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Follow @mushmusicschool自作曲にコードをつけたい 基礎編
2019/9/6
ギターピアノ作詞・作曲・編曲・DTM
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Follow @mushmusicschoolマッシュミュージックスクール エレキギター科・アコースティックギター科・DTM科講師の村瀬恭久です。
今回は前回の記事「自作曲のデモ音源ってどうやって作るの?基礎編」の続編とも言える内容です。
比較的初心者の方が対象となります。
テーマ
「自作曲のメロディに対してどのようにコードを付けていくか? 」
一般的には「コード進行」というものを理論的に説明する場合、「ダイアトニックコード」や「ドミナントモーション」の理解が前提になります。
しかしここではそれらの概念になるべく触れないでコードを付けていけるようにします。
「コード進行」は深く掘り下げるととても難しい内容になりますが、なるべく簡潔に説明したいと思います。
冒頭部に動画解説。
それ以降は文章・音源での解説になっています。
初級編の記事はこちら
①まずはキーを決めよう
キーというのはその曲の相対的な高さです。
日本語でいうと調です。
カラオケに行ったとき声の高さに合わせて「+3」とか「-1」とかやりますね?
あれがまさにキーの変更です。
キーを変えてもメロディーが変わるわけではありません。
ただ、そこについている音やコードの名前は全て変わります。
もう少し別の言い方をすると
「キー」=「曲が終わった感じがするコード」
と考えることが出来ます。
そのコードを鳴らすと曲が終わった感じがするのがその曲のキーです。
逆に言うとキー以外のコードを鳴らすと「曲が終わってない感じがする」わけです。
②メジャーかマイナーか
曲のキーにはメジャーかマイナーがあります。
極端に言うと全く同じメロディーでも付いているコードがメジャーかマイナーかで雰囲気は変わります。
「曲が終わった感じがするコード」が
メジャーであればメジャーキー
マイナーであればマイナーキー
③最初の音か最後の音が手がかり
どこから進めても自由ですが、今回は曲の1小節目から取り組みましょう。
最初の小節のメロディーの、最初の音か最後の音に注目します。
最初か最後かというのはあくまでも小節内での話です。
メロディーの最初の音か最後の音は大抵コードに含まれている音です。
例:
キーCの曲で1小節目のメロディの最後の音がドだったとします。
考えられるコードは複数あります。
C F Am Dm7 …
他にもありますが一般的にはこんなところです。
これらのコードの候補は一般的にそのキーの「ダイアトニックコード」の中から選ぶことが多いです。
もちろんダイアトニックコード以外のコードを使うことも多いですがここでは基礎的なレベルからお話します。
さてこの中からどれを選んだら良いでしょうか?
どれを選んでも間違いとは言い切れません。
しかし一番しっくり来る可能性の高いコードは「C」だと考えてほぼ差し支えありません。
続くメロディーにもよりますので、色々当ててみて一番自分がしっくり来るコードを探します。
④曲の最初と最後は同じコード
実は曲の最初の小節は曲の最後のコードと同じ事が多いです。
前述のように、キーのコードは「曲が終わった感じがする」でした。
キーC の キーとなるコードはCメジャーです。
Cメジャーの曲は大抵Cで終わります。
ということは必然的に最初のコードも C であることが多いです。
もちろん例外はありますが多くの場合です。
⑤メロディーの最後は大抵構成音
次の小節に移りましょう。
小節内のメロディーの最後がレで終わってるとします。
前述の通りメロディーの最初の音か最後の音は大抵コードに含まれている音です。
キーCで考えられるコードは複数あります。
Dm Em7 G …
続くメロディーにもよりますので、一概には言えませんが、おそらくどれを選んでも間違いとは言い切れません。
色々当ててみて一番自分がしっくり来るコードを探します。
メロディーというのは短いサイクルの中にも起承転結があります。
メロディーの起承転結に沿った形でコードにも起承転結があります。
それらを全部説明しようとすると「ダイアトニックコード」や「ドミナントモーション」の理解が必要になってきますので今回は極基本的な部分に留めます。
いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
ご自身の音楽生活に役立ててください!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てください。
村瀬恭久講師の執筆ブログ記事ページ
まとめ
①「キー」=「曲が終わった感じがするコード」
②同じメロディでもメジャーかマイナーで雰囲気は変わる
③曲の最初はその曲のキーであることが多い
④曲の最初と最後は大抵同じコード
⑤メロディーの最後は大抵構成音
実践ガイド
既存のいろいろな曲のコード進行とメロディを楽譜を見てチェックしてみて下さい。色々な発見があります。
①キーと最初のコードをチェックしてみて下さい。
曲の最初はその曲のキーであることが多いのが分かります。
②メジャーキー・マイナーキーの最後の音をチェックしてみて下さい。
同じ音から始まってもコードが違うことがあります。
③メロディーがコードの何番目の構成音であるかをチェックしてみて下さい。
色々なケースがあることが分かります。
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