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2020/4/23
ボーカル
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール ボーカル科講師をしております多江です。
今日は、自宅でこっそり出来る「高音が出やすくなる練習」をご紹介します。
突然ですが…
皆様、練習の時に楽譜は使いますか?
プロの方・プロを目指している方は楽譜を使う機会もあるかと思うのですが、楽譜に触れたことがないという方もいらっしゃるかと思います。
本日は「ワンランクアップ!楽譜を使った練習」と題して、
楽譜が読めない方向けに、楽譜を使った効果的な練習法をお伝えしたいと思います。
ちなみに前回は、「家でできるこっそり練習」として、楽譜がなくても出来る練習方法をご紹介しています!
ぜひ読んでみてください。
①楽譜は完璧に読めなくても大丈夫!
「楽譜」と聞くと、ハードルが高く感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
音符を読めるようになったり、表現のために書いてある記号の意味が分かったり、楽譜が読めるようになると沢山のことを読み取ることが出来ます。
しかし、まずは楽譜が完璧に読めなくても大丈夫です。
高いところに書いてある音符が高い音、低い位置に書いてあるのが低い音というのはご存知かと思います。
この音符の高さ通りにメロディーは進んでいきます。
カラオケの音程バーが、まさに音符と同じ形です。
今からご紹介する練習は、楽譜を使ってメロディーの形を頭に入れ、メロディーを予測して息を吸うことで体が高音を出す準備をしてくれて、高音が出しやすくなるというものです。
大きな声で歌う必要はないので、可能な範囲の大きさで歌っていただくか、ハミング(鼻歌)でも大丈夫です。
たとえ小さな声でも人は体の様々なところを使って声を出し、歌を歌っています。
体に正しく指示を出して、苦手な高い音も得意になってもらえたら嬉しいです。
②楽譜を使った練習法
それでは練習方法をお伝えします。
①まず、練習している曲の楽譜を手に入れて見てください。
楽譜は、ネットでダウンロードできるものや、コンビニで購入できる「ぷりんと楽譜」、本屋さんに置いているような数百円で手に入れられる楽譜で大丈夫です。
楽譜が手軽に手に入る「ぷりんと楽譜」はコチラ
※「弾き語り」用、音符の下に歌詞が書いてある楽譜を購入してください。
②いつものように曲を聞きながら練習してください。
③メロディーが頭に入ったら、いよいよ楽譜の出番です。
楽譜に書いてある音符が、自分の歌っている歌と同じように上下しているのを確認してください。
ポイントは②と同じです。出来るまで何度かやってみてください。
④続いて、
高くて声が出ない!という箇所の音符に丸をつけます。
⑤丸をつけた箇所の直前、息を吸っているところに印(「V」のようなブレスマークなど)をつけます。
⑥もう一度通して歌ってみるのですが… ここでポイントです!
ブレスマークをつけたところで息を吸うときは、「丸をつけた高音を出すつもりで」息を吸ってください。
すると、高い音が出やすくなるのが分かると思います。
ここで声がすんなり出た方は⑥を繰り返し練習してくださいね。
もし、⑥までやっても上手く行かない時は、直前のブレスマークを3個ほど前まで書き増やして練習してみてください。
ここでのポイントは、 ブレスマークが出てきたら「高音の3つ前でも1つ前でも」丸をつけた高音を出すつもりで、息を吸うことです。
やってみると、いつもより少し音域が伸びるのを実感していただけるかと思います。
ぜひ苦手な曲など、丁寧に練習したいときは取り入れてやってみてくださいね。
※練習中に喉が痛くなる場合は無理をして高い声を出さず、発声方法のノウハウを取り入れてから取り組むようにしてください。
発声方法のノウハウ記事
「最新の腹式呼吸を学ぼう!」
「超必見!!!腹式発声がマスター出来る簡単3ステップ」
「今すぐ確認!?誰でも分かる基本発声の簡単セルフチェック♪」
「一周回ってやっぱり重要なのは◯◯◯◯だった?!」
「ボイストレーニングのおすすめエクササイズとは?」
「正しい息の通り道を覚えよう!巻き舌・タングトリルのやり方」
いかがでしたでしょうか?
下記に補足&まとめを書き記してあります。
あなたの音楽生活が楽しいものになるようお役立てください。
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
もし気になる事がありましたら質問コーナーでお待ちしております。
多江講師の執筆ブログ記事ページ
補足&まとめ
本編でご紹介した練習は、高音だけでなく声が出しにくい音や早いメロディーなど、苦手な箇所全てに応用が効きます。
苦手な箇所に丸をつけて、直前〜3箇所前ほどまでブレスマークを書き入れ、楽譜を見ながら歌うようにしてみてください。
少しずつ楽譜が読めるようになってきたら、楽譜に書いてある記号を調べてみるのも◎です!
記号の意味どおりに歌うことが全てではありませんが、参考に歌ってみると、それだけで苦手な箇所がなくなったり、治ったりすることもあります。
もし楽譜に対して「少し見てみようかな?」と思う気持ちが芽生えたら、ぜひこれを機会に楽譜も練習に取り入れてみてください。
新たな発見が沢山あるので、ますます音楽が楽しくなると思います♪
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