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Follow @mushmusicschool正しい息の通り道を覚えよう!巻き舌・タングトリルのやり方
2019/2/12
ボーカル
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ボーカル科講師の伊藤貴也です。
本日は、「正しい息の通り道を覚えよう!
巻き舌、タングトリルのやり方」についてお話させていただきます。
前回の記事で僕は喉が痛くならない方法について書きましたが、実際に試してみていただけたでしょうか。
ある人は喉が痛くなくなったという方もいるでしょうし、まだ喉が痛いという方もいるでしょう。
また、のどが痛いというわけではないけど、なんか声がのびのびと出ていない感じがする、とかもっと声量があるような声を出したいと思っている方いませんか。
今日はそのような悩みを持っている方におすすめな発声方法を説明していきたいと思います。 ぜひ御覧ください!!
①首から下と首から上の2つの分類
今までの記事僕は腹式呼吸のやり方、そして鼻の共鳴のやり方、そして足や背中お尻などの身体全体の使い方、さらには口の筋肉の使い方について説明していきました。
この今までの記事を大きく分けて、実は2つに分類することができます。
それは、
首から下の部分を鍛えるための筋トレ方法
首から上の部分を鍛えるための筋トレ方法
の2つです。
例えば、腹式呼吸のやり方は、首から下の部分であるお腹や肋骨周りの筋肉、横隔膜を鍛える筋トレが主でした。
さらに足や背中お尻などを鍛える筋トレも首から下の筋トレ方法です。
それに対して、鼻腔共鳴のやり方は、鼻周りの筋肉を鍛える方法なので、首から上の部分を鍛える方法。
そして、口の筋肉を鍛えるというのも当然首から上の部分を鍛える方法となります。
このように、上手く歌えるようになるためには、首から下の身体の部分と、首から上の顔の部分をバランスよく鍛えていかなければならないということがわかると思います。
②2つを上手くつなげて一つにしよう
さて、首から下の部分(身体の部分)と首から上の部分(顔の部分)を上手く鍛えていくのはわかったとして、その2つを上手くつなげていかなければなりません。
この時両方の筋肉を一気に使おうとしても実はうまくいきません。
なぜなら人間の脳的に一度に同時のことをやるのは無理があるからです。
2.1 時間軸で考えて行う順番を決める
ではどうすれば良いのかというと、時間軸にして考えて、行う順番を決めるのです。
まず、最初は身体の部分の筋肉から出力していきます。
そして息をきちんと喉の一番奥の上まで持ってきてから、顔の筋肉に出力をかけていきます。
この順序をきちんと守ることで喉が痛くならなくなるのです。
ここで、重要なのは、身体の筋肉の出力からきちんと息を喉の一番上まで持って来る必要があるということです。
そこで、今回は「息をきちんと上まで上げる方法」についてご説明致します。
③一番効果的な方法は巻き舌(タングトリル)
皆さんは巻き舌というのを知っていますか。
巻き舌は別名タングトリルと呼ばれていて、発声練習にとても最適な方法です。
巻き舌のメリットは大きく分けて3つあります。
・息を下腹から上げてこれるようになる
・喉の力、舌の力が抜ける
・肋骨を閉めないで息を吐くことができるようになる
息を下腹から持ち上げないと巻き舌はすることができません。
つまり腹式呼吸ができないと巻き舌はできないのです。
また、喉や舌に力が入っていると巻き舌はできません。
歌う上で特に力を抜いておきたい部分がこの2つなので、巻き舌はこの2つの力を抜くとても良い方法だと言えます。
さらに腹式呼吸の記事の説明でも話しましたが、歌う上で肋骨を開いた状態にし続けるのが大切だという話をしたのを覚えていますか。
肋骨を閉じてしまうと必要以上に空気が抜けてしまうので巻き舌を長時間続けることができなくなってしまうのです。
したがって、巻き舌が長時間続けることができるようになるということは、歌に必要な要素ができるようになっているということなのです。
ぜひこの巻き舌を試して練習してみてください!!
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。
伊藤貴也講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①ボイトレは首の下の部分(身体の部分)と首から上の部分(顔の部分)に分けることができ、それらをバランスよく鍛える必要がある。
②身体の部分と顔の部分の筋肉を同時に使うのではなく、身体の筋肉を使って息を喉の一番上まで持ってきてから顔の筋肉に出力をかけていく。
③正しく息を上に上げる方法として最適なのは巻き舌をすること。
実践ガイド
①歌を歌う時も実は1音1音身体の筋肉を使って、息を上げてから顔の筋肉を使うという意識を持つことが大切です。
特に高い音や低い音を出す時はこれを意識していないと高音で喉が痛くなったり、低音で抜けない声になってしまうので、注意してください!
②テンポの速い曲だとこの意識が追いつかなくなってしまいます。
まずは、ゆっくりの曲で練習するか、または速い曲でもゆっくりのテンポにして練習してみると良いでしょう。
③巻き舌ができない方
まず、舌を前歯よりも少し後ろの上あごの方につけます。
その状態で下腹から思いっきり息を上げて舌を振動させることを心がけてください。
また「さっぽろらーめんとろろいも」を連呼していると巻き舌ができやすくなるという説を聞いたことがあります。
実践して諦めずに何度も練習してみると良いでしょう!!
頑張ってください!
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