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マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

皆さんこんにちは!
前回の回答はいかがでしたか?
基本に戻ってやってみてくださいね。

セオリーズが理解出来ていると、その先の出来上がるものが全く違ってきます
そして、物事一つ一つに意味がどんどん付いて行って、伝えたいことが表現していけます。
僕たち音楽家は、その音楽の要素を音や譜面にして伝えて行きます。
音楽の心の変換器になっていきましょう!

48回目も
「読者や当スクールの生徒から寄せられた質問にお答えしちゃうコーナー!第2弾」

現在もTwitterスクール内で質問を応募しています。
沢山のメールを送って頂きありがとうございました!
皆さん一生懸命音楽に取り組んでるのが良く伝わりました。
かなりのメールでしたので、何回かに分けて回答をお送りしますね。

さて、またまた質問がきていますが、今回は、オーケストラのミックスについての質問に回答します。

 

これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」

「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」




 

 

 

①ストリングス系、ブラス系、木管系(最終的にオーケストラ)のミックスをする時のコツなどを知りたいです。

まずオーケストラという集合体の中身を分解して行きます。

編成的には

弦楽器
管楽器(金管・木管)
打楽器
鍵盤楽器

と別れていきます。

今までの質問で、
「各楽器の単体のEQはどんな設定ですか?」
とかがかなり多かったですね。

考え方として、
複数の楽器で表現してるものって、全部が合わさって1つの集合体なので、 一個ずつバラバラに考えることはしないんです。
だってそっちの方が簡単に理解できますのでw

昔、某ゲーム会社のCMでハムスターのゲームありましたがw
僕はこのシリーズのミックスを全部やってるんですが、みんなフルオーケストラのアレンジでした。
トラックも60くらいあったかなー。。
実はこれのミックスは10分位で作っちゃうんです!


えっ!!!!って思いますよね。
全部フェーダーあげて、その2ミックスにエコーかけて終わりなんです。
あとはマスターレベルを取りますね!

この流れ、どういう意味かわかりますか?
本物のオーケストラを見たことはある方は分かると思いますが、ホールでライブコンサートやってる時にわざわざ楽器一個ずつにエフェクターやエコーかけてないですよねw
オーケストラ全体で演奏してる音にホールは反響してるわけです。

ということは!?
全部まとまった音にエコーかけてってことになります。
これまじ気持ちいんですよ!!!!!!!
まずこれやって見てください!
あ、各音は同じレベルにしてくださいね。

 

オーケストラ打ち込み関連の記事はこちら
「本格的なストリングスの打ち込みってどうやってやるの?」
「和声学、対位法って何?」
「ブラスセクションの打ち込み」
ストリングスの打ち込み・実践編「駆け上がりフレーズ」
「和声学」を超簡単に説明!

 

 

 

 

 

 

 

②オーケストラの定位について


そして定位(PAN)ですが、これ絶対やってくださいね。
各楽器がコンサートホールで座ってる位置をしっかり把握することです。
詳しく知りたい方はYou Tubeでコンサート映像が出てますので、それ見たらわかります。

あと、絶対に一回はホールに行って実際の音を聞いてください!
価値観ガラッと変わりますよ!

これを踏まえて、ミックスする手順は、

★とにかく一個一個の音はいじらない!
①ストリングスなら、各プルトのバランス取ります。 そして、そのパートを重ねて行きます。
バイオリン1定位は
バイオリン2定位は左中
ビオラ定位は右中
チェロ定位は
コントラバス定位は右もしくは真ん中(ベースパート扱いなら真ん中で)
とゆう順で

②金管楽器も木管も打楽器も同じですね。
基本音って低音から高音じゃないですか。
作曲者もそこはちゃんと心地よくなるように譜面を書いてます。
なので響き的にはそのシュチュエーションに合わせてですね。

 

 

オーケストラ関連の記事はこちら
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第11回「リバーブの種類・効果・各パラメーター」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第22回「各楽器のマイクアレンジの位相」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第25回「音量バランスの取り方 基礎編!」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第29回「アコースティックベース・コントラバスの仕組み・録音スタイル」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第35回「バイオリンのマイクの立て方」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第36回「ストリングスのマイクの立て方」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第37回「木管楽器のマイクの立て方」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第38回「金管楽器のマイクの立て方」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第39回「ハープのマイクの立て方」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第40回「クラシックパーカッションのマイクの立て方」
津吹龍辰直伝!レコーディングコラム 第41回「ティンパニーのマイクの立て方」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ミックスの時、ハイハットの音量をどうするかいつも悩むのですが、それを決めるための基準などはあるのでしょうか?

音楽の基本って、リズム、ハーモニー、メロディー、ですよね。
ハイハットはリズム楽器の中の1パートですね。
これはドラムの中にあります。

アコースティックのドラムなら、真ん中だったり少し左だったり、右だったりしますよね。
ハットって、僕の解釈では横の刻みなんですね。
いわゆるノリを出すとこ、これに似たパートはギターのカッティング、バッキングです。
これもミックスの時の定位で変わってきますね。

人それぞれですが、ハット真ん中、ギター真ん中やそれぞれL.R.に振ってみたりいろんな位置で聞いてみてしっくりくるところが、まずは良いでしょう。
生ドラムならシチュエーションに合わせた定位が自然なんでしょうね。
打ち込みなら自由でしょねw
ハイハットの位置で音量感が全然違います。

また、演奏時に裏を聞こえさせたいのか、表を聞こえさせたいか、そのベロシティーもノリを出す大事なアレンジです。
ぜひチャレンジしてみてください!

あとは周波数で聞こえ方が違うのですっごい小さな音でバランスをとってみてください。
取り組んでみた音源送ってください!アドバイスします!

 

 

 

 

 

 

 




 






今回はこんな質問内容でした。
質問はまだまだ来ているので次回以降のブログでお答えします!
いずれは動画でも色々お見せしたいと思います。
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ


 

 


 

 

まとめ

①複数の楽器で表現しているものは、全部が合わさって1つの集合体!
なので、一個ずつバラバラに考えることはしない!


②オーケストラの各楽器がコンサートホールで座ってる位置をしっかり把握すること!
あと、絶対に一回はホールに行って実際の音を聞いてみて!


③ハイハットの位置で音量感が全然違う。
また、周波数で聞こえ方が違うのですっごい小さな音でバランスをとってみて!



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