われているのかをしっかり分析する癖をつけましょう。
前に出るギターやリードシンセの音から、下を這うベースの音、ドラムのキックやスネアやハイハット、奥で鳴っているパーカッションやパッドシンセの音など、楽曲の全てのパートに対して集中して聴くことによって、耳が鍛えられていき、「良い音」というものが次第にわかるようになってきます。
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