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マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

最近はやっと冬らしくなってきましたね。 これも世界中の自粛により地球が元に戻っているのがひしひし感じます。

本日は「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」を解説していきたいと思います。

ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」」


これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」

「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」

 

「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」





 

 

 

①最低限のハイクオリティー・セオリーを守る!

さて、僕は来月もライブ配信が6本入ってきまして、大きなホールやライブハウスで新しい挑戦など、構築に勤しんでる毎日です。

この「ライブ配信」
視聴者はスマホ・パソコンなどでインターネットで観覧することになるのですが、まぁ様々なスピーカーになるので、ほぼバランスはバラバラに聞こえても良いんですね。
僕らが最低限のハイクオリティーのセオリーだけ守って行けば、
「こんなに高音質の配信はないねー!」
って視聴者さんや知り合いにアーティストにお褒めいただいております。

大切なのはバランスなんですよね。
音楽の基本に忠実にです。
音楽の基本3原則は リズム ・ ハーモニー ・ メロディー です。
なので、しっかりハモって、しっかりメロを利かすことなんです。

 

 

 

 

 

 

 

②まずはハウリング対策

僕の手順を説明していきます。

このライブ配信は、

✔︎配信2ミックス
✔︎PAの音響
✔︎ミュージシャンに送るモニター
✔︎マルチトラックレコーディング

です。

この4つを一気にやってしまおうというのだから、神業的に思われますが、やるべきことを一個ずつやって行けばちゃんとできます。

最初にやることはPAのチューニングです。
で、レコーディングと違うとこはPAなんですよ、ハウリング対策です。

マイク立てて、少し大きめにHA(ヘッドアンプ)あげますと、当然ハウリングを起こします。これをわざとやるんですね。
あらかじめモニターに返してやると、ハウります。
ここから、僕はFFT PLOTというアプリでハウってる周波数を探してそのモニターのグラフィックEQでカットして行きます。

そうしたら、ハウリングは大体消えますね。
モニターの返しは、楽器やってる人なら、何を聞いて演奏してるかわかりますよね。
そこをメインに返して行きます。
返す音に関連しているマイクのトラック全てEQして行きます。
ハウルとこはピンポイントなんで思いっきり切っても音質には影響ありません。
生音めっちゃ鳴ってますから分かりません。


 

 

 

 

 

 

 

 

③トータルバランスをとる。レベルは余裕を持たせる

そうして、大体の全体のバランスをとって行きます。

各楽器の音決めの際は軽くモニターに出しておきます。
演奏者に聞こえるようにですね。

そしてバンドに演奏してもらいます。
楽器一個一個のバランスをとります。
ここでは、ハウリングを切ったところ以外はほとんどEQしなくても良い音してるのでいじりません。
基本はハイパスフィルターで100Hz以下は回ってしまうのでここは切っておきます。(こればっかりは昔からEQしないでレコーディングし慣れてまして、助かってますw)

で、バンドに楽曲演奏をやってもらいステージのバランスをとります。
この時にメインフロントスピーカーは出さないんです。
配信バランスが決まったら出します。

次に配信バランス。
これはフロントスピーカーに連結してるのでかなり大事です。
無観客ライブ場合は関係ないですがw
これはいつもミックスしてる感覚なので、サウンドバランスはあっとゆーまに出来上がります。
大切なのはトータルレベルです。
ヘッドルームに余裕持っておけば事故りません。
低音の量感・中域の抜けや広域の艶・エコー感など、しっかり管理します。
ここまでは基本の組み方です。

さて、本番はもっとリアルタイムにバランスを詰めて行きます。
続きは次回に!

 

 

 

 

 

 

 




 






今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ


 

 


 

 

まとめ

①ライブ配信では最低限のハイクオリティーのセオリーだけ守る!
大切なのはバランス!

最初にやるべきことはPAのチューニング!
ハウリング対策!

③バランスをとる時に大切なのはトータルレベル!
ヘッドルームに余裕持っておけば事故らない。
低音の量感・中域の抜けや広域の艶・エコー感などもしっかり管理!



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