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津吹龍直伝!レコーディングコラム 第41回「ティンパニーのマイクの立て方」
2020/3/29
レコーディング
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①ティンパニーの構造
ティンパニーは、アクセントに使われ、音程がある打楽器です。
音程があるために4つくらいの楽器を並べてあります。
4台1組の場合
・小さい方から23ー26-29-32インチ
・チューニング:C4,G3,D3,A2,E2(ド,ソ,レ,ラ,ミ)
と3インチ刻みで並んでることが多いようです。
材質は、ブロンズコパー(胴)やアルミと多種あるようです。
楽器にはそれぞれキーペダルがあって、その楽器の中でまた音程を変えるごとができるのです。
②ティンパニーのマイクの立て方
レコーディングする時は、
4連で並んでる場合
①楽器のそれぞれの間の少し離しめでL,C,Rと立てる
②2トラックにミックスして録音
基本的にマイクを近くにしすぎると、楽器間のバランスが偏るので離しめがベターですね!
③オーケストラホールが作曲の要
これで、オーケストラ全般が終わりなんですが、最後にすっごい1番大事なことがあります!
それは、このオーケストラを演奏してるホールなんです。
一般的には天井に吊りマイクが2本から3本吊ってます。
ホール全体の空気を拾うマイクです。
昨今は、デジタルリバーブでエコーなりを足して臨場感を出してバランスをとりますが、 それって、楽器のエコーをかけてるんですよね。
これはエコーの音がとがって混ざらないことがあります。
クラシック楽器は楽器の基本です。
マイクもエコーもない時代に部屋の響きだけで作曲してバランス取っていたなんてホントびっくりです!
音というのは空気の響き・振動です。
この響きにホールは共鳴して鳴ります!
そして全体を包み込んであのサウンドが生まれます。
最近の音楽は近い音のものが多すぎで、こういったことが忘れ去られがちです。
皆さんも昔の音をもう一回聞きに行ってみてください。
本物の音を聞くことで、音楽感がガラッと変わりますよ!
あれだけの人数が演奏しているのになんでクリックなしでタイミングが合うのか!
いろんなことに気づきます。
機能的価値観からの決め付けは情緒的価値には繋がりません。
第1回目に書いたメッセージがどこにあるのか?
誰のために作るのか?
なんのために聴いて欲しいのか?
2020年からは今までのスタイルでは伝わらないような波動を感じています。
皆さんも流行りの曲も大事ですが、大先輩たちの基本のサウンドを聴いて、見直してみましょう!!!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
このコラムでは、いろんな質問もお受けいたしますので、 お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。
それではまた!!
津吹龍講師の執筆ブログ記事ページ

まとめ
①ティンパニーはアクセントに使われ音程がある打楽器。
音程があるために4つくらいの楽器を並べてある。
②ティンパニー4連にマイクを立てる場合
・楽器のそれぞれの間の少し離しめでL,C,Rと立てる
・2トラックにミックスして録音
③オーケストラを演奏してるホールの響きが作曲の要になっている。
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