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マッシュミュージックスクール ドラム科DTM科レコーディング・ミックス・マスタリング科講師の津吹龍辰です!
毎月「9」の付く日「レコーディング・ミックスコラム」を掲載!
レコーディング・ミックスしてるけどなかなかうまくいかない方、レコーディング・ミックスしたい方、レコーディング・ミックスしたことが無い方、レコーディング・ミックスに全く興味が無い方、、
音楽を愛する全ての人に向けて発信していきます。

皆さんこんにちは!
やっと梅雨らしい季節になってきたのか雨もかなり降ってきましたね。
雨も考え方によってはとっても大事なんで感謝しましょう。
大雨とかは人間が作った自然破壊も含まれるのでここも考えるべきですね。

さぁ最近はアナログとデジタルの話が多いのでもう少し突っ込んで、
本日は、「デジタルレコーディング攻略への道!」について語ってみようと思います。


プロの失敗談シリーズ記事はこちら
「第1回目:失敗とは何か?」
「第2回目:失敗の構造と種類」
「第3回目:レコーディング中のミス」
「第4回目:他人の言う事を聞かない」


ライブ配信解説ブログ記事はこちら
「インターネットライブ配信を徹底解説!:ツアー編」

「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの基本原則編」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:PAの本番中の仕事」
「インターネットライブ配信を徹底解説!:現場での急なトラブル」

 

これまでの質問回答はこちら
「第1弾:訓練法・機材関連」
「第2弾:オーケストラのミックス」
「第3弾:マイクについて」
「第4弾:音楽の価値・人生観」
「第5弾:楽器練習・音楽で名を上げる」
「第6弾:自立と依存」
「第7弾:ピッチ補正」
「第8弾:理想の音楽を作りたい」
「第9弾:低音について/伝えることについて」
「第10弾:ミックスの流れについて」
「第11弾:音楽活動をするにあたって」
「第12弾:ライブ鑑賞で意識していること」
「第13弾:ボーカルマイクについて・ギターのミックスについて」
「第14弾:ボーカルの音量・ミックスの着地点」
「第15弾:ボーカルが浮いてしまう・アナログコンプの掛け録り」
「第16弾:ミックスの上達方法を知りたい」
「第17弾:ミックスの完成とは?」
「第18弾:ボーカルの歯擦音に対する考え方」
「第19弾:専門外の楽器をかっこよくする・リバーブの正解」
「第20弾:おすすめのHA・プロの指標」
「第21弾:本番前の行動・ドラム演奏用シューズ・覚悟の決め方」
「第22弾:REC時とMIX時のモニター・自分のミックスが小さく感じる」
「第23弾:リアルタイム書き出し・マイク1本でレコーディング」

 

「プロになるまでの僕の経験」シリーズはこちら
「プロになるまでの僕の経験」第1章の「中学・高校編」
「プロになるまでの僕の経験」第2章「高校時代・進路決め編」
「プロになるまでの僕の経験」第3章「専門学校に入学するためにやったこと・学園生活編」
「プロになるまでの僕の経験」第4章「就職編」
「プロになるまでの僕の経験」第5章「レコーディングスタジオ編」
「プロになるまでの僕の経験」第6章「エンジニア面接、さらに面接編」
「プロになるまでの僕の経験」第7章「新スタジオ工事・セッティング編」
「プロになるまでの僕の経験」第8章「モニタースピーカー調整編」
「プロになるまでの僕の経験〜第9章「新スタジオでの新体験編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第10章「アシスタントエンジニアの修行時の仕事内容編〜」
「プロになるまでの僕の経験〜第11章「アシスタントエンジニアの仕事内容(大規模スタジオ編)〜」





 

 

 

①デジタルは鳴っている周波数帯域が狭い

僕らが自然界で聞いている音って、人間では聞こえない音域がたくさん鳴っているのです。
ある博士が発見したもので7.83Hzが地球から出てる周波数があり、これにより普段鳴っているものが人間の耳に自然と入ってくる説があります。

そもそも人が聞き分けられる周波数は(個人差あり)20Hz~20kHzとされています。
昨今の都市化によりこの7.83Hzも崩されつつあります。
いらない電波が多すぎでw

で、オーディオ機器ではアナログレコーダーの周波数では100kHzまで入っていると言われてます。
こんな広いバンド帯域で聞いたらそりゃ~良い音に感じても仕方ないです。

対して、デジタル機器は入る音に限界があります。
20kHz-20kHzまでなんです。(バンドリミッターって呼んでます)
こんな狭い世界で鳴っていたのです。(プロになるまで知りませんでしたw)

 

 

 

 

 

 

 

 

②ミックスの時より音が悪くなってる?

僕がミキサーエンジニアになったころ、初めてCD用のミックスをやることになりました。
マスタ
リングもお世話になり出来上がったCDをもらった時のことです。
スタジオに持って帰って、ミックスした音源とマスタリングした音源と聴き比べた時、最初に出た答えが「??音悪くなってない???」だったんです。

厳密に言うと音質が細くなって音量が上がってました。
やり方なんでしょうが、これはニューヨークの仕事でも同じことが起きました。
「一体なんなんだ??レベルいっぱいにミックスやマスタリングをする方がいいのか??」(ニューヨークの某マスタリングスタジオはコンプレッサーでないオーサリング法で入れてるから世界で1番音量がでかいのですよ)

普通に日本人がヘッドルームいっぱいにマスタリングしてもパソコンやラジカセで再生すると歪むんですよね。

あ、しょぼい音源をいっぱいマキシマイザーかけたらカッコいい音になるみたいのは論外ですよ。そもそもそれはミックスではないからw

 

 

 

 

 

 

 

③ヘッドルームに余裕を持たせろ!

その疑問も月日が経ってだんだん理解して行きます。

その攻略法として、津吹流のレコーディングとしては、

✔︎レベルいっぱいに録音しない(この時点ではデジタル)
✔︎再生側のアンプで音量を上げれば良い音が入ってるのがわかるようにする

このやり方ですね。

DAWってメーターが2/3くらいから変わりますよね。
僕のマスタートラックの扱いはピークが一番でかい箇所をヘッドルーム(天井)につかないくらいにバランスをとっておくんです。
最近の32ビットなら表示よりもっと上まで入ってるんで戻せますが、24ビット・16ビットでは決め込んでしまうので変更できないんですよね(便利だ32ビット!)

その合間の余裕は再生アンプで音量上げるための余裕です。
波形がオーバーレベルでお豆腐状態では、音が割れてしまうのは当たり前です。
だって割れてるじゃんねw

そこを少しヘッドルーム(天井)に余裕持たせたら再生アンプで上げれるのでとっても深い音が聞くことができます。
映画館のサウンドはそのようなミックスをしているので、すごくレンジ広くて良い音しているのです。

もちろんどのレコーディングセッションでも最初の収録はサンプリングレート96Khz以上でレコーディングするのは必須です。
配信でもそうなのですが、その先にどうやって保存されて、どう変化して、どう聞こえてアウトプットされてるか?
皆さんもここに問題定義を置いてミックスされると、いいかもですね。
納得のサウンドになってるかもですよ!
この先がこうだから、こうしておけばこう変化するといいでしょ!ってなります。
ここ最近の配信ライブもかなり実験しまして、いい感じになってきました。

色々な方のおかげここまでやれてることに感謝しつつ!
それではまた!

 

 




 






今回はここまで、次回に続く!
下記に本日のまとめも書き記してあります。
ぜひご自身の音楽生活に役立ててください!
まだまだ質問募集してるので、お問い合わせから僕宛にメールくださればお答えいたします!!!
是非一度、当スクールレッスンにも遊びに来てくださいね。

それではまた!!

津吹龍辰講師の執筆ブログ記事ページ


 

 


 

 

まとめ

人が聞き分けられる周波数は(個人差あり)20Hz~20kHz
アナログレコーダーの周波数では100kHz。
対して、デジタル機器は20kHz-20kHzまで。


②デジタルレコーディングの際、少しヘッドルーム(天井)に余裕持たせたら再生アンプで上げれるのでとても深い音が聞くことができる!

最初の収録はサンプリングレート96Khz以上でレコーディングするのは必須!
その音がその先で
どうやって保存されて、どう変化して、どう聞こえてアウトプットされてるか?を考えろ!



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