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津吹龍辰直伝!レコーディング&ミックスコラム 第26回「音量バランスの取り方 骨組み編!ドラムREC」
2019/10/29
レコーディング作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ドラム科・DTM科・レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日に「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。
皆さんこんにちは!
台風過ぎたら、また台風でしたね。
今年はこれで終わって欲しいですね。
だいぶ朝晩は涼しくなってきて、気持ち良い季節になりました。
それでは、26回目まいります。
前回のミキシングから、骨組みを解説していきましょう。
まずは、皆さんが一番懸念されてる生ドラムのバランスです。
少し前に位相の記事を書きました。
これをさらに詰めていきます。
①ドラムを録音するマイクの考え方
ヌケの良いドラムサウンドとして解説していきます。
もちろんわざとモヤかして作る時もありますが、まずはスカッとまいります!
録音トラックは、
キック
スネア トップ
スネア ボトム
ハイハット
ハイタム
ミッドタム
フロアタム
オーバートップ 左
オーバートップ 右
アンビエンス 左
アンビアンス 右
これらの中身を説明します。
まずドラムは、このマイク達すべてを一気に使うので、
考え方は、「各マイクにはすべての楽器の音が入ってる!」
ここ大事です。
このことをかぶりと言います。
僕はこれをかなり生かして音を作ります。
そうすることで暖かく奥行きのあるサウンドができます。
まぁ、ベチベチに近くやる時もたまにはありますw
②キック・スネア・ハイハット(3点セット)のEQ
2.1 キック
bass drumの表に空いてる丸い穴に突っ込んで録ります。
聞いたら分かるかと思いますが、この中の音って、すごいこもって回ってます。
中域だらけです。
ここで中域を切ってスカッとさせます。
そして低音あげてドスってさせてあげます。
内訳的には
300Hz前後くらい:Qを狭くしてざくっとカット
100Hzくらい:上げて低音出す
5-7kHzくらい:アタックを出したかったら、お山くらいのQで上げる
2.2 スネア
スネアは中域なのですが実は低音がすごく大事です。
100Hzくらい:上げるとすごくあったかい深い感じになる
1.5kHzくらい:上げるとパシッとアタックが出てくる
★スネアのボトムトラックに関して
軽くコンプレッサーで潰してあげます。
スナッピーが裏に当たりますが中高域以外は必要ありませんので100Hz以下はカットします。
2.3 ハイハット
この楽器も中高域メインですので、100Hz以下は切ってしまいます。
③3点セットの音量バランスを取る
ここでドラムの3点セットの音量バランスを取ります。
①キックの音量を決める。
②これを聴きながらヌネアを出す。
③ハイハットも出して、バランス取る。
④他の音程楽器を出していくと、抜けてこなかったり、出過ぎたりするのでまたバランス取る。
EQポイントをずらして調和を取ったりもします。
ドラムはベース・ギター・ピアノを足した時にどこの位置(1・2・3・4拍目のどこか)でグルーブしてるかを聴きながら作っていきます。
アレンジによって、ドラムサウンドは変わってきます。
本質はノリです。
気持ち良い音質は良いグルーヴを生みます。
ここで前回のバランスの取り方につながります。
①まず大音量で低音決めて!(ヘッドホンでもいいです)
②そして中高域確認して、
③小さい音でバランスを取ります。音質じゃないですよ!
皆さんもやってみてくださいね!
次回は続きのパーツに行きます!!!
それではまた!!!!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
このコラムでは、いろんな質問もお受けいたしますので、 お問い合わせから僕宛にメールくだされば、お答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
次回は、ドラムの他パートのバランスの取り方をお伝えします!
それでは皆様お元気で! いつもご視聴ありがとうございます。
津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ

まとめ
①ドラム録音時、「各マイクにはすべての楽器の音が入ってる!」と考える。
②キックは中域を切ってスカッと、低音あげてドスっと。
スネアは中域がメインだが実は低音がすごく大事。
ハイハットは中高域メイン。100Hz以下は切る。
③EQが終わったら3点セットの音量バランスを取る!
キックの音量を決める。
→これを聴きながらヌネアを出す。
→ハイハットも出して、バランス取る。
→他の音程楽器を出していくと、抜けてこなかったり、出過ぎたりするのでまたバランス取る。
EQポイントをずらして調和を取ったりもする。
④本質はノリ!
気持ち良い音質は良いグルーヴを生む!
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