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音痴な自分とサヨナラするには
2019/12/15
ボーカル
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ボーカル科講師をしておりますSeikoです。
今日は前回に引き続き、音痴の方が歌いやすくなる方法を書いていきたいと思います。 「音痴は治るの?」とレッスンでよく聞かれますが、音痴を根本から治すのは、私は難しいことだと思っています。 (この詳細は前回の記事を読んでくださいね。)
では、音痴の人は一生音痴なのかというと、そうではありません。
歌い方によって正しい音程で歌うこともできるし、「人に聞いてもらえる歌」を歌うことができます。
今日は、実際に有名ミュージシャンの方もやっている、 正しい音程で歌うコツをお伝えしていきますね。
①「歌いたい」その気持ちが一番大事
ボーカルのレッスンを受けに来られる生徒さんで一番多いのが
「私は音痴で歌うのが苦手。。ずっと上手に歌ってみたかった。」
という方です。
過去に人から、歌について心ないことを言われてしまったり、 勇気を出して通ったボイトレで、厳しい指摘を受けて心の傷になってしまったり、という方も少なくありません。
そういう思いをしながら、レッスンに来てくださった皆様にお話しているのは、
「『歌いたい』という気持ちが、何より大事」 ということです。
苦手な気持ちを持ちながらでも、 諦めずに「歌おう」としている。
その勇気が、「人に聞いてもらえる歌」を歌う第一歩です。
②人気歌手もやっているコツ
この章では、フレーズのアタマの歌い方についてお話したいと思います。
多くの歌手の方もやられているので、 ぜひこれを読んだあとで、自分が好きな歌手の方の曲を聞いてみてください。
フレーズのアタマが子音で始まる時
例えば さしすせそ だったら 「さ」の摩擦音を沢山出します。
有名な曲だと「四六時中も好きと言って」 という歌詞がありますが、 四六時中(しろくじちゅう)の アタマ「し」の 摩擦ででる息の音 を沢山出すと、声を出す準備ができるので音が取りやすくなります。
他の子音にも沢山ヒントがあるので、気をつけて聴いてみてください。
また、
フレーズのアタマが母音で始まる時
あいうえお の前に沢山息を吐くようにしましょう。
例えば、「いつの日か」という歌詞の場合 「ひつの日か」に近いくらい息を吐くと、 流れができるので、音を取りやすくなります。
ぜひお家で一度やってみてくださいね!
③録音で「いいとこ探し」
音痴を克服するのに、
「自分の歌を録音して聞いてみましょう」
と言われることがあります。
この録音ですが、タイミングと使い方が大切です。
自分で自分を音痴だと思っている方は、 自分にとても厳しい方が多いので、 何気なく録音して聞くと、粗ばかりが気になってしまうのです。
録音する時は、出来ないところ・悪いところを見つけるのではなく、
自分の歌の 良いところを見つけるように聴いてください。
ベストな録音のタイミング
①初めて通して歌えるようになった時
②練習で覚えたことを習得して、歌い慣れた頃
をオススメしています。
「①初めて通して歌えるようになった時」
これは後に比較をするために録っておきます。
もし冷静に聞けるようなら、今一番苦手な箇所を見つけて、後の練習に活かしてくださいね。
「②練習で覚えたことを習得して、歌い慣れた頃」
ある程度歌えるようになり、あとは整えるだけ。というタイミングで録音し、①と比べてどこが良くなったか、客観的に聴いてみてください。
出来るようになった自分のことを十分褒めて、そのあとで、苦手な箇所の練習や、もっと「こうしたい」と思うところに表現を付けていってください。
スクールに通っている生徒さんの中には、 毎回レッスンを録音される方もいらっしゃいます。
ちなみに私自身も、先生について歌を習っていたときは毎回録音をしていました。
復習になり、その日に覚えたことがどう活きているのか客観的に見れるので、とても良いと思います。
でも、自分に厳しい方や歌が苦手だと思っている方は、 自分の歌の悪いところばかりを見てしまい、 士気が下がってしまうことがあるのです。
逆効果になってしまうこともあるので、客観的に聴くことに慣れるまでは、ポイントを抑えて録音してくださいね。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめを書き記してあります。
あなたの音楽生活が楽しいものになるようお役立てください。
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
もし気になる事がありましたら質問コーナーでお待ちしております。
Seiko講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
前回の記事にも書いたとおり、 音痴を完全に治すことはできないけれど、 改善して、「人に聞いてもらえる歌」にすることはできます。
もしこのブログを読んでくださっている方の中で、音痴で悩まれている方がいたら、 ぜひ一人で悩まずに、身近な歌の先生に相談してみても良いと思います。
克服するのに多少の努力は必要ですが、大丈夫です! 一緒に頑張りましょう!
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